Steam(パソコン) Xbox Series X|S

DYSMANTLE

★★★★★
★★★★★

ゲーム概要

『DYSMANTLE』は、2021年11月16日にSteam版が発売された見下ろし視点のクラフトアドベンチャーゲームです。本作の主な特徴として、文明崩壊後の荒廃した世界での探索や、豊富なやりこみ要素、そしてオブジェクトの破壊が新たな物作りにつながる素材収集とクラフトシステムが挙げられます。

なお本作は最大2人でのオフラインマルチプレイに対応しています。

あらすじ

物語の舞台となるのは人類が滅亡し、終末を迎えた後の島。世界に崩壊の危機が訪れた時、主人公は自分だけのシェルターに身を隠しましたが、それから何年も経ちとうとう食料の備蓄が尽きる時が訪れました。地上に出る事を余儀なくされた主人公は、東にあるという避難所を目指して安全なシェルターを後にします。数年ぶりに見る地上の風景は以前とは全く違うものでした。活気のあった街は植物に覆われ、住んでいた人間たちは獰猛なクリーチャーと化し、襲い掛かってきます…。プレイヤーはこの危険な土地から脱出するため、武器を手に取り島中を奔走することになります。

対応プラットフォーム

Xbox Series X|S / PC(Steam)など
※2022年1月28日時点

プレイ人数

2人(オフラインマルチのみ)

実況プレイ&解説動画(生放送)

協力プレイ手順(オフラインマルチ)※Steam

ゲーム開始直後から協力プレイが可能です。

  • ゲームパッドのビューボタンを押してゲームメニューを開きます。
  • 「協力プレイ」を選択します。
  • 2PゲームパッドのYボタンを押します。
  • 2人目のプレイヤーがゲームに参加できたら、「協力プレイを始める」を選択します。
  • 2人協力プレイを開始できました!

Xbox One用コントローラーをゲームパッドとして使用した際の操作を記載しています。

レビュー

オススメする点

  • 破壊とクラフトが密接に関わり合うゲームシステムが面白い
  • ゲームバランスが良く、インディーゲームと言えど完成度が高い
  • ストーリー以外にもやりこみ要素などの多彩なコンテンツがある
  • 破壊とクラフトが密接に関わり合うゲームシステムが面白い

草木から始まり車や建物の外壁に至るまでほぼ全ての物が破壊可能で、初期装備であるバールでは比較的小さな物しか壊せませんが、コップならセラミック、ポリバケツならプラスチック、といった風に破壊した物の種類に応じてさまざまな素材が手に入ります。そしてそれらの素材を利用すれば新たな破壊用の道具をクラフトできます。バールでは歯が立たなかった巨大なオブジェクトも次第に壊せるようになり、新たなエリアの開拓に繋がりました。このように、本作の根幹には「破壊によってクラフトが可能になり、クラフトがまた新たな破壊を可能にする」という循環サイクルがあります。その単純な工程の繰り返しによって徐々に出来る事が増えたり、どんどん利便性が向上していくという仕組みが非常に良くできており、同じ素材を集めるにしてもゲームの進行具合によって方法や難易度が変わったりと、やっている事は変わらなくても毎回違うゲーム体験ができるところに本作の魅力を感じました。

  • ゲームバランスが良く、インディーゲームと言えど完成度が高い

目立ったバグなどが無く操作性もシンプルで、PC版もゲームパッドの操作にもしっかりと対応しており、インディーゲームとは言えとても完成度の高い作品です。私たちの場合クリアまで50時間程度プレイしましたが、この価格でここまで長時間遊べるのはコスパも良いと思います。なお2人協力プレイでもゴリ押しするのが難しい絶妙な設計になっており、いきなり強敵エリアまで遠出しようとしても道が崖になっていたり橋が壊れていたりとマップ構成がよく考えられているのでどう足掻いても迂回を強いられ、基本的にショートカットができません。そのため、ふつうにストーリーを追いかけているだけでもほぼ隅から隅まで探索する事になり、マップを広く使うのがとても上手なゲームだという印象を受けました。さらに本作は、戦闘・破壊・クラフトといったキャラクターの行動に応じて経験値を取得できる仕組みになっており、レベル上げのために特別に何かをしなくてもどんどんレベルが上がっていきます。こうした秀逸なゲームバランスのおかげで、ゲームが得意な人も、そうでない人も同じようなゲーム体験ができそうな所が良いと感じました。本作は、プレイスキルでサクサクと進めてクリアしたい人にはあまり向かない一方で、コツコツと積み重ねて入念に準備を整えるのが好きな人や、徐々にできることが増えたり利便性が向上していく事に達成感を味わえる人にオススメのゲームです。

  • ストーリー以外にもやりこみ要素などの多彩なコンテンツがある

エリアの数が多く、特定の素材を探し求めて色んなエリアを行ったり来たりする必要もあり、探索だけでも長時間遊べる印象を受けました。マップ内には世界観の補足となるサブクエストや、仕掛けに挑戦することでレアアイテムの手に入る遺跡、指定アイテムを必要個数集めて納品するやりこみ要素やタワーディフェンスのような防衛戦などもあり、クリア後も楽しめるコンテンツが多彩な事も本作の特徴だと感じました。特に謎解き要素はどれも本格的で、ストーリー進行にもそういったギミックが絡んで来ます。 基本的にゲームプレイは破壊とクラフトというシンプルなアクションの繰り返しになりがちなので、たまに立ち止まってじっくり考えるコンテンツがある事でゲームに緩急が生まれているところが良かったです。さらに、エリア間の移動を楽にしてくれるファストトラベル機能や、モンスターのリスポーンを止める機能などもあり、それらを解放すると探索は快適になっていきました。

注意する点

  • 説明が少ないため、初見プレイ時は迷ったり悩む時間が多くなりがち
  • 移動がしんどい
  • バトルが単調で盛り上がりに欠ける
  • 説明が少ないため、初見プレイ時は迷ったり悩む時間が多くなりがち

ゲーム内に丁寧なヒントや解説などはなく、チュートリアルのようなサブクエストは存在するものの教えてもらえるのは基本操作くらいなので、ほっぽり出された感はやや強めです。例えば、レシピの説明文を読んでもどういうアイテムなのかが分かりづらく、そのアイテムが必要な場面に直面したり、実際に作って使用しなければアイテムの機能を理解できません。そのため特にレア素材を使って作るアイテムの場合、ここで素材を使ってしまったら勿体ないかも?と感じてなかなかクラフトに踏ん切りがつかず、後から作って恩恵を受けた時に「もっと序盤から作っとけばよかった…」と後悔することがありました。なおクラフトレシピは、手前のレシピをクラフト済みにしなければそこから派生する別のレシピを解放できない所も勝手が悪いと感じました。その他にも、開け方が分からないせいで私たちがクリア直前までスルーしていた宝箱「時限式クレート」や、動物を手なずける要素などもあるのですが、こちらも説明はなく自分で実際に試しながら把握していくような形になっており不親切です。一言でも良いので説明があれば、もっと早くから多くの機能を理解して本来の楽しみ方ができるプレイヤーが増えると思います。

協力プレイの際に気になったこと

2Pは1Pのクローン的な存在のためキャラクターの見分けが付きにくいです。装備によってはリュックの色くらいしか違うところがなく、パートナーのキャラクターと自分のキャラクターを見間違えて頻繁に操作ミスが発生しました。さらに、基本的に寒冷地ではコート、砂漠地帯では涼しい恰好という感じで活動しているエリアに合わせてほぼ装備が固定されてしまうので、余計に外見が似通いやすく、キャラクターごとの性能にも個性を持たせづらいです。また本作ではキャラごとのスキル振りなどは不可能で、レベルアップ後にキャンプをしらべると一括で行われます(選んだスキルの効果がどちらのキャラクターにも反映されます)。なので1Pは戦闘要員、2Pは採取や農業要員にするといった育成分けはできないことに注意が必要です。

  1. 移動がしんどい

プレイ中はずっと移動していた記憶があるほど移動させられることが多いため、たとえば馬など何らかの移動スピードを上げる手段があれば良かったのでは思います。さらに本作のファストトラベル機能はどこからでも利用できるわけではなく、各エリアに一つだけある「リンクタワー」という建物を通じてしか利用できないため、ファストトラベルをするためにまずはじめに「リンクタワー」まで移動する必要があり、本末転倒とはいかないまでも、痒いところに手が届かないもどかしさがありました。また、マップが見づらく、拡大して確認しないとどことどこが繋がっているか分からない所も不便に感じました。

  • バトルが単調で盛り上がりに欠ける

クリーチャーの種類があまり多くないため戦闘がどうしても単調になりがちでした。加えて各ボスにギミックなどがなく、ただ回避しながら攻撃するの繰り返しで倒せてしまい味気がないです。バトルがメインのゲームではないため仕方ないのかもしれませんが、このシンプルさを良いと感じる人もいれば物足りないと感じる人もいると思います。タワーディフェンス的要素に関しても、それなりに準備しておけば呆気ないほど簡単に勝利できてしまうので、緊張感のある戦闘を求める方には不向きのゲームかなと思います。なおアクションとしては通常攻撃のほか、パワーアタック(チャージ攻撃)、回避が可能ですが、かっこいい必殺技などはなく、爽快感はほぼ味わえませんでした。

オフライン協力プレイの仕様

協力プレイの特徴

  1. いつでもどこでも協力プレイを開始または中止可能
  2. お互いを蘇生することはできない(キャンプに触れると復活する)
  3. HPゲージは1Pが青、2Pが赤。ミニマップ上の矢印も同色
  4. 1つの画面を共有しての2人プレイ
  5. キャラクター間で離れられる距離に制限有り
  6. 1Pも2Pも重要アイテムを拾ったり調べたりできる

協力プレイ環境

PC1台
ソフト1本
ゲームパッド2台

二人協力プレイに掛かった費用

ソフト代2,050円 ※2022年1月28日時点
オンラインサービス不要

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

飢え・渇きといったステータスの管理は必要ないですが、気温への対処に関してはかなりシビアです。寒い地域では温かいコートと帽子を装備した上で湯たんぽまで持ち歩く必要があり、それだけ重装備でも徐々に凍えて体力を奪われていったりと、エリアによって探索の難易度がぐっと上がる印象を受けました。マップ構造も難しく、それが良いところでもあるのですがゴリ押しできないゲーム設計になっています。夫婦二人して迷子スキルが高いこともあり、メインストーリーのクリアだけでも50時間かかりました…w 二人で協力してプレイしているからといってめちゃくちゃ攻略タイムが早くなるタイプのゲームではないためさくっとプレイしたい方は注意が必要ですが、徐々に新しいエリアを開拓してできることが増えていくというゲームバランスが丁度良く、コツコツ進めていくのが好きな方にはぴったりのゲームだと思います。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

とても完成度の高いインディゲームで、メインストーリー以外にもサブクエストや謎解きコンテンツなどがあり、クリア後もやり込み要素で遊べるコスパの良さが魅力だと思います。なおストーリーはあるのですがメモ書きを読んだり録音データを聞いて内容を把握していくような形で進んでいきます。文明崩壊後の世界ということで人間たちの使っていた道具たちが無機質に過去を語るという良い演出だと思うのですが、全てが終わった後に地上にでてきた主人公はいつまでも蚊帳の外にいるような感じが拭えず、どうしても感情移入がしづらかったです…。だけど、それ以外は満足です!終末後の世界観が好きな方や、オブジェクトを破壊して綺麗に整地するのが好きな方はハマるかも?!

公式サイト

『DYSMANTLE』のスコア

7

グラフィック

6.5/10

操作性

7.0/10

ボリューム

8.0/10

ストーリー

6.0/10

オリジナリティ

7.5/10
  • この記事を書いた人

協力ゲーム通信

二人そろって幼稚園児(年長)時代に無事ゲーマーデビューを果たし、それ以来の人生をゲームに捧げてきたヘビーゲーマー夫婦です。カップルやフレンドだけで楽しめる協力プレイ可能なゲームをじっくりプレイした上でレビューします!

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