ゲーム概要
『The Survivalists』は、2020年10月9日に発売されたサバイバルアクションゲームです。漂流の末、オークと野生動物たちが住む危険な島に流れ着いたプレイヤーは、各地に点在するサルを味方にしながら謎の島からの脱出を目指してサバイバル生活を送ることになります。自動生成された野生世界で生き抜くためにはサルたちの力が必要不可欠。サルたちはプレイヤーの行動を「サルまね」することでクラフトや戦闘、採取などの作業を手伝ってくれます。そして島のどこかにある迷宮を踏破することで、脱出のための糸口が掴めるかも…。
なお本作は、最大4人での協力プレイが可能です。Switch本体を持ち寄って遊ぶローカル通信プレイと、Nintendo Switch Onlineに加入の必要なインターネット通信プレイに対応しています。
対応プラットフォーム
Nintendo Switch / PlayStation4 / PC(Steam) ※2020年10月16日時点
プレイ人数(Nintendo Switch版)
ローカル通信プレイ | 2~4人 |
インターネット通信プレイ | 2~4人 |
実況プレイ&解説動画
協力プレイ手順(オンラインマルチ)
今作は、ゲーム開始後すぐに協力プレイを始めることができます。
ホスト側
- ゲーム開始後にメニュー画面が表示されるので(プレイ中にコントローラーの+ボタンを押すことでもメニュー画面を開けます)、「ゲームをホスト」を選択します。
- 「オンラインモードの設定」を「プライベート」に変更します。
- 画面下部の「ホスト」を選択し、フレンドがルームに参加するのを待ちます。
ゲスト側
- メニュー画面の項目から「ゲームを探す」を選択します。
- 「マルチプレイ種別」を「フレンド」に変更します。
- 画面下部の「サーチ」を選択します。
- Nintendoアカウントのフレンドリストが表示されますので、フレンドのステータスが「参加可能」になっていることが確認できたらフレンドを選択してルームに参加します。
- ローディング後、合流できました!
レビュー
オススメする点
- シンプルなシステムと操作性
- サルが可愛い!
- ゲーム開始直後からマルチプレイできる
- シンプルなシステムと操作性
>>クラフト
本作は作りたいアイテムの設計図を地面に設置したり、作業台や炉で作りたいレシピを予め設定しておくことができます。近付くとすぐに必要な素材を確認できるため、とても便利でした。一つアイテムを作成すると、隣接したアイテムのレシピが解放されるという仕組みも分かりやすかったです。また、基本的には製作に必要となる素材の数が多すぎないのもクラフトの難易度を丁度良いものにしていると感じました。総じて、クラフトゲーム初心者でも気軽に楽しめる作品なのではと感じました。
>>バトル
操作自体は単純なのですが、回避やスタミナ管理などが重要となるアクション性の高さも併せ持っています。たとえば猪や鹿は正面からの攻撃に強くダメージを与えずらいため、わざと突進させて障害物に激突させ 目を回している時に背後から攻撃する、なんて戦い方もできます。なお、スタミナ切れするとキャラクターが硬直してしまいその隙に敵にたこ殴りされるためスタミナ管理はとても重要で、これに関しては使用するベッドや料理によって得られるスタミナゲージ増量などのバフなどで対処することもできます。バトルにはサルも参加でき、サルたちに『敵と戦う』or『訓練用のカカシを攻撃する』アクションを真似させることで戦ってくれるようになります。サルとプレイヤーで敵を挟み撃ちしながらの戦闘がかなり強くて楽しいです!
- サルが可愛い!
コマンド操作でサルにバナナを渡すと、その後のプレイヤーの行動を見て真似をし、クラフトや戦闘・採取などの作業を手伝ってくれるようになります。プレイヤーよりも作業が早く、大きな設置物のクラフトなんかは サルに任せた方が早かったりします…笑。個人的には、「プレイヤーの動きを真似る」というこの機能を利用し、サルにポーズを取らせてみんなで集合写真を撮るのが楽しかったです!なお、味方のサルが増えて どんどん大所帯になり、最終的にどれがどのサルか分からなくなります(※実体験)。そんなときはサルの色や名前を変更することで、把握しやすくなるかと思います。エサなどを定期的に与える必要はなく、敵に倒されてもサルが死んじゃったりしないのも安心してこき使える嬉しい点でした!
- ゲーム開始直後からマルチプレイできる
フレンドとの合流に難しい工程を踏む必要は無く、すぐに合流して一緒に遊べるのは嬉しいポイントでした。また、行動範囲の限界などがないのでプレイヤー同士が離れたところで作業することができ、役割分担しながらのゲームプレイが捗ります!ちなみに、ゲストは自分のお気に入りのサル(最大5匹)と、ミステリアスショップで購入したミステリアスチェストを持っていくことができます。そして、ホストの世界で覚えたレシピや入手したインベントリ内のアイテムは自分の島に持ち越せます(嬉)。なお本作のダンジョンにはプレイヤー1人だけでは解決できないギミックが用意されており、ソロプレイ時はサルの力を借りることになると思うのですがマルチプレイ時はプレイヤー同士の協力で乗り越えることができ、「一緒に迷宮に挑んでる!」って感じがして楽しかったです。寝る&セーブの際にはベッドをプレイヤーの人数分用意して、みんなで一緒に眠りにつくのが何だか可愛いです笑。
注意する点
- アイテム整理が大変
- サルの操作関連で融通が利かない点が多々ある
- いかだの操作が難しい
- アイテム整理が大変
まず、インベントリ枠が少ないので採取やクラフトをしているとすぐに全て埋まってしまいます。そのため定期的に荷物整理が必要だと感じました。しかし収納箱内のアイテムを一括整理するボタンなどがなく、空き枠を詰めたりできないのでどんどんグチャグチャになっていきます…泣。そのせいでアイテムがどこに行ったか分からなくなることが多々ありました。なお、インベントリ枠の関係で素材採取の際は収納箱があると良さそうです(収納箱は自分で運ぶことができ、どこにでも置けます)。その際はサルに収納箱を運びながらついてきてもらうこともできます!サルが収納箱を持ち上げている状態でもアイテムの出し入れができるのでとても便利でした。
- サルの操作関連で融通が利かない点が多々ある
>>サルにアイテムを渡すボタンと、地面のアイテムを拾うボタンが一緒
素材集め中にボタン連打していると近くに密集しているサルに間違えて素材を渡してしまうなど誤操作が多くなりがちでした。
>>サルへの指示だしが難しい
サルがたくさんいると密集するので 真似させるときに選びたいサルの隣のサルにまでバナナを投げてしまうことがありました。
>>サルが拾ったものを入れる収納箱は指定できない
収納箱は基本的にぐちゃぐちゃになります泣。なので手動で整理が必要かと思います・・・不便でした。しかも必要な素材をミステリアスチェストに入れられてしまうとプレイヤー間の受け渡しが面倒になります(チェストの持ち主が一度取り出してから地面に落とすなどして渡す必要あり)。収納先が指定できたら良かったのに・・・。
>>採取のサルが遠くまで行きすぎる
斧を持つことで伐採マシンと化したサルには周りが見えていないらしく、次々と木を切り倒しながらプレイヤーの視界から消えていきます。もしかしてわざと目につかない所に移動してサボっているのかもしれません。とにかく採集などをサルに頼むと、思いのほか遠出します。そして道具が壊れると勝手に作業をやめてお散歩し始めるので、こちらから迎えに行かないとはぐれてしまいます。作業できなくなったらプレイヤーの側まで戻って来るみたいなシステムがあると良かったかなと思います。
- いかだの操作が難しい
少しスティックに触れただけで帆が激しくブン回るため上手くコントロールできず行きたい方向に進んでくれません。そしてスピードがかなり遅く、島から島に移動するのがかなりの大冒険になります(たまにサメが襲ってきて楽しいけど移動時間が結構かかります)。
協力プレイ環境
Nintendo Switch本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 2,750円×2本=5,500円 ※2020年10月16日時点 |
オンラインサービス | Nintendo Switch Onlineに加入が必要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント
アイテム整理が難しいのは残念でしたが、クラフト系のゲーム初心者でもできる親切設計なシンプルで分かりやすいクラフト要素がとても気に入りました。また、島からの脱出のために迷宮に行ってアイテムを集めるという明確な目標もあるのでメリハリがついていて楽しかったです。迷宮をクリアすると強い武器がもらえるのもテンションが上がりますw
妻コメント
「生存と脱出」というゲーム進行においての大まかな指針が示されており、プレイヤーに全てが丸投げされた世界というわけではないです。そのためサンドボックス系ゲームにありがちな、「自由度が高すぎて何をすればいいか分からない・・・」なんて事態が起こりにくく、そういった点においてもサバイバル・クラフトゲーム初心者の方におすすめです。マルチプレイ時に気になったのは、「ゲストプレイヤーは設置物を破壊できない」という点です。対オーク用障壁をめちゃくちゃ邪魔な場所に設置してしまい、自分では取り除くことができず不便でした・・・w せめて自分が作成したものは破壊できるようにして欲しいです!