ゲーム概要
『ノー・ストレート・ロード』とは、2020年8月27日に発売された音楽アクションゲームです。物語の舞台は本作の二人の主人公 メイデイとズークが暮らす街・ビニールシティ。この世界には音楽のパワーを電力に変換するシステムが存在し、EDM帝国「NSR」が街の実権を握っています。しかし、ある出来事をきっかけに「NSR」の不正に気付いたメイデイたちは、自分たちのバンド「バンク・ベッド・ジャンクション」のロックで音楽革命を起こす決意をします。
対応プラットフォーム
PlayStation4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / PC(Steam、Epic Games)など
プレイ人数
1~2人(PlayStation4版)
実況プレイ&解説動画
協力プレイ手順(オフラインマルチ)※PS4
今作は、ゲーム開始直後から協力プレイが可能です。二人で遊ぶ際の前準備として、あらかじめPS4に2つコントローラーを接続し、それぞれ別のPSアカウントでログインしておきます。
- ゲームを開始します。(今回は『ニューゲーム』を選択しました)
- セーブデータを作成するスロットを選択します。
- プレイ人数選択画面が表示されるので『2人』の方のアイコンを選択します。
- 操作キャラクターの選択画面が表示されたら、各自のコントローラーを操作して自分のキャラクターを選びます。
- キャラクターを決定するとカウントダウン後に二人プレイモードでゲームが始まります!
レビュー
オススメする点
- 協力バトルが楽しい!
- 魅力的なキャラクターとストーリー
- 全滅してもすぐ復活できる(ノーマルモード以下)
- 協力バトルが楽しい!
音楽とアクションが融合した新感覚のバトルが楽しめる本作。視覚だけに頼らずバックサウンドに耳を傾けることでアクションを起こすタイミングが掴みやすくなっていて、二人プレイ時は同時に攻撃・回避する事が多いです。そのため、リアルで声を掛け合いながらタイミングを合わせ、一緒にアクションを繰り出すのが大縄跳びのようで楽しかったです!また、一撃特化型のメイデイ・コンボ型のズークとキャラクターによってバトルスタイルに個性があり、スキルを取得していくことでそれぞれの個性を伸ばせたり、お互いをサポートするスキルを覚えられるのも協力バトルを楽しいものにしています。なお、我が家の場合はパリィを成功させることで遠隔攻撃用の音符をパートナーに付与できるスキルが重宝しました!
その他にも「変形オブジェクト」の存在が協力バトルにおいて大きな役割を果たしてくれます。アタッカーであるメイデイが変形させたオブジェクトには敵を攻撃するものが、ズークが変形させたものは防御用のバリアを張るものや敵をかく乱するものなどがあり、ハイスコアを狙う際にはバトルの状況に応じてどちらのキャラクターが変形オブジェクトを操作するかが重要になりそうです。
個人的に気に入っているのが「アルティメットデュエット」と呼ばれる必殺技アクションです。メイデイとズーク二人のエネルギーゲージが満タンになっている時にしか使えないという発動条件は厳しいものの、その分効果は絶大で、周りの敵に大ダメージを与えたり、二人のHPを全回復するなど戦況をひっくり返せるほど威力があります。そして何といっても演出が派手なので、見ていて楽しくなっちゃいます!笑
- 魅力的なキャラクターとストーリー
本作の物語を紡ぐのはカラフルで煌びやかなネオンのように個性的な登場人物たち。NSR幹部たちも、そのエンターテイメント性の高さでコンサート会場とストーリーを大いに盛り上げてくれます!ちなみに、街を支配しているという事もあって「NSR幹部は意地悪な人が多いんだろうな~」なんて最初は予想してたんですが…意外にも憎めないキャラクターばかり。主人公たちに攻撃されて「ピギャァー!」って叫んじゃう敵は珍しいかも笑。
でも、ちょっとズッコケた部分がある敵って、プレイヤーの目にはなんだか魅力的に映る気がします。なお、本作は挑戦するアーティストごとに楽曲が用意されていて、どれもカッコイイです!なんだか抜けてる、けれど曲はかっこいいし強い。そういうギャップもキャラクターたちの魅力に繋がっているのかもしれません。
本作の魅力は、ハイセンスな世界観を形にしているグラフィックにもあります。ミニクワサ(電力を供給するために必要なアイテム)を集めるために各エリアを探索すると、どの場所もかなり丁寧に作り込まれていることに気付きます。煌びやかなネオンに包まれ街全体がナイトパーティを楽しむエリア、おしゃれカフェのある緑豊かなエリア、美術館のように洗練されたエリアなど…そのエリアを支配するNSR幹部の特徴によってエリアも個性を持っています。ステッカーが隠してあったり、変形オブジェクトのスキルを取らないと先に進めない場所もあったりするので 物語の途中で少しお散歩するだけでも楽しいです。
- 全滅してもすぐ復活できる(ノーマルモード以下)
ノーマルモード以下ならば全滅しても「このまま続ける」を選択することですぐにその場からやり直すことができます(ただし評価ランクは必ずCになってしまいます)。このおかげでステージのクリア自体はそれほど難しくありませんでした!まずはストーリーを楽しんで、そのあとにじっくりとやり込んでハイスコアを目指す…という遊び方ができるのはとても嬉しいポイントでした。
注意する点
- カメラは1Pを追従する
- バグがある
- カメラは1Pを追従する
2人プレイ時にはカメラが1P側を追従するようになっています。そのため、キャラクター同士が離れすぎるとカメラがすごく遠くなって2Pキャラクターが小さくなりすぎたり画面から見切れたりして戦闘が難しくなってしまいます。キャラクター同士で距離がある場合は画面分割してくれるとありがたかったのですが…><。 なお、この仕様のせいでうまく画面上に目標を捉えられずちゃんとパリィできない時もあり、2人プレイでハイスコアを狙う際のネックだと感じました。
- バグがある
リプレイ時にコントローラーがきかなくなるバグがあり、そのせいで何度か全滅しました泣。何度かリプレイする内にコントローラーが反応するようになる場合と、ゲームを再起動しなければ直らない場合があり、余計に動画のユィヌステージでA評価を取るのが困難でした・・・!笑 といってもバグに関してはアプデで修正されていくと思いますのでそこまで気にする必要はないかと思います~。
協力プレイ環境
PlayStation4本体 | 1台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 2台 |
ソロプレイ時はL1ボタンでキャラ切り替えが可能です。
なお、ステージによっては2人プレイ中でもL1ボタンでキャラクターを切り替える必要がありました。
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 4,500円 ※2020年9月13日時点 |
オンラインサービス | PS Plusに加入が不要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント
新感覚の音楽アクションアドベンチャーです!リズムに合わせてのアクションが難しいけれど癖になる楽しさでした。ノーマルモード以下なら全滅してもその場ですぐにやり直せるので再チャレンジが苦にならないところも良いです。コミカルな登場人物たちに彩られたストーリーと、近未来風のかっこいい世界観にもドハマりしました。あまりによかったのでコレクターズエディション版も購入しちゃいました笑。One Eye Closedのエンディング曲「LOW」もすごくかっこよかったので早速DL購入しました!
妻コメント
「音楽に合わせてアクション」というバトルシステムが新鮮でとても楽しいです!慣れてくると、BGMから敵の行動タイミングを読み取れるようになり、それに合わせてこちらが回避や攻撃を行うタイミングも決まってきます。何度も繰り返すうち、キャラクターが攻撃する時の打撃音すらも曲の一部になって、バトルの中で一緒に曲を奏でているような気分すら味わうことができるのは音ゲー好きな私からするとすごく楽しめた点でした。戦況の優劣によってBGMの曲調がロックとEDMでせめぎ合うのは名演出だと感じました。無機質にたゆたう電子音の中にギターとドラムの熱が合流するともう・・・かっこよくてたまりません!! ストーリー、楽曲、世界観どれもすごく良かったので、エンディング後のスタッフロールを観ながら「もっと遊びたかった…」と久々にゲームクリア後にロスを感じる作品でした。