目次
ゲーム概要
「ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル リマスター」は、2020年8月27日に発売されたアクションRPGで、2003年に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフトのリメイク版として発売されました。なお本作は最大4人でのオンラインマルチプレイに対応しています。
あらすじ
物語の舞台となるのは、猛毒の瘴気が蔓延した世界。遥か昔__巨大な隕石によって溢れ出した瘴気が大陸を襲い、人々は一度、滅亡の危機に立たされた。絶望に包まれた世界に希望をもたらしたのは、瘴気を浄化するクリスタルの存在。しかし、クリスタルの命も永遠ではなかった…。プレイヤーはクリスタルの命を潤す「ミルラの雫」を求め、クリスタル・キャラバンを率いて冒険へ旅立つことになる。
プレイ人数
1~4人
対応プラットフォーム
Nintendo Switch / PlayStation4 / スマホ(iOS、Android) ※2020年9月5日時点
実況プレイ&解説動画
フレンド登録手順 ※Switch
フレンドコードについて
- 自分のフレンドコードは「ともだち」画面から確認できます。
ワンタイムフレンドコードの発行
- メインメニューから「ともだち」画面を開き、「ワンタイムフレンドコード」を選択します。
- 「ワンタイムフレンドコード」を発行できました!
フレンド申請側
- フィールド画面でBボタンを押してメインメニューを開き、「ともだち」の項目を選択します。
- 「検索」を選択します。
- フレンド申請した相手にフレンドコードまたはワンタイムフレンドコードを教えてもらい、入力します。
- 「検索」を選択します。
- 表示されたキャラクター名が合っているか確認できたら、「はい」を選んでフォローします。
フレンド承認側
- メインメニューを開き、「ともだち」の項目を選択します。
- LボタンまたはRボタンを押して「フォロワーリスト」を開き、表示されているキャラクターを選択します。
- 「はい」を選んでフォローを返します。
- フレンド登録できました!
協力プレイ手順(オンラインマルチ)※Switch
本作では、チュートリアルを終えた直後からマルチプレイが解放されます。
募集側
- メインメニューを開き、「みんなと冒険」の項目を選択します。
- 「募集する」を選択します。
- Rボタンで行きたいダンジョンを選び、募集人数を設定します(今回は2人パーティでダンジョンに挑戦したいので、募集人数を「1人」に設定しました)。
- 募集範囲を「ともだち」に設定します。
- するとフレンドリストが表示されます。その際に、画面上部にある「しばらくたっても募集を『誰でも』にしない」にチェックを入れることで、パーティにフレンドだけが参加できる設定になります。
- リストの中から招待を送信したいフレンドを選択します。
- 「決定」を押します。
- 全ての設定が完了したら「決定」を押し、ルームにフレンドが参加するのを待ちます。
参加側
- フレンドから冒険のおさそいが届いたら、画面左下に紙飛行機アイコンが表示されますので、コントローラーのYボタンを押しておさそいを確認します。
- すると仲間を募集しているルームの一覧画面が表示されますので、紙飛行機マークがついたフレンドのルームを選択します。
- 「はい」を選択してルームに参加します。
- ローディング後、合流できました!各自が「じゅんびOK」のサインを出すことで、一緒にダンジョンに挑めます。
フレンドからのおさそいが中々届かない場合は、街を出入りして読み込みを挟んだり、ゲスト側プレイヤーが自らフレンドのルームを探しに行くことでも参加できます。
レビュー
オススメする点
- 仲間との連携が楽しい!
- 独自の世界観とシステム
- キャラクターデザインが可愛い
- 仲間との連携が楽しい!
リメイク版からの新要素としてオンラインマルチプレイに対応しました。他機種同士でのクロスプレイが可能で、ネット環境があれば遠くにいるプレイヤーと一緒にダンジョンに挑めます!強制PvP要素やマッチング強要などがなく、ソロはもちろん2人や3人だけのパーティも可能なのでカップルや友人同士だけで気兼ねなく&気楽に遊べるのが嬉しいポイントでした。
本作の大きな特徴として挙げられるのが「クリスタルケージ」と呼ばれるアイテムの存在です。このアイテムは、「ミルラのしずく」を貯めるための器としての役割だけでなく、瘴気からプレイヤーを守るバリアのような役割も果たしてくれます。そのため、マルチプレイ時にはパーティメンバーのうち一人がこの「クリスタルケージ」を持ち運び、他メンバーはケージが形成するバリアの範囲内で足並みを揃えながら行動することになります。最初の内は行動範囲に制限があることや、ケージを運ぶ仲間と足並みを揃えることに対してもどかしさを抱いていたのですが(ケージを持っているキャラクターは移動速度が遅くなる)、ゲームに慣れていくにつれて仲間と常に近くで行動することへの重要性に気付きました。例えば突然敵が現れても、仲間がそばにいるおかげで連携が取りやすく、素早く殲滅できます。また、本作に強烈な範囲攻撃持ちのボスが多いことも、クリスタルケージを運びながらのバトルを面白いものにしています。突進してくる巨大なボスを避けつつケージが張ってくれるバリアの範囲内から出ないようにするのは難しいんですが・・・、何処か大縄跳びのようで楽しいんです!笑 そんなこんなで、わーきゃー騒ぎながらどうにかボス戦に勝利できたときの達成感は大きいです。
二つ目の特徴として挙げられるのが「マジックパイル(合体魔法)」システム。本作では魔法と魔法を組み合わせることで強化された魔法や別の魔法を発動することができます!マルチプレイ時は詠唱時に出現するターゲットリング同士を重ね合わせ、出現したメーターの赤枠内でボタンを離すと魔法を唱えられます。同様にして、必殺技のターゲットリングと魔法のターゲットリングを合わせることで魔法剣の発動も行えます。合体魔法の発動には少し慣れが必要ですが、発動できたときには爽快感がありますし、「協力して戦ってる」という臨場感も味わえるので楽しいです。
マルチでのバトル中は、「レイズ」や「ケアル」の魔法を覚えていれば味方の蘇生・回復が可能です。そのため「攻撃役」・「補助役」などの役割分担をしながらの戦闘が白熱しました! また、事前に各自の役割を決めておくことで連携がとりやすく、危険な状況になっても立て直しがはかりやすいように感じました。なお、コマンドリストに食べ物をセットしておくことで自己回復できたり、「フェニックスの尾」をセットしておけばキャラクターが倒れてしまった時に自動的にアイテムが使用され、生き返ることができます。
- 独自の世界観とシステム
本作ではキャラクターにレベル概念がないため、ダンジョン踏破時に入手できる「アーティファクト」をどんどん集めていくことでキャラクターが強化されていきます。この「アーティファクト」にはかなりの種類があるため、全て集めるにはダンジョンを周回する必要があったりと、やり込み要素にもつながる面白いシステムでした。なお、マルチプレイの際にはボーナス条件の評価が高いプレイヤー順にアーティファクトや装備を取得できるという仕組みになっています。これに関しては個人的にはホストだけが良いとこ取りになっていない公平なシステムだという印象を持ちました。
ところで本作は、とにかくBGMが良いです。民族音楽調の長閑でどこか切ない旋律が、瘴気の中で強く暮らす人々の世界観を見事に演出しています。また、ダンジョン踏破の際に送られてくる家族からの手紙も、物語を楽しむ上で大切な要素だと感じました。主人公を気遣う家族からの手紙を読んでいると、主人公がクリスタル・キャラバンの旅に出たのは故郷の村のため、そして大切な家族を守るためなんだろうな…なんて想像をしてしまいます。ちなみに手紙に返事を書くときには何かアイテムを添付することができるので、私はいつも1ギル添付することにしてます。(( 他にも、種族ごとに食べ物への相性(好物度)が設定されているのが興味深いです。好きな食べ物であればあるほど、食べた時のHP回復量が多くなります。なんとバランスよく色んな物を食べることで、苦手な食べ物を克服できるんだとか。私のキャラクターはお肉と果物ばかり食べているせいか、どうやらいまだに野菜が嫌いみたいです…笑。ピンチの時に、試しに苦手な『ひょうたんいも』を食べてみたら、「まずい!!!」と叫んでいたのが印象的でしたw。
- キャラクターデザインが可愛い
四種族×男女×4種類の見た目タイプ=32パターンのキャラクターの中から好きな見た目のキャラクターを主人公にできます。どのキャラクターも見た目がかわいいのが嬉しかったです!!ただし、種族によって能力差があったり装備できるものが違ったりするのには注意が必要です。
注意する点
- マルチプレイ時、ホストのストーリーしか進まない
- ローディングが長い
- コマンドが分かりづらい
- マルチプレイ時、ホストのストーリーしか進まない
折角マルチプレイができてもホストのストーリーしか進まないのがかなり残念でした。家族からの手紙もホストにしか届かなかったり、モーグリの巣はシングルプレイ時にしか発見できないなどマルチプレイの際にできることに制限があるせいで本作の面白い部分を全て仲間と共有しながら楽しむ、というのが難しいです。また、同じダンジョンを周回する時はいいのですが、続けて他のダンジョンに挑戦したいときにもう一度募集を立ててパーティを組み直すという手順を踏まなければならないのもマルチプレイのテンポを悪化させていて勿体ないと感じました。個人的に気になったのが通信のタイムアウトまでが早いという点です。我が家の場合、コントローラー操作をしないまま旦那がルームに参加するのを待っているとそのままタイムアウトしてしまうことが何度かありました…。その後部屋を建て直そうとすると、「連続でマルチプレイのルームを作成することはできない」という旨の警告文がでてしばらくルームを作れなくなってしまいました;:街道の移動時や街での買い物中などもずっと一人きりで、ダンジョン以外ではパーティを組めないというのも「誰かと一緒に遊んでいる」感を薄れさせる原因になっていると思います。
- ローディングが長い
特にゲーム起動時のローディングが長く、無音の真っ黒な画面が続くので不安になります。せめて「読み込み中」の文字表記とかがあればよかったんですが…。ほかにも、フレンドをルームに招待した際におさそいが届くまで時間がかかる場合があり、何度か読み込みを挟んでようやく届いたりとゲームを遊ぶまでにかかる時間が長い印象を持ちました。
- コマンドが分かりづらい
画面左上に出ているコマンドが少し文字が小さいせいで分かりづらいこともあり、頻繁に操作ミスをしてしまいます…。攻撃しようとして別のアクションをしてしまったりするので、アクションを各ボタンに割り当てて使用するような設定にできたらもう少し操作感は良かったのかなと感じました。
オンライン協力プレイの仕様
協力プレイ環境
Nintedo Switch本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
クロスプレイに対応しているため、例えばPlayStation4とNintendo Switch間でのマルチプレイも可能。
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 4,300円×2本=8,600円 ※2020年9月5日時点 |
オンラインサービス | Nintendo Switch Onlineに加入が必要 (※PS4でオンラインマルチプレイをする際にはPlay Station Plusへの加入が必要。 ) |
夫婦コメント&評価
夫コメント
レベルという概念がないせいかキャラクターを育成しているという実感がわきづらいです。その上アビリティの取得などができず、装備によって魔法を覚えたりはできるもののやはりキャラクターのカスタマイズ要素が少ないせいかあまり自分のキャラクターに愛着を持てませんでした。サクッとマッチングしてサクッと解散するような、良くも悪くも、スマホでも気軽に遊べるゲームだと感じました。カップルや友人同士でずっと一緒に遊ぶゲームとしてはやや物足りない印象です。BGMはすごく良くて大好きでした。
妻コメント
世界観が最高で街だけじゃなくダンジョンの雰囲気まで良いだけに一緒に冒険できるのがダンジョン内だけっていうのが残念すぎました…。しかも一緒にストーリー進められない(T_T) でも、連携しながら合体魔法や魔法剣を繰り出すのは面白かったです!ボス戦もそれなりに難しくて、ただ殴っているだけじゃ勝てないので色々試行錯誤しながら二人でなんとか倒せた時はやっぱり達成感あって楽しいです。ストーリー協力ができないので、基本はじっくり一人でプレイして行き詰まったらマルチプレイで挑戦っていう遊び方も有りかもしれません。。。