PlayStation 4 PlayStation 5 Steam(パソコン) Xbox Series X|S

Back 4 Blood[バックフォーブラッド]

★★★★★
★★★★★

ゲーム概要

『Back 4 Blood』は、2021年10月13日に発売されたサバイバルホラーFPSです。本作の主な特徴として、多彩な効果を持つカードでデッキを作成し自分好みのバトルスタイルを追求できるカスタマイズ要素や、プレイヤーの取った行動に応じて出現するゾンビの種類や数が変化するゲームディレクターシステム、個性的なプレイアブルキャラクターが登場する協力プレイ対応のストーリーなどが挙げられます。

なお本作は最大4人でのオンラインマルチプレイに対応しています(※マルチプレイの際はPS Plus等への加入が必要です)。

あらすじ

物語の舞台となるのは、人口の多くが失われ、残された人間たちも寄生虫感染の危機に晒される破滅に瀕した世界。プレイヤーは戦闘や医療のスペシャリストたちを操作し、寄生虫感染の原因となるゾンビ「リドゥン」から世界を取り戻すため、戦いに身を投じることとなります。

対応プラットフォーム

PS4 / PS5 / Xbox One / Xbox X|S / PC(Steam)など ※2021年11月11日時点

クロスプレイに対応しています。

マルチプレイ人数

最大4人(オンライン専用)

実況プレイ&解説動画(生放送)

協力プレイ手順(オンラインマルチ)※Xbox X|S

本作のマルチプレイはゲーム開始直後から可能です。

招待する側

  • コントローラーのXboxボタンを押してサイドメニューを開きます。
  • RBボタンを押してユーザータブを開き、フレンドリストを選択します。
  • ゲームに招待したいフレンドを選択します。
  • 『招待』を選択します。
  • 『ゲームに招待』を選択します。

招待される側

  • ゲームに招待されると画面下部に通知が表示されるので、Xboxボタンを長押ししてゲームに参加します。
  • 合流できました!

プライベートロビーの作り方 ※Xbox X|S

  • コントローラーのビューボタンを押してメニューを開きます。
  • 『プリファレンス』を選択します。
  • 『プライベートキャンペーンロビー』を『オン』に変更します。
  • 『キャンペーン』を選択します。
  • 挑みたいミッションを選んで、『オンライン作成』を選択します。
  • 各自の操作キャラクターを選択します。
  • プライベート状態でキャンペーンが開始されます。

レビュー

オススメする点

  • デッキ作成が面白い!
  • 難易度が高くやり応えがある
  • 仲間との共闘が楽しい
  • デッキ作成が面白い!

さまざまなカードを組み合わせて自分専用のデッキを作る、というキャラ強化システムが面白いです。カードには『体力増加』のような基本ステータスを強化するものから『走りながら射撃できるようになる』、『チャージ攻撃が可能になる』といった新アクションを解放するものまで、沢山の種類があります。中には、チーム全員に良い効果をもたらす優秀カードもあります。こうしたカードを15枚組み合わせてデッキを作ります(私の場合あれもこれもと必要なカードを選んでいるとあっという間に15枚を超えてしまうので、いつもどれを切るか悩みます…w)。ミッション出発前には装備したデッキ内からカードが5枚表示されるので、カードを1枚選びます。この時選んだカードが、ミッション中に効果を発揮します。ミッション開始前には必ずカードを引くことができ、ステージが進むにつれて選んだカードが増えていく=プレイヤーが強化されていく、といった仕組みになっています。デッキ内容によっては近接攻撃に特化したり、味方の回復や蘇生が得意な補助役になることもでき、自分好みのプレイスタイルを追求できるところが良かったです。

  • 難易度が高くやり応えがある

敵が強く数も多いのでどのミッションもかなり苦戦しました…。ゾンビ退治はもちろんですが、崩壊後の世界を探索できる事も本作の特徴です。荒れ果てた街や、醜い肉の蔦に覆われた農場など色んなステージが登場します。入り組んだ場所に目的地が設定されていることもあり、初見時は迷ってしまいがちで、しかもそんな中でゾンビの相手もしなくてはならず余計に苦労する場面も…。ですが、そのぶんクリアできたときの達成感は大きいです。

>>変異したゾンビ

普通のゾンビはもちろん、変異を遂げてよりキモくなった強化されたゾンビがたくさん登場します!変異体はどれも厄介ですが、私が苦手意識を持ったのは遠くから糸を吐いて拘束してくる卑怯ゾンビ「スティンガー」と、プレイヤーを丸呑みにする怪物ゾンビ「ハグ」です。スティンガーに次々と拘束されて何もできないまま全滅にまで追いやられたり…プレイヤーを飲み込んだハグが地中に潜ってしまうと、そのプレイヤーは強制的に死亡扱いになります(怖)。と言っても変異体のタイプによって弱点や適切な対策法があり、例えばスティンガーには胸元に弱点があり、ハグは攻撃しなければ襲って来ません。初見では上手く対処できなくても、二回目、三回目の遭遇時に適切に対処できるようになると自分自身の成長が実感できて、なんだか嬉しい気持ちになります。

>>退廃カード

ミッション開始前にプレイヤーが自分のデッキからカードを引くのに対し、ゲーム側は「退廃カード」をピックします。退廃カードはプレイヤーにランダムで不利な条件やミッションを課すイベントカードで、大体がヤバいやつです。例えばカード効果により、フィールドに濃霧が出て視界が悪くなったり(味方の位置がとても分かりづらくなります)、ステージの序盤からいきなり巨大ボスが出現するピンチになったりします。どんなに不利な状況でも足並みを揃えて進めるように、二人で意見を出し合いながら攻略していくのが楽しかったです!

  • 仲間との共闘が楽しい

プライベートセッションを作成できるのでフレンド同士だけで気兼ねなくストーリーを進められます。ホストもゲスト一緒にムービーを見れますし、ソロに戻ってもマルチプレイで攻略した進捗状況が保存されています。また本作は仲間との助け合い・支え合いを重視した協力型シューティングゲームとなっており、たとえば仲間を蘇生したり、自分の回復薬をダメージを受けている仲間に使ってあげられます。ほかにも、拘束されたり丸呑みされた仲間の救出や、余った弾薬を渡すなどのサポートができます(NPC仲間がめちゃくちゃ弾薬をくれるのでありがたいですw)。加えてセーフルームではチーム強化キットを購入でき、チームメンバー全員の回復アイテムの持てる数を増やしたり、最大HPを増やしたりできます。こうした「チームとしての強さや結束力」を「個々の強さ」と同じくらい大切に扱っているところに好感を持ちました!

注意する点

  • リスタートがしんどい
  • ストーリーに没入しづらい
  • 説明が少ない
  • リスタートがしんどい

」でもコンティニュー回数が1度限りとなっているにも関わらず、拘束、遠距離攻撃、増援呼び、ドアや車のアラームといった初見殺し的要素があり、かなり厳しいです。しかもミッションの途中にチェックポイントが無いので、失敗するとまた最初からやり直しになります(泣)。もちろん最初からやり直しなので、それまでに購入した武器やアタッチメント、チーム強化キットはリセットされます…。シューティングが苦手な私たちにとっては一番簡単なはずの難易度「ビギナー」でさえ厳しく、特にラストステージは難しくてどうしてもクリアできず、、結局オートマッチングを利用して他のプレイヤーさんと一緒にゲームをクリアしました。

  • ストーリーに没入しづらい

オープニングムービーはあるのですが、事前に公式サイトを見たりトレーラーを視聴しないと世界に何が起こってるのか分かりづらいです。ゲーム内の情報のみでは世界観があまり伝わってこないまま物語がどんどん進んでいき、何だか置いてけぼりにされている感じがしました。もう少しオープニングでじっくり説明が欲しかったです。また、記事投稿時点では日本語吹き替えに対応していないので、バトル中に会話が始まるとどうしても画面下部に表示される字幕を目で追うことができず、完全に把握ができていないままストーリーが進んでしまいました。プレイアブルキャラクターはみんな個性的で魅力もあるのですがその背景がストーリーで詳しく語られるようなことは無く、最後までどのキャラクターに対しても感情移入ができませんでした。そのため本作はバトルやキャラクターカスタマイズを楽しむゲームであり、ストーリーをじっくり楽しむタイプのゲームではないと感じました。

  • 説明が少ない

説明が多くなく、協力プレイの際のプライベート設定方法が難しいので生放送の際にはめちゃめちゃ戸惑いました…。また、プレイヤーが知っている前提で進んでいくシステムがあまり親切ではなく、例えばアタッチメントは外せると思ったら外せなかったり(SMGに高機能スコープを取り付けたら外せなくなり、覗き撃ちできないくらい操作感が悪くなりました笑)、ツールキットを使うと物資がある部屋に入れるなど、ゲーム攻略の上で教えておいて欲しいことがいくつかありました…。退廃カードもやデッキのシステムなどにも分かりづらさが正直あり、プレイしながら覚えていく事が色々とあります。

オンライン協力プレイの仕様

協力プレイの特徴

  • 仲間を蘇生できる(回数制限あり)
  • 自分の回復薬を使って仲間を回復できる
  • 弾薬をドロップして仲間に渡せる
  • 他プレイヤーと同じキャラクターは使用できない
  • メンバーが足りない時はNPCが参加してくれる

協力プレイ環境

Xbox X|S本体2台
ソフト2本
コントローラー2台

二人協力プレイに掛かった費用

ソフト代 Xbox Game Pass対応ソフト
(月額1,100円×2人分)※2021年11月11日時点
オンラインサービスへの加入 Xbox Live Goldに加入が必要。

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

初見では中々ルートが分かりにくいのですが、何度も挑戦していく内に活路が見いだせるような感じで、簡単すぎない丁度良い難易度だと思います(ビギナーw)。カードでデッキを作成するシステムは素晴らしく、特に気に入ってるのは近接攻撃をすると体力が回復するカードです!雑魚敵が大量に沸くのですがバットで敵を殴って体力を回復しながら攻略していくのが自分の定番スタイルになりました。デッキ構築次第で色んなプレイスタイルを試せて、ステージに応じてデッキを持ち替えたりできる気軽さも良かったです。ミッション数には満足でしたが、マップは使い回されていることもあり少し残念でした。また、ゾンビのバリエーションがあまりないので戦いが単調になりやすく、後半は敵の行動が読めてしまうところも勿体ないです。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

デッキを組んで戦略を立てたり、仲間と力を合わせて戦うことが重要視されていて、大量のゾンビを倒す爽快感を味わうためというよりは、何度も挑戦してやっとクリアできた時のやり応えや達成感を味わうためにプレイするゲームだと感じました。ストーリーの没入感の低さや、説明不足による各システムの分かりにくさ、そして難易度の高さのせいでとっつきにくさはあります。ですが、カードを組み合わせてデッキを作るというオリジナリティの高いキャラ強化システムや、プレイヤー同士の協力要素の多さは本作の素晴らしい部分です。普段からシューティングゲームをプレイしている腕に自信のある方や、グロテスク描写に耐性がある方向けのCo-opゲームだと思います。

公式サイト

『Back 4 Blood』のスコア

7

グラフィック

7.0/10

操作性

7.5/10

ボリューム

7.0/10

ストーリー

5.5/10

オリジナリティ

8.0/10
  • この記事を書いた人

協力ゲーム通信

二人そろって幼稚園児(年長)時代に無事ゲーマーデビューを果たし、それ以来の人生をゲームに捧げてきたヘビーゲーマー夫婦です。カップルやフレンドだけで楽しめる協力プレイ可能なゲームをじっくりプレイした上でレビューします!

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