ゲーム概要
「ブラザーズ 2人の息子の物語」は2020年9月3日にNintendo Switch用のDLソフトが発売されたアクションアドベンチャーゲームです。物語の舞台は悲しくも美しいファンタジーの世界。病に倒れた父親を救うため、「命の水」を求めて兄弟2人は旅立ちます。
なお、もともとはソロプレイ用ゲームとして発売された本作ですが、今回発売されたNintendo Switch版はおすそわけプレイに対応しています。
協力プレイ対応プラットフォーム
Nintendo Switch ※2020年9月19日時点
プレイ人数
1~2人
実況プレイ&解説動画
協力プレイ手順(おすそわけプレイ)
今作は、ゲーム開始後すぐに協力プレイを始めることができます。
- 「プレイ」を選択します。
- 今回は「新規ゲーム」を選択しました。
- 「2人プレイ」を選択します。
- 説明画面が表示されますので、確認したらAボタンを押して進みます。
- 2Pコントローラーを認識させてから1PコントローラーのAボタンを押します。
- ムービー後、協力プレイを始められます!
レビュー
オススメする点
- 役割分担できる協力アクション
- 細かい部分まで作り込まれている
- 役割分担できる協力アクション
どのステージもパズルのような謎解きギミックを含んでいるので、プレイヤー同士で声を掛け合ったり相談しながら遊べるのが楽しかったです!なお本作ではキャラクターごとに出来るアクションに違いがあるため、先に進むためにはお互いの協力が必要不可欠となっています。例えば兄は力があるので大きなレバーを操作したり、弟は小柄なので隙間を通り抜けられたりと、役割分担しながらの協力アクションが各ステージのギミックにとてもマッチしています。操作もとてもシンプルで、移動以外の操作はAボタン(またはBボタン)の長押しのみ。この単純な操作だけで数々の謎解きギミックを楽しめるのはすごいと感じました。
- 細かい部分まで作り込まれている
旅の途中で出会ったNPC、動物やオブジェクトに触れた時、キャラクターによって違う反応を見ることができたりと作り込みがとても細かいです(たとえば兄は他人に話しかけると地図を見せて道を尋ねようとするけど、弟の方は酔っ払いの酒を試しに飲んでみたり、じゃんけんを始めたりする)。そして幻想的な世界観を表現するBGM・グラフィックも素晴らしく、チャプターごとに全く異なる景色の場所を冒険できるため最後まで夢中になってプレイできました。
なお、架空の言語はその意味を正確に知ることはできない分、キャラクターの表情やしぐさをプレイヤーに注視させるのを促す という役割を果たしており、言葉の壁を超えて伝わってくるものの大きさを改めて感じます。物語の構成も非常に綺麗で、まるで童話や寓話を読んでいるような気持ちでプレイしました。
注意する点
- 鬱、グロ耐性が必要
- リプレイ性はほぼ無い
- 鬱、グロ耐性が必要
明るく楽しいだけのファンタジーではないため、ゲーム中には悲しく辛い出来事が起こります・・・。(ストーリーは良く言えば「心打たれる」、悪く言えば「重苦しい」ので、人を選ぶ内容だと思います)また、ダークファンタジーとまでは行かないものの、流血表現やグロテスクな描写があります。虫が出てくる場面もありますので苦手な方は注意が必要です。
- リプレイ性はほぼ無い
エンディングに分岐などはなく、リプレイ性はほぼありません。実績解除をやり込み要素と捉えることもできますが、全ての実績を解除するのにそれほど時間を要さないと思います。なお本作は、リプレイ時でもムービーをスキップすることはできません。
おすそわけプレイの仕様
協力プレイ環境
Nintendo Switch本体 | 2台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 2台 |
Joy-Con横持ち、Joy-Conグリップ、Nintendo Switch Proコントローラーでの操作に対応しています。
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 1,590円 ※2020年9月19日時点 |
オンラインサービス | Nintendo Switch Onlineに加入が不要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント

グライダーで飛ぶのが爽快感があって楽しかったです!他にも兄弟で協力しながらのパズルアクションが面白く、操作も簡単で気軽に謎解きを楽しめるのが良い点だと感じました。物語に関しては悲しい雰囲気が漂っていて、あまりネタバレになるのも良くないのですがかなり辛い出来事もあり、ちょっと人を選ぶ内容だと思います。ですが個人的にはとても好きですし、心に残る素晴らしい作品だと思います。長時間かけてじっくりプレイする大作という感じではないので忙しい方や普段ゲームをしない方もプレイできると思いました。
妻コメント

北欧神話を元に作られた、どこか物悲しくも幻想的なファンタジーの世界が舞台となっています。ストーリーは非常に没入感が高く、場面によって切り替わる音楽・美しい風景も相俟ってどっぷりと感情移入してしまいます。テンポも良く、我が家の場合クリアまでのプレイ時間は5時間程度でしたが、その分中身のぎっしり詰まった作品だという印象を持ちました。個人的におすすめします。