目次
ゲーム概要
『ASTRONEER』は、2016年12月16日に発売されたサンドボックスアドベンチャーゲームです。2022年1月13日には、Nintendo Switch版とPlayStation4版が発売されました。本作の主な特徴として、惑星の地形を自由に加工できる「地形変形ツール」の存在や、設備の自動化などが可能な自由度の高いクラフト要素、さまざまな環境を持つ7つの惑星での探索要素が挙げられます。
なお本作は最大4人でのオンラインマルチプレイに対応しています(※マルチプレイの際はXbox Live Gold等への加入が必要です)。
あらすじ
時は25世紀。世は空前のゴールドラッシュ時代を迎えていた!プレイヤーは一攫千金を夢見る探索者となり、広大な宇宙へ出発する。過酷な環境のもと、時には命に関わる危険に晒されながらも貴重なアーティファクトや資源を見つけ出し、宇宙の謎を紐解いていこう。
対応プラットフォーム
Xbox Series X|S / PC(Steam、Microsoft Store)/ Nintendo Switch / PlayStation4 など
※2022年1月14日時点
公式サポート様に問い合わせたところ、PS4版とSwitch版は他機種とのクロスプレイを実装する予定はないとのことです(※2022年1月末時点)。
あらためて公式サポート様に問い合わせたところ、PC版とPS4版はクロスプレイ可能とのことです。ただし複雑な手続きを必要とするほか、保証やサポートを行っていないため公式サイトの説明(英語版のみです)を参照の上、自己責任での実施をお願いしますとの事でした。(※2022年4月末時点)
協力プレイ人数
最大4人(オンライン)
Nintendo Switch版は最大4人でのインターネット通信プレイと、Switch本体を持ち寄ってのローカル通信プレイに対応しています。
実況プレイ&解説動画(生放送)
協力プレイ手順(オンラインマルチ)※Xbox X|S
ゲーム開始直後から協力プレイが可能です。
招待側
- ゲーム起動後、RTボタンを押してタブを切り替え、「新しくアドベンチャーモードを始める」を選択します。
- 惑星に着陸後、Yボタンを押してドロップシップから出ます。
- フレンドが参加するのを待ちます。
参加側
- ゲーム起動後、RTボタンを押してタブを切り替えてCO-OPの画面を開き、プレイしているフレンドの中からゲームに参加したい相手を選択します。
- 「ゲームに参加する」を選択します。
- 再度「ゲームに参加する」を選択します。
- フレンドの惑星に着陸後、Yボタンを押してドロップシップから出ます。
- 合流できました!
※初めてゲームをプレイする際の手順を記載しています。
序盤攻略のヒント
クイックヘルプの開き方
- Xboxコントローラーのメニューボタンを押してメニュー画面を開き、RBボタンまたはLBボタンを押してタブを切り替えてASTROPEDIA(アストロペディア)のページを開いて確認したい情報を選択します。
- ゲームの基本情報などを確認できます。
テザーの作り方
- 素材となる「コンパウンド」を集めます。
- コントローラーのAボタンを押してバックパックを開き、方向キー左または右を操作して製作アイテムとして「テザー」を選択し、真ん中の緑のマークにカーソルを合わせて決定ボタンを押します。
- 完成したテザーはバックパックの空きスロットに差し込まれます。
テザーの置き方
バックパックにテザーがある状態で方向キー下ボタンを押すと、その場にテザーを設置できます。
酸素残量の確認
酸素の残量はリュックの背中側の水色のゲージで確認できます。
ワークライト
洞窟内の探索など、暗い場所ではワークライトがあると視界が良くなります。


コードのつなぎ方
- LTボタンを押しながら右スティックを動かし、設備のコード部分にカーソルを合わせてRTボタンを押します。
- 接続したい設備のコード部分までRTボタンを押したまま右スティックを移動させます。
- 接続地点にケーブルを接着させてRTボタンを離します。電力が繋がるとケーブルが黄色くなります。
電力不足の場合
コード内の黄色い線が細いのは電力が足りていないサインです。
コンパスの表示方法
- 方向キー右ボタンを長押ししてショートカットメニューを開きます。
- 右スティックを操作して「コンパス」を選択し、右スティックから手を離します。
- コンパスが表示されました。なお方向キー右ボタンを再度押すとコンパスをしまうことができます(以降、ショートカットメニューで直前に選択した機能は方向キー右ボタンの短押しで開けるようになります)。
セーブ方法
- シェルターなどに乗り込むと自動的にセーブされます。
- メニューボタンを押してゲームメニューを開き、RBボタンまたはLBボタンでタブを切り替えて「セーブしてメインメニューに戻る」を選択する事でもセーブが可能です。
がらくたの回収
- フィールド各地に落ちている「がらくた」はそのままの状態だと持ち運べない事が多いです。
- 地形変形ツールを使って掘り出します。
- オブジェクトが地面に転がる状態になると運搬できるようになります。
地形変形ツールのモード切り替え
キャニスターを取り付けると地形変形ツールの機能が拡張され、LBボタンで掘削モード・造形モード・平面化モードの切り替えができるようになります。



素材の見つけ方
地形変形ツールのカーソルを地面に合わせると、そこに埋まっている素材のアイコンが表示されるので素材探しの際に役立ちます。
その他
- オブジェクトの配置中にRBボタンまたはLBボタンで角度を変えられる。
- Xboxコントローラーのビューボタンを押すと研究カタログを確認できる。
レビュー
オススメする点
- 未知の惑星を舞台に気軽にサバイバル体験が楽しめる
- クラフトの自由度が高く、創意工夫によって色んな遊び方ができる
- 協力プレイで効率UP!
- 未知の惑星を舞台に気軽にサバイバル体験が楽しめる
本作では酸素の供給さえ確保できれば生き延びることができる(飢えや渇きなどで倒れてしまうことがありません)ので、とてもカジュアルにサバイバルを楽しめました。そのため、サバイバル系のゲームに興味のある方や、難しそうでプレイしたことがないという方でも遊びやすいのではと思います。各種設備を動かすための電力に関しても、ゲーム開始直後に展開されるシェルターがあればそこまで細かく管理しなくても大抵のものはまかなえるので、特に悩んだり行き詰まる事なくゲームに慣れていくことができました。また、クエストを順番にこなしていけばアストロニーアの世界でどの様に行動すれば良いか分かるようになっているのも分かりやすい誘導だと感じました。基本的に何かを作る際の必要素材が少な目で、素材収集のストレスをほぼ感じることなく、どんどん作っていける所も良かったです。なおデスペナはあるものの何度死んでもアイテムが消失することはないため死亡地点を覚えてさえいればアイテムの回収が可能となっています。
- クラフトの自由度が高く、創意工夫によって色んな遊び方ができる
各惑星で集めた素材で設備が徐々に整っていき、できることが増えていくのが楽しいです。たとえば固体燃料ジャンプジェットを作成するとジャンプボタンで短時間飛行が可能になり、単純に移動スピードが上がったほか、高所からの落下ダメージも抑えることができ、一気に探索がラクになりました。また、自動アームを活用することで、出来上がったアイテムをストレージに収納したりと設備を少しずつ自動化していくのが面白いです。がんばれば、勝手に素材を集めてアイテムを生成する拠点の工場化も可能で、うまく循環作用ができているのを見るとかなりの達成感があります!なおオブジェクトの配置と接続が自由にできるので、どういう風に拠点を拡大していくのか?というのはプレイヤーのセンスと腕の見せどころかもしれません。※うちでは設備同士を繋ぐコードが常に捩じ切れそうな位ひん曲がっていましたww
さらに本作ではアイテムに相互作用があるため、たとえばダイナマイトを他の燃料素材の近くで使用すると爆発の規模が大きくなります。これを利用して一帯の危険植物を焼き払ったりして遊べます(なんと巻き込まれると自分も爆発します!)。こうしたアイテムや設備の組み合わせによって利便性を向上させるだけでなく新しい遊び方をも開拓していくことが本作の醍醐味だと感じました。ほかにも地形変形ツールを利用して空へと伸びるレースロードを作り、クラフトした車両に乗り込んで危険な空中レースが楽しめたりと、プレイヤー側の工夫や創造力に楽しみ方を一任する自由なゲーム性には清々しい開放感さえあります。
- 協力プレイで効率UP
新しいアイテムを製作するためのコスト(研究資金)はゲームに参加しているプレイヤー間で共有されるため、一緒にお金集めができます。また、シャトルに座席を積み込めば一緒に他の惑星に移動することもでき、素材採取も拠点作りも分担しながら進めていけるので、「2人の力で惑星を開拓しているんだ」と実感できるところが良かったです。本作は酸素さえあれば生きることができるので、どちらかが洞窟内で迷子になったり、素材不足でテザーが作れなくなり立ち往生してしまっても、コンパス上に表示されたパートナーの位置を確認しながら迎えに行ったり素材を運んで貰うことができ、味方の存在がとっても頼もしいです。それに加えて、新たな素材を手に入れたり新設備が完成した時の喜びを共有できたり未知の建造物の謎を紐解いていく時に意見を出し合って攻略するのが面白く、複数人で遊ぶと効率が上がるだけでなくより楽しさもアップするゲームだと思います。
注意する点
- 惑星の特徴がサバイバル体験にあまり結びつかない
- 操作やUIに不便な部分がある
- とっつきにくさがあり慣れるまで時間がかかる
- 惑星の特徴がサバイバル体験にあまり結びつかない
飢えや渇きなどの概念がないほか気温などにも配慮は不要で、たとえば寒冷な惑星でも暖かい服を着て対策をする必要はありません。この仕様によりプレイヤーが惑星ごとの環境に適応する必要がないため、探索難度が上がりすぎないという恩恵がある一方で、地表の景色などは違っていても結局どの惑星でも同じ作業の繰り返し(拠点作成→地中を掘り進めて惑星のコアに到達する)になってしまい、だんだん作業感がでてマンネリ化する傾向にあると感じました。また惑星ごとに発見できる素材に違いはあるのものの大差はなく、そもそも素材の種類自体も多くないこともサバイバル体験の予定調和に繋がってしまうのかなと思います。さらに本作には危険な植物が登場し攻撃してきたりはするのですが追いかけてきたり移動する敵はいないので本格的なバトル自体はありません。レベルという概念もなく服装もキャラの見た目を変更するためのものとなっています。
- 操作やUIに不便な部分がある
クラフトレシピを取得・解放する画面の視認性があまり良くないです。本作のクラフトアイテムは、バックパックで手軽に出来るものから、小型・中型・大型3Dプリンターの用意が必要なものまでさまざまなのですが、あのレシピはどのプリンターで作るんだっけと確認したいだけでもリストから探すのが大変で、時間がかかってしまう時がありました。また折角コンパスを表示させても各アイコンの凡例が分かりづらく、よく見るとヘルメットのアイコンの中がガイコツマークなのでここが死亡地点なのかな?と想像力を試されるような場面もあり、少し不便に感じました。それ以外にも、地形変形ツール用の強化アイテムはバックパックに入れるだけでは効果が無いので、一度バックパックを開いて地形変形ツールに装着するという手動操作が必要なところなどに歯痒さを感じました。
- とっつきにくさがあり慣れるまで時間がかかる
地形変形ツールを使いこなす事が全ての基本となっていますが、操作にクセがあるため慣れるまでが難しく、序盤は中々作業が捗りませんでした。さらにジェットパックなどの機能アイテムはバックパックの上部2枠に差し込まなければ利用できない(噴射できない)のですが、その説明がないため最初はどうしていいのか分からず、間違った場所に取り付けたまま素ジャンプし続けて2人で「あれ?あれ?」ってなったりしてましたw また、ローバーなどの乗り物アイテムもいきなり乗れるのではなく座席アイテムを別でクラフトして取り付けなければならなかったり、動かすためにはバッテリーが必要だったりと、まあよくよく考えたら当たり前の事ではあるのですが…笑、初めてプレイする際はまだ視野が狭く知識もないためその事に気付きづらいです。そもそもどのツールも実際に使ってみないとどんな機能があるか分からないなど、全体的に説明の少なさが気になりました。しかしその分、ゲームに慣れた時にはプレイヤーである自分自身の成長を実感できました。
オンライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- ゲームの進行具合が全く違うプレイヤーとも合流可能
- お互いを蘇生することはできない
- クラフトレシピを解放する研究コストはプレイヤー間で共有する
- フレンドのゲームに参加した場合、参加側プレイヤーのゲームデータは進まない
- シャトルにローバーシートを積み込むと1つのシャトルで2人一緒に移動できる
協力プレイ環境
Xbox Series X|S本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | Xbox Game Pass対応ソフト (月額1,100円×2人分)※2022年1月14日時点 |
オンラインサービス | Xbox Live Goldに加入が必要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント

探索中に発見した新素材が新たなアイテムの製作につながり、それによって利便性が徐々に向上していくといった風に出来ることが少しずつ増えていくためやり応えがあります。シャトルを作ってからは惑星間の移動が可能になり面白さが急激に増し、そこから本作の深みにハマっていきました。惑星の核を目指して掘っていく際は高所からの落下に気をつけたり、危険植物からの攻撃にも細心の注意を払う必要があり、緊張感があって楽しめました。クリアを目指して2人で走ってもエンディングまで40時間程度かかり、クリア度外視でプレイするならばもっともっと長くじっくりと遊べるゲームです。酸素管理だけで事足りるため、やや難しい印象のあるサバイバルクラフトゲームを初めてプレイしてみたい方でも手に取りやすいのではないでしょうか。 最初のとっつきにくさを乗り越えると楽しくなってくるゲームだと思います。私たちが実際にプレイして役立った情報を序盤攻略のヒントとしてまとめましたのでぜひそちらも参考にしてください。
妻コメント

唐突なオープニングと簡単な操作説明が終わると、いきなり見知らぬ惑星に放り出されます。「それじゃ、色々苦労すると思うけど、各自好きに遊んでいいからね。では解散!」という感じ、サンドボックスゲーらしさ満載です。飢えや渇きといった要素はなく酸素さえ管理していれば倒れる事はありません。だからといって、あまくて優しいサバイバルなのかというとそうでもなく、本作では近付くと酸素を補給してくれる「テザー」とよばれるケーブルを各地に繋げていくことで活動範囲を広げていくのですが、思わぬトラブル(※大抵が私の操作ミス)でテザーがどっかに吹っ飛んでいき、酸素供給が断たれてしまってけっこう頻繁に窒息します。そのため、程良いスリルを味わいながら惑星開拓を楽しめました。また地形変形ツールという土砂を掘ったり造形できる道具も面白く、ハート型の岩を作ってモニュメント~~~!とか言って遊んでました(なお、スクショを撮る時、夫に「ダサい岩が写らないようにしてねw」と言われました)。オープニングからエンディングに至るまで細かな説明は少なく、分かりやすいストーリーなどもないためプレイ中は不便さもありましたが、分からない事だらけの場所に放り出される不安感が、謎に満ちた本作の世界観をより一層引き立ててくれるとも感じました。惑星探索・設備の自動化・化学実験などのキーワードにロマンを感じる方におすすめしたいゲームです。