アバター：フロンティア・オブ・パンドラ

ゲーム概要

『アバター：フロンティア・オブ・パンドラ』は、映画「アバター」の世界を舞台に冒険を繰り広げていく一人称視点のオープンワールド型アクションアドベンチャーゲームです。主な特徴として広大な世界の探索要素、飛行生物でのスピーディな移動や空中戦、キャラクターの強化・カスタマイズシステムなどが挙げられます。

発売日

2023年12月7日

あらすじ

物語の舞台は　豊かな自然に恵まれた美しい惑星「パンドラ」。この星の先住民の種族「ナヴィ」である主人公は、幼いころに人間の民間軍事組織に誘拐され、人間の役に立つ道具として育てられます。しかしとある事をきっかけに自由を手にした主人公は、変わり果てた故郷の姿を目の当たりにし、他のナヴィたちと力を合わせて故郷を取り戻すため戦うことを決意します。

対応プラットフォーム

PlayStation5、Xbox Series X|S、Epic Gamesなど
※2023年12月29日時点

クロスプレイに対応しています。

プレイ人数

実況プレイ＆解説動画（生放送）

協力プレイ手順（オンラインマルチ）※PS5

ゲーム冒頭部分を約4時間程度ソロで進めて、メインストーリークエスト「アラナヘ族」をクリアすることでマルチプレイができるようになります。

招待側

• OPTIONボタンを押してゲームメニューを開いたあと、方向キーの左ボタンを押してシステム画面を開きます。
  
• 「協力プレイ」を選択します。
  
• 「オンラインのフレンド」のリストからフレンドを選択して×ボタンでグループに招待し、フレンドがゲームに参加するのを待ちます。
  
  

参加側

• ゲームに招待されると通知が表示されるのでPSボタンを押して通知を開き、「参加」を選択します。
  
• ローディング後、合流できました！

レビュー

• 圧倒的に美しいグラフィックで広大な惑星パンドラを探索できる

本作の物語は、人間たちによって長年のあいだ軍事施設に囚われていた主人公が施設を脱出するところから幕を開けるのですが、初めて広大な惑星パンドラの風景を見たときには思わず声を上げてしまうくらい美しいと感じました。発光する色鮮やかな動植物たちや空に浮かぶ岩山地帯など、映画「アバター」にも登場したパンドラ独自の生態系が美麗グラフィックによって見事に表現されており、地球とは全く違う惑星に降り立った気分を存分に味わうことができました。

本作のマップは非常に広大で、大まかに分けると熱帯雨林地帯「キングラーフォレスト」、広大な平原地帯「アッパープレーンズ」、霧に包まれた森林地帯「クラウドフォレスト」という三つのエリアが存在します。最初は歩いて探索することになるのですが、ストーリーを進めると翼竜「イクラン」に乗れるようになり、飛行移動が可能になります。空から探索できるようになるとパンドラの風景美を改めて実感でき、一気に探索の楽しさが倍増しました。また、各地の拠点にはファストトラベルができるので快適に探索ができました。

• 感情移入できるストーリー内容

映画アバターの世界が舞台なだけあって、映画本編に勝るとも劣らない壮大なストーリーとなっています。まず本作は登場キャラクターがとても多く、主人公の幼馴染や、ストーリーに大きくかかわる3つの部族のナヴィたちのほか、パンドラを侵略しようとする人間の民間軍事組織、ナヴィに味方する人間たちの「レジスタンス」といったさまざまな勢力が存在し、それぞれの想いが交錯する濃厚なストーリーが展開していきます。また、主人公を含めて登場人物たちの背景描写やキャラ付けがしっかりしているため感情移入がしやすく、さらに敵（人間たち）が分かりやすく嫌なやつなので、ストーリーを進めるうちに自然と「パンドラを守るぞ！」という気持ちになって没入できました。特に、謎が解明されていく中盤から後半にかけてのテンポがよく、続きが気になって一気にストーリークリアまで進めることができました。

• やり込み要素は盛りだくさん、長時間遊べるゲーム

メインストーリーと主要なサブクエストのみをプレイして、クリアタイムは約35時間とじゅうぶん満足できるボリュームでした。また、クリアするだけではマップの半分程度しか探索できていない状態だったため、サブクエストや狩猟、敵基地の占拠などで遊ぶことで長時間のやりこみプレイも可能となっています。サブクエスト数は豊富で、さらに単純なお使いクエストのような感じのものだけではなく、惑星パンドラや各部族に対しての理解が深まったり、登場人物たちにより感情移入できるようなストーリー性のあるものも用意されています。それ以外にも、武器の改造のために素材を集めたり、各地にあるオブジェクトを利用してキャラクターに新たなアクションを追加するといった強化要素があるほか、狩猟で食材や装備品の素材を集めてクラフトができたりと、申し分のないコンテンツ量だと感じました。加えて本作はシーズン制であるため、今後の拡張要素にも期待ができます。

• クエストの目的地が分かりにくく、ストレスを感じる

目的地がゲーム画面にはっきりと表示されるのではなく、スキルを使って周囲を見渡しながら探索する必要があり、クエスト目的地がかなり分かりにくいです。特に本作は高低差のある地形が多いため、気がつかないうちに目的地を行き過ぎていたり、マップ上では目的地付近にいるはずなのになかなか辿り着くことができず周辺を探し回って無駄に時間がかかったりと、ストレスを感じることがありました。またFPSということもあり、画面酔いしやすい方は注意が必要だと思います。例えば敵拠点で通気口などの抜け道を探す際など、広いエリア内を隅々まで探索しなければならない場面があるため、細かいカメラ操作で酔ってしまう方はカメラ感度を調整してみてもいいかもしれません。

• プレイする前に映画などでアバターに関する知識を身につけておく方が良い

本作は映画の第二作目と同様の時系列となっており惑星パンドラに起きたことなど人間とナヴィの置かれている状況などについて詳しく説明をしてくれるようなムービーやオープニングがありません。そのため、プレイ前に2009年公開の映画１作目は最低限見ておくことをお勧めします。実際私たちはゲームをプレイする直前に「2022年公開のアバター：ウェイ・オブ・ウォーター」を観たので、すんなりと世界観に入り込むことができました。

• クエストの難易度は高めだと感じた（難易度ノーマルでも）

オンラインマルチプレイを開始するまでに結構な難易度のミッションがあり、そのクエストは10回以上やり直してようやくクリアできました。そのため私たちは合流できるまでに4時間もかかりました。また、どのクエストもステルスで慎重に目標を達成していくことが求められるものばかりなので、私たちはステルスが苦手なこともあり1人では全然クリアできず…。頑張ってステルスしてみても敵1体にバレると即警報が鳴り、エリア全体の敵にバレて袋叩きにされるので、2人で挑戦してちょうどいい感じの難しさだと感じました。なお、途中でチェックポイントがあるタイプのクエストもあるのですが、あと少しでクリアというところで全滅するとかなり前の状況まで戻されてリスタートになるため、心が折れそうになることもありました…。

オンライン協力プレイの仕様

協力プレイの特徴

1. ゲストプレイヤーとしてマルチプレイ中に完了したクエストは自分のワールドに戻った際にスキップするかどうか選択できる。（クエスト進捗が離れすぎると同期がうまくいかない場合があります）
2. ストーリー進捗が違うプレイヤーともマルチプレイが可能
3. 味方を蘇生可能（近づいてボタン長押し）
4. プレイヤー間で装備やアイテムの受け渡しが可能（その場にドロップできる）
5. 方向キー下ボタンで協力プレイパートナーにも見えるマーカーを設置できる

協力プレイ環境

二人協力プレイに掛かる費用

クリアタイム

約35時間

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」

• ★★★★★

  ★★★★★

ミッションに関してはどれも基本的にはステルス行動が求められるため慎重に攻略していく必要があり緊張感があります。協力プレイ中は敵やオブジェクトにタグ付けなどをして（方向キー下ボタンでできます）場所を教えあいながら進めていくとスムーズに連携が取れてやりやすかったです。映画「アバター」シリーズが好きな方はもちろん、翼竜に乗っての飛行戦なども可能なため、アクション性の高いFPSが好きな方にもおすすめの良作です。

妻コメント

妻「こはく」

• ★★★★★

  ★★★★★

高品質なグラフィックで描かれる壮大なストーリーが素晴らしかったです。映画では語られなかったもう一つのナヴィと人間の物語、というような感じで楽しめました。できれば映画を観てからのほうが惑星パンドラやナヴィという種族についての理解が深まり、さらに本作を楽しめると思います。自分のイクランが可愛くて、乗って空を探索していたり頭をなでなでしているだけでも楽しいです！

公式サイト

アバター：フロンティア・オブ・パンドラ公式サイト

『アバター:フロンティア・オブ・パンドラ』のスコア

7.9

グラフィック

9.5/10

操作性

7.0/10

ボリューム

8.0/10

ストーリー

7.5/10

オリジナリティ

7.5/10

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