ゲーム概要
『カップヘッド』とは、2019年4月18日にNintendo SwitchのDL専用ソフトが発売された2Dアクションシューティングゲーム。主な特徴として、1930年代のアニメーションをモチーフに制作されたレトロなグラフィックと、初見殺し満載のいわゆる「死に覚えゲー」にあたる難易度の高さが挙げられる。プレイヤーはカップヘッドやマグマンを操作し、不思議な世界を冒険しながらデビルへのツケを返すために奮闘することになる。
なお本作は最大2人でのオフライン協力プレイ(Switch1台でのおすそわけプレイ)に対応している。
実況プレイ&解説動画
協力プレイ手順(おすそわけプレイ)
あらかじめ1Pコントローラーと2PコントローラーをNintendo Switch本体に認識させておきます。
- ゲームを開始し、画像のようなマップ画面が表示されたら2PコントローラーのLボタンとRボタンを同時押しします。
- すると、「プレイヤー2が参加しました」という案内のあと、マップに2Pキャラクターが登場します。
- この状態で各ステージに挑むことで協力プレイで遊ぶことができます!
ステージの途中からでも2PコントローラーのLRボタン同時押しで協力プレイが開始できますが、その際は2PキャラクターのHPが1の状態から始まるので注意が必要です。
レビュー
オススメする点
- クリアできた時の達成感が尋常じゃない
- こだわりのつまったグラフィック&BGM
- 失敗してもすぐリトライできる!
- クリアできた時の達成感が尋常じゃない
今作ではステージの途中に回復ポイントやチェックポイントなどが設置されていないため、全滅すると一番最初からゲームを楽しむことができます。そのため、中間地点に到達できたからと言って安心はできません。HPが3しかないカップヘッドとマグマンは基本的にミスが許されない状況での戦いを強いられているのです(※特定アイテムを装備することでHP4にすることができますが、攻撃力が下がるというおまけ付き)。しかし残酷にも降り注ぐ敵の集中攻撃。そして初見殺しと呼ぶに値するギミック・・・はい、完全に死にゲーです!本当にありがとうございました。そんな感じでクリアするまでに何回死ぬのかわからん今作ですが、協力プレイ中は味方を蘇生することが可能で、死んだ味方の魂が画面外に上り切るまでにパリィする、もしくは自分の残機を分け与えることで復活させてあげられます。ちなみに復活に回数制限はありませんが、復活させる度に魂が天に向かうスピードが早くなるので気は抜けません。また、相方の残機をもらって復活したときは命の重みを感じて、いつもより頑張れる気がしました笑。こうして命のリレーをしながら腹立つくらい強いボスを何時間もかけてようやく一緒に倒せたときは、とにかく達成感が尋常じゃないです。実際に「鳥獄事件」ステージではまさに命のリレーによる勝利をおさめ、最終的にわたしは嬉し泣きしました笑! 何度も挑んでは失敗するというつらい時間を味方ともにくぐり抜けた時、「あ~今めちゃめちゃ協力プレイしてる」と感じる。そんなゲームです!
- こだわりのつまったグラフィック&BGM
今作のグラフィックは1930年代のアニメーション映画をモチーフに制作されていて、ゲーム画面においてもフィルムにかかったホコリやシミの模様、映写機が発するような独特なノイズ音が演出として施されています(最初テレビ壊れたかと思った笑)。キャラクターのユニークな表情やオーバーなリアクションなどは見ているだけでも楽しくなる素晴らしいクオリティです!加えて、フォントへの力の入れ方もスゴイ。各ステージタイトルなどは、ローカライズする際にわざわざ描き下ろしというこだわりよう。そしてBGMにはジャズやブルースのような楽曲が使用されていますが、古さを感じるどころか寧ろお洒落でカッコいい!ハイセンスなグラフィックと細かい作り込みが、より一層ゲームプレイを盛り上げてくれます。
- 失敗してもすぐリトライできる!
大体のステージで何度もリトライすることになりますがリトライ時のロードが早いので余計なストレスを感じずに済むのは非常に助かりました!また、失敗してしまった時にステージクリアまであとどれぐらい進めばよかったのかという目安が表示されるため、「あともうちょっとでクリアだから頑張ろう」という感じでモチベを保つことができました。
注意する点
- ゲームクリアを目指すならレギュラーモードでのクリアが必須
- かなり難しい
- プロコンがあったほうが楽かも…
- ゲームクリアを目指すならレギュラーモードでのクリアが必須
ボスとのバトルに重点を置いて制作された今作では、ボス戦のみのステージがゲームの大半を占めています。ボスバトルにも普通の(?)アクションバトルと、横スクロールのシューティングバトルの2種類があり、それぞれ難易度選択が可能になっています。しかしシンプルモード(=難易度イージー)でボスを撃破した際にはゲーム進行に必要な「タマシイの契約書」が入手できず、ステージ自体は次のステージへと進んでいけるのですが、最終ステージに突入する際に「契約書が足りない」云々を言われ足止めを食らうことになります。そのため、ゲームクリアを目指すのならばレギュラーモード(=難易度ノーマル)で全てのボスを倒す必要があることに注意が必要です!
- かなり難しい
難しいうえ、コインがじゃんじゃか入手できるゲームではないのでボスバトルを有利に進めるための装備(ショットやお守りなど)を買う際には慎重に決めていくことが大事だと思いました。今作でお金を稼ぐためにはラン&ガンステージの結構難しいところに配置してあるコインを集める必要がありますが、そもそもラン&ガンステージをクリアするのが難しいので、ラン&ガンステージをクリアするために装備が必要だなということになります・・・もうこれ分かんねぇな?(混乱)そして1ステージにかかる時間が平均的にみても我が家の場合2時間近くかかっており、前もってプレイ時間を決めてやらないと気付いたら数時間経ってたりするので注意です!そんな感じで熱中できちゃう時間泥棒ゲームなのですが、協力プレイ時にキャラクター同士の距離が離れすぎると画面の見切れたところからも攻撃が飛んできて避ける暇なく被弾して死亡、なんて事故も起こりうるので、味方とは常に近くにいるよう心がけるのが結構重要ポイントです~!
- プロコンがあったほうが楽かも…
Joy-Conでのおすそわけプレイを試してみたのですが、正直コントローラーが小さすぎて操作性がかなり下がってしまいます…(泣)。敵からの攻撃を避けきれなかったりと難易度が上がってしまうため、できればプロコンでのプレイをおすすめします!ちなみに我が家の場合、プロコンを使用しても全くクリアできない時間が5時間続きました(白目)。
おすそわけプレイの仕様
協力プレイ環境
NintendoSwitch本体 | 1台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 2台 |
Joy-Con横持ち、Joy-Conグリップ、Nintendo Switch Proコントローラーに対応。
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 1,980円 ※2020年4月30日時点 |
オンラインサービス | Nintendo Switch Onlineに加入が不要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント

すごく雰囲気のいいグラフィックとBGMのおかげで不思議な世界観がとても魅力的に表現されています。ボスキャラに負けたときもボスの決め台詞的なものを拝むことができ、それがダジャレとかになってたりして面白いです!とはいえ難しいゲームなので正直なところ何度も心が折れそうになりましたが、クリアできた時の喜びが癖になってしまい、気がついたら時間を忘れてプレイしていましたw焦ると逆にクリアが遠のく印象なので、ゴールデンウィークなどの長期休暇に時間を確保して、ゆっくり徐々に攻略して行く遊び方が良いかと思います!
妻コメント

個人的には今までプレイしたゲームの中で一番難しかったです。もしも「カップヘッド」が本当に昔のゲームだったとしたら、コンティニュー数が有限で、何度も全滅を繰り返すとゲーム自体を最初からやり直す羽目とかになっていたのでしょうか?考えただけでも震えが止まりません。でも大丈夫、カップヘッドは2017年に初リリースされたゲームなのです。ありがとう現代の技術とオートセーブ!!←こんな感じで精神的に不安定になるくらいの絶望感を味わされますが、その分ボスを倒せたときの達成感は尋常ではないです。怖いもの見たさで手を出すなら、ぜひパートナーと一緒に遊んでみてください!