ゲーム概要
『ディアブロ4』は、2023年6月6日に発売されたハクスラアクションRPG。ハクスラアクションRPGの金字塔「ディアブロ」シリーズの第4作目です。シリーズ初のオープンワールド型ゲームシステムを採用しています。本作の主な特徴として、主な特徴として多彩なキャラビルド、5つの地域で構成されるオープンワールドマップ、進化したグラフィック、ランダム生成されるダンジョン、シンプルで爽快な戦闘アクションなどシリーズ作品の特徴を正統進化させたゲームシステムが挙げられます。
あらすじ
物語の舞台は「ディアブロ3 リーパー オブ ソウルズ」の20年後。長きに渡る天界と地獄界の争いにより世界が荒廃し、悪魔や邪悪な生き物たちが大地を闊歩する時代です。そんな中、憎悪の帝王メフィストの娘「リリス」が姿を現します。ただ存在するだけで人々を堕落させる凶悪な力を持ったリリスは、世界を再び闇に包もうとしています。プレイヤーは迫り来る脅威を排除するため武器を手に取り立ち上がり、世界の命運を左右する戦いに身を投じています。
対応プラットフォーム
PlayStation4 / PlayStation5 / Xbox Series X|S / PC(Steam他)
※2023年6月21日時点
クロスプレイに対応しています。
プレイ人数
ローカルマルチ | 最大2人 |
オンラインマルチ | 最大4人パーティ |
実況プレイ&解説動画(生放送)
レビュー
オススメする点
- シリーズ作品内でも群を抜いて没入感の高いストーリー
- 超絶進化したグラフィック
- 更に中毒性の増したハクスラ要素とキャラビルド要素
- シリーズ作品内でも群を抜いて没入感の高いストーリー
ディアブロシリーズは非常に細かく作り込まれたダークファンタジーの世界観が魅力的な一方で、ストーリーが難解だという印象が強く、過去作では「今どうしてこの敵と戦っているんだっけ?」と迷子になりがちでした。しかし本作はそんな先入観を払拭するほど分かりやすく丁寧にストーリーが展開していきます。「リリス(悪魔)がサンクチュアリの創造母であり、イナリウス(元天使)は創造父である」ということを念頭におくことでよりスムーズに理解でき、さらに日本語ローカライズ・吹き替えの出来が素晴らしいのでどっぷりと世界観に浸ることができました。また、キャラクリにこだわれることもあって没入感が高く、エンディングを迎えた後も考察が捗りました。とても続きの気になるストーリーだったので、DLCの発売が楽しみです!
- 超絶進化したグラフィック
ムービーシーンなんかは映画そのもので、ずっと見ていられるクオリティ。ディアブロ3、ディアブロ2リザレクテッドと比べてもグラフィック面に大きな進化を感じました。また、冒険できるエリアとして街・雪山・湿地帯・砂漠など様々な地形が登場しますが細かな部分まで丁寧に描かれていて、例えば光を反射する水たまりの様子や、雪や雨が降る演出などは美しく、その場の空気が伝わってくるような圧倒的な作り込みです。見下ろし視点ではあるものの特定箇所で切り替わる景観カメラ演出などを含めて、FPSゲームにしても全く問題ないと感じるほどグラフィックは美麗です。(そのぶん、グロイ演出のリアリティも上がっています!)
- 更に中毒性の増したハクスラ要素とキャラビルド要素
ゲーム開始当初はなかなかレジェンダリー装備にお目に掛かれませんが、レベルが上がってくるとレジェンダリー装備が出る機会も増えてきて、装備集めがはかどります。加えて、ワールドボス(みんなで倒す大型ボス)やワールドイベント(フィールドで突発的に起こるイベント)でガチャポイントを集めれば、任意の装備部位のレジェンダリー装備を狙うこともできます。なお、ガチャポイントは結構簡単に集まり、感覚的には7〜8回引けばレジェンダリー装備が最低でも1回は出る感じでした。
気軽にビルド変更ができる
レジェンダリー装備にはクラス固有スキルを強化する特性が付いていることがあり、それに応じてスキルの振り方を見直したり、キャラビルドを変えながら遊ぶのが楽しいです。本作は、スキルの振り直しが少額コストを支払うだけでいつでも可能なので、ビルド見直しをためらわずにすむところも良かったです。例えばそれまでは炎魔法メインで組んでいたビルドを、新しく拾った装備の氷の範囲魔法を強化する効果に合わせて氷魔法中心のビルドに変更する、といったことが気軽にできます。さらにクリア後に難易度を「ナイトメア」に変更することでユニーク装備がドロップするようになり、さらに装備集めが盛り上がっていきます!
注意する点
- MMO(オンライン専用)ゲームである事
- PvP可能なエリアエリアがある
- 装備が大量に出るので、荷物整理に時間がとられる
- MMO(オンライン専用)ゲームである事
オンライン専用タイトルという事もあり、街やフィールドで他の誰かとすれ違ったり、ワールドイベント中に誰かが参加してくる可能性があります。またチャット機能もあるので、いきなり話しかけられたり、急にパーティー申請される事もあります(体験談)。そのため、オンラインゲームに慣れていない人だと少し抵抗がある可能性があります。とは言えダンジョンなどはパーティメンバーのみでプレイ可能なので、ストーリーだけを楽しみたい方の場合はさほど気にならないかもしれません。
- PvP可能なエリアがある
本作にはPVP可能なエリアが2か所あります。ストーリー上通ることはありませんが、探索中などで通る際には急に襲われる可能性もあり注意が必要です。ただし、馬に乗って通るだけならめったに襲われない印象で、仮に倒されたとしても(ハードコアモードでなければ)落とすアイテムはPVPエリアで得られる「深紅の砂(憎しみの種)」だけです。このアイテム自体も見た目変更アイテムとの交換用なので、そこまで神経質に考える必要はないと思います。と言っても緩いのはベテランまでで、ナイトメア以上の難易度だとすぐにPKされてしまうこともあります…。
- 装備が大量に出るので、荷物整理に時間がとられる
本作の醍醐味ではあるのですが「この装備はもしかしたら後で使うかも…」と残していたりすると最大まで拡張した倉庫でもすぐにいっぱいになります!装備は敵が大量に出る狩場に行けばすぐに鞄がいっぱいになるほどドロップするので、一旦街に戻って売ったり、鍛冶屋で素材に分解したりする必要があるのですが、狩りの途中で街るのが手間に感じました。私のように変なコレクション意識がある人(最後までエリクサーを取っておいて結局使わないタイプの人間)は、鞄と倉庫の管理におそらくかなり苦労すると思います(50個×4=200スロットでは足りないw)また、2023年6月21日時点では宝石も装備扱いのため(今後のアプデで別扱いになる予定です)、倉庫の拡張がしたくてたまりません。あわよくばインベントリも拡張させて欲しい…!
クリアタイム
約30時間
夫婦コメント&評価
夫コメント
美麗グラフィックで描かれる没入感の高いストーリーと、中毒性のあるキャラビルドシステム、オープンフィールド化したマップ探索など圧倒的進化を遂げたディアブロシリーズ最新作です。クリア後のやり込み要素が充実していて、難易度の解放(ナイトメア、トーメント)、死んだらキャラクターデータが削除されてしまう「ハードコアモード」への挑戦など色々とやることが盛りだくさん。7月からは新シーズンが開幕することもあり、今後の拡張性にも大いに期待できる作品です。
妻コメント
レベル差のあるキャラクター同士でパーティを組んだとしても優れた「レベルシンク」システムによってやりごたえのある戦闘を楽しめます。おかげで最初から最後までずっと敵が強く、レベルを上げたり装備を整えてもずっと苦戦続きでした…w しかし、「まだまだ強い敵がいる」という事実がキャラビルドのモチベにも繋がりました。また、オープンフィールド化したことでMMO感をたっぷり味わえる作品にもなっています。フィールド上で突発的に発生するワールドイベントや巨大なワールドボスとの戦いでは、パーティメンバー以外のプレイヤーとも共闘を繰り広げることができ、無事クリアすると全員が宝箱を取得できるので、盛り上がります。続きが気になるストーリー展開だったので、DLCの発売が楽しみです。
公式サイト
関連記事
-
【PS5】ディアブロ4 協力プレイのやり方(オンラインマルチ・ローカルマルチ)
2023/6/8
ディアブロ4はオンライン専用タイトルなので、プレイにはインターネット接続が必須です。また、各アカウントでBattle.netアカウントを作成する必要があります。※PS Plusなどのオンラインサービス ...
-
【プレイレポート】「ディアブロ IV」のオープンベータ版で協力プレイ!
2023/3/22
2023年6月6日に発売予定のシリーズ最新作「ディアブロ4」。オープンベータ版の先行アクセスが3/18〜3/20まで開催されていたので、オンラインマルチプレイで遊んでみました!協力ゲーム通信を始めるき ...