PlayStation 4 PlayStation 5 Steam(パソコン) Xbox Series X|S

ELDEN RING[エルデンリング]

★★★★★
★★★★★

ゲーム概要

『ELDEN RING』は2022年2月25日に発売されたアクションRPGです。開発元はダークソウルシリーズ等で有名なフロムソフトウェアです。主な特徴として、ダークファンタジーの世界観と、たった一撃でプレイヤーのHPを半分以上削るような強敵との手に汗握るバトルなどが挙げられ、いわゆる「死にゲー」と呼ばれるジャンルに属しています。また本作では過去シリーズには無かった新たな試みとして 広大なオープンフィールドが実装されており、自由度の高い探索が楽しめます。

なお本作は最大3人でのオンライン協力プレイに対応しています(※マルチプレイの際はPS Plus等への加入が必要です)。

対応プラットフォーム

PlayStation4 / PlayStation5 / Xbox Series X|S / PC(Steam)など
※2022年4月13日時点

同ブランドの異世代間でのクロスプレイが可能です(例:PS4とPS5など)。
但し、異なるプラットフォーム間でのクロスプレイには記事投稿時点では未対応です(例:PS4とXboxなど)。

協力プレイ人数

最大3人

実況プレイ&解説動画(生放送)

協力プレイの前準備

アイテムの入手方法

マルチプレイには「褪せ人の鉤指」と「鉤呼びの指薬」という2つのアイテムが必要のため、その入手方法を記載しています。

  • チュートリアルを進めて祝福「漂着墓地」の近くにある遺体をあさり、「褪せ人の鉤指」を入手します。
  • アイテム製作時に必要な素材「落葉花」を拾っておきます。黄色く光っているので比較的分かりやすいです。(エレの教会近くなどに生えています)
  • 祝福「導きのはじまり」から北方向へ進み、「エレの教会」を目指します。
  • エレの教会にいる放浪の商人(赤い服を着ているNPC)に話しかけ、300ルーンを支払って「ツール鞄」を購入します。
  • コントローラーのタッチパッドボタンを押してメニュー画面を開き、「アイテム製作」を選択します。
  • 「鉤呼びの指薬」を選択します。
  • 素材「落葉花」を使って「鉤呼びの指薬」を製作します。

放浪の商人に1000ルーン支払って直接「鉤呼びの指薬」を購入することもできます。

マルチプレイ合言葉の設定

合言葉を設定することで、同じ合言葉を設定している特定のプレイヤーとのみマッチング可能になります。※侵入マルチプレイに対してはこの設定は無効です。

  • コントローラーのタッチパッドボタンを押してメニューを開き、「マルチプレイ」を選択します。
  • △ボタンを押して設定画面を開きます。
  • 「マルチプレイ合言葉」の欄を選択して合言葉(8桁までの英数字)を入力し、R2ボタンを押して確定します。
  • 合言葉の設定が完了しました!同じ合言葉を相方さんにも設定してもらいます。

協力プレイ手順(オンラインマルチ)※PS5

参加側(ゲストプレイヤー「鉤指」)

  • コントローラーのタッチパッドボタンを押してメニュー画面を開き「マルチプレイ」を選択します。
  • 画面左部のアイテム欄の中から「褪せ人の鉤指」を選択して使用します。
  • すると自分が立っている場所に召喚サインが書き出されます。

招待側(ホストプレイヤー「鉤指の主」)

  • 相方が召喚サインを書いた場所の近くまで行き、タッチパッドボタンを押してメニュー画面からマルチプレイメニューを開き「鉤呼びの指薬」を選択して決定ボタンを押し、使用します。
  • すると地面に金の召喚サインが浮かび上がってくるので、近くに行って△ボタンを押します。
  • 相方のキャラクター情報が表示されますので、確認後に「OK」を選択して相手を召喚します。
  • 召喚後、協力プレイを開始できました!参加側プレイヤー(鉤指)は、協力プレイ中はオレンジ色の霊体のようなビジュアルになります。

エリアボスの討伐が完了したエリアでは鉤指を召喚できません。また2人ともエリアボスの討伐を完了させたエリアでは合流できなくなります。

レビュー

オススメする点

  • 広大なオープンフィールド
  • ボリュームたっぷり遊べる
  • 多様なキャラビルド
  • 広大なオープンフィールド

グラフィックのレベルは現存するゲームの中でも最高レベルです。質感を感じる草木や石造りの建造物はもちろん、使いこむほどに色味が変わる装備品や遠景など、細部に至るまでこだわりを感じるグラフィックによって没入感の高いゲーム体験ができました。特に感慨深いのは、暗い洞窟の先に見えるかすかな明かりを辿って新たな土地に辿り着いた時。暗闇を抜けたあと、最初に視界に飛び込んでくる景色は ある時はこの世界に聳える黄金樹の光に溢れていて、またある時は赤く荘厳な夕陽に包まれています。それはまるで不安と高揚が綯交ぜになった"冒険"の感動をそのまま映し出しているようで、とても美しいです。

探索中、思わずスクショを撮りたくなるような風景に何度も出会いました。

マップと睨めっこしながら次の目的地を目指し進むなかで「本当にこの道で合ってるのかな…」と迷う事もあれば、「見た事ない新しいエリアに入れた!」なんて嬉しい驚きがあったりと、死にゲーというジャンルの枠を飛び越えてオープンワールドゲームの面白さを味わえました。さらに、どのエリアから進めても良いというオープンワールドならではの自由度の高さにより、十人十色の攻略法があるところも本作の大きな魅力です。

  • ボリュームたっぷり遊べる

「50時間もあればクリアできるかな?」などと生温い予想をしていたのですが、私たちの場合クリアまで何と140時間もかかりました(?!)。MMO以外のゲームでここまで長時間遊べるのは正直破格だと思います。その上クリアしたと言ってもいまだにマップ解放されていないエリアが残っているという濃厚ボリュームっぷりです。ですが、まだ未知の場所があるという事に対し「YATTA!まだまだエルデンリングを遊べる!!」と感じるほどに探索が楽しいです。

新たな土地で、見たことの無い強敵に挑みます。仲間と共に!

本作のフィールドには新たな道やダンジョン・建造物など好奇心を擽られる場所が沢山あるため、探索すればするほど探索したい場所が見つかるというループが発生します。その結果として私たちの場合は140時間という数字になりましたが、それでもまだ隅から隅までは味わい尽くせていない為 もっと遊べる作品であるという事をお伝えしておきたいです。さらに本作はマルチエンディングの形式を採用しているほか、ストーリーやサブストーリーなどにも分岐要素があるのですが、2周目からは強くなったキャラクターをそのまま使ってニューゲーム状態で遊べるので、エンディングパターンを全て見たりトロコンを目指したい人にもとてもオススメです。

  • 多様なキャラビルド

まずはキャラクリに細かさに驚きました。性別、顔の詳細な部位や体格、髪の色、肌の質感などとても細かく設定可能で、ネタキャラ~美男美女まで幅広く作って遊べます。しかもゲーム開始後も見た目を変更できるので、手に入れた防具に合わせて見た目変えてみたりと好きなだけこだわれます(嬉)。

あまりに細部まで設定できるのでキャラクリだけで2時間遊べました。

さらに武器種が多く、その上どの武器にもしっかりと個性があるので「どの武器をメインにしようかな…」と終盤近くまで迷えるほどの選択肢があります。またボスがドロップする武器は見た目も戦技もカッコ良いので「この武器に決めた!」と思った次の瞬間、別のボスのドロップ武器を試して「やっぱりこっちにしよう!」となる事も何度かありました(笑)。

キャラビルドも多彩で、近接特化はもちろん魔法や祈祷などを用いた遠距離攻撃に特化したビルドや、「魔法も武器も使いたい」を叶えてくれる欲張りビルドも可能です。我が家の場合、旦那は脳筋ビルド(生命力と筋力特化)でプレイし、妻は一度は知力を手にしましたが敵をばしゅばしゅ出血させられるカッコいい刀を手に入れた瞬間に知力を捨てて刀を取りましたww

お気に入り武器の戦技「崩壊波」。エフェクトがカッコイイです!

なお本作はゲームプレイ1周目でもステータス振り直し用アイテムが複数手に入るので比較的振り直しがしやすく、柔軟にステータス強化が楽しめるところも良かったです。外見の変更要素なども含めて、キャラビルドの幅広さはとても大きな魅力だと感じました。

注意する点

  • 侵入マルチプレイによる強制PvPがある
  • 最初から最後までずっと一緒にプレイできるわけではない
  • 序盤で諦めてしまうと勿体ない
  • 侵入マルチプレイによる強制PvPがある

協力プレイ中には敵対プレイヤーの侵入による強制PvPが発生します。現時点では侵入機能のON/OFF切り替えなどはできないので、マルチプレイ中はボスエリア以外のほとんどの場所で侵入されます。とは言っても対人戦では少なくともプレイヤー2人VS侵入プレイヤー1人という構図になるはずですので、敵NPCがいる場所まで誘い込まれたり、不意打ちをされたり、バグを利用して瞬殺されない限りは寧ろ侵入を受けた側が有利な戦闘に発展すると思います。

侵入者は赤色の霊体のようなビジュアルです。

望まない対戦を強いられる事に関して私個人としてはちょっぴりネガティブな捉え方をしてしまう侵入PvP要素ですが、ポジティブな面も勿論たくさんあります。例えば侵入者さんは強くてプレイングスキルの高い方ばかりなのでその立ち回りを間近で見れることは自分自身のプレイングスキル向上にも繋がりますし、どんな戦技を使ったり、どんな装備をしているのかと言ったキャラビルドも非常に参考になります。なお、なるべくPvPの機会を減らして協力プレイを楽しみたい場合は 探索などは基本的にソロで行い、ボス直前で合流するのがおすすめです(ボスエリアにプレイヤー全員が入ったら侵入者さんには強制的に帰って貰えます)。

  • 最初から最後までずっと一緒にプレイできるわけではない

マルチプレイでストーリーボスを討伐しても、参加側プレイヤーのストーリーは進みません。そのため進捗を合わせながら2人で一緒にゲームを進めていきたい場合、同じボスを2回倒す必要があります(討伐完了後、招待役と参加役を交代して再度討伐すると進捗を合わせることが可能です)。なお、エリアボスの討伐が完了したエリアでは助っ人プレイヤー(鉤指)を召喚できなくなります。例えば2人ともエリアボスの討伐を完了させると、そのエリアではマルチプレイができなくなる点には注意が必要です。さらにマルチプレイ中はエリアをまたぐ移動ができないので一度解散してそれぞれが目的エリアに到達後、再度召喚する必要があります(ダンジョンエリアも含みます)。ほかにも 祝福や鍛冶屋、円卓といった利用できない施設があり、レベルアップなどの操作をしたい場合は一旦解散する必要があります。また本作には、ソロプレイ時にしか挑戦できないソロ用のボスやソロ専用エリアが複数存在します。

マルチプレイ中は別エリアとの境界に白い霧が現れ、その先には進めなくなります。
  • 序盤で諦めてしまうと勿体ない

一番最初のボス「マル○ット」との戦いが始まってすぐに、旦那も私も理解しました。「コイツ…はちゃめちゃに強えボスだ…!」攻撃を一度でも喰らうと体力はごっそり削られ、それに対してこちらから与えるダメージと言えば雀の涙ほどのもの。あっさり負けては再挑戦、と何度も戦闘を繰り返す中でどうにか半分まで体力を削っても、やはりそこからの敵の猛攻に堪えられず防戦一方になり、結局敗北…。やがて、どこか虚ろな瞳のゲーマー夫婦は画面を赤く染める「YOU DIED」の文字を見つめながら考えました。「やっべーゲームに手を出しちまったのでは」「本当に我々にクリアできるのか?※1

戦い、そして死ぬ。英雄も王も、そこからしか生まれない。でも流石に負けすぎて泣きたくなる事もある。

こうして分かりやすく死にゲー、否、"フロムソフトウェアのゲーム"の洗礼を受けた私たちでしたが、一旦ボスの事は忘れてオープンワールドの広大なフィールドを冒険し、レベルを上げたり装備を整えて再挑戦した時の「俺たちは強くなって帰って来たぜ!」感。そして苦戦の末に勝利するあのすさまじい達成感を味わったときに、もう後戻りはできないなと感じました。その時すでに私たちは、本作の虜になっていたからです。もしもアクションに自信がなくても、本作の場合レベルを上げてしっかりと準備すればどんな敵にだって勝てます。それは協力ゲーム通信が実際にクリアまでプレイして、ライブ配信で証明しています。ですからファンタジーを愛する全ての方に「ELDEN RING」を手に取って頂きたい、そしてそこにある協力プレイの楽しさを味わってほしいです。序盤で諦めてしまうのは、絶対ぜ~~ったいに!勿体ないです!!

※1 当時、連敗によるダメージは精神面にまで及んでいた。

オンライン協力プレイの仕様

協力プレイの特徴

  1. マルチプレイ中には敵対プレイヤーがワールド内に出現し強制的にPvPバトルが開始される「侵入」という要素があります。(設定などで無効にすることはできません)
  2. 一緒にボスを倒してもゲスト側のストーリーは進みません。
  3. エリアボスの討伐が完了したエリアでは召喚(助っ人プレイヤーを招待)できなくなります。
  4. エリアをまたいでの移動はできません。
  5. エリアボスの討伐が完了するとマルチプレイが強制終了します。
  6. 死亡した味方は蘇生でません(再度召喚し直す必要があります)。
  7. マルチプレイ中は「祝福」「霊馬」「遺灰」「円卓」「鍛冶屋」「転送門」が利用できずファストトラベルもできなくなります。
  8. 参加側プレイヤーは宝箱を開けられません。
  9. 参加側プレイヤーは回復薬の使用回数が減ります(実際の所持数の半分になります)。

協力プレイ環境

PlayStation5本体2台
ソフト2本
コントローラー2台

二人協力プレイに掛かった費用

ソフト代9,240円×2本=18,480円 ※2022年4月13日時点
オンラインサービスPS Plusに加入が必要

メインストーリーのクリア時間

140時間(多数のサブクエスト含む)

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

我が家は2人揃ってアクションゲームが苦手なので、ゲーム開始当初は不安しかありませんでした。ですがまさか、死にゲーをプレイする中でオープンワールドの楽しさを再認識することになるとは思ってもみませんでした。「行き詰った時には別の場所を冒険すればいい」という革新的な選択肢が加わった事により、単なる死にゲーには留まらない幅広い楽しみ方が可能となっており、気付いた時には沼に浸かるようにエルデンリングの世界にドハマりしていましたw色んな武器があるので様々なキャラビルドを楽しむことができ、多彩なコンテンツ(武器強化やダンジョン攻略、宝箱探しや隠しボスの討伐などなど)のおかげで探索の延長としてレベル上げができました。欲を言うならばエリアボス討伐後も一緒に探索できるようにしてほしかった…PvP要素に関しても負けたあとに経験値を失わずに済むような「侵入された側」のペナルティが減ると、もっと協力プレイがしやすくなると思います。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

本作をプレイすると、強敵との戦いの最中に笑っている自分がいます。とにかく戦いが楽しくて、命を奪うかそれとも奪われるかの駆け引きが身体を熱くしてくれるからです(脳筋狂戦士)。戦闘では魔法で隕石を落としてみたり、刀を振り回してみたり、火炎ブレスを吐いてみたりと色んな戦い方が楽しめます。また、どのエリアから進めてもOKというオープンワールドならではの自由度の高さにより十人十色の攻略方法が楽しめる所も魅力的でした。さらに神話を継承する物語は、壮大な世界観を通じて深い考察を促してくれました。あまり多くは語りすぎず、しかしながら想像の余地も与える匙加減は絶妙だったと思います。誰かと一緒に力を合わせて これほど真剣に何かに挑戦できるのは最高なんだと言う 協力プレイの楽しさを再確認できると同時に、そこから生まれる熱量を途切れることなく味わえる神ゲーです。そして、アクションゲームの真髄でもある戦いの実感を肌で感じられる最高傑作だと思います。一度褪せ人となった者はきっと、ふとした瞬間に祝福の記憶を思い出し、何度だって狭間の地に舞い戻る事になるのでしょう…というわけで私も、2周目行ってきます!

公式サイト

『ELDEN RING』のスコア

9

グラフィック

9.0/10

操作性

8.5/10

ボリューム

10.0/10

ストーリー

8.5/10

オリジナリティ

9.0/10
  • この記事を書いた人

協力ゲーム通信

二人そろって幼稚園児(年長)時代に無事ゲーマーデビューを果たし、それ以来の人生をゲームに捧げてきたヘビーゲーマー夫婦です。カップルやフレンドだけで楽しめる協力プレイ可能なゲームをじっくりプレイした上でレビューします!

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