目次
ゲーム概要
『Path of Exile 2』は、2024年12月7日に早期アクセス版がリリースされた見下ろし視点のハクスラアクションRPGです。本作の主な特徴として 職業とスキルツリーを組み合わせた多彩なキャラビルド要素、スキル周りのシステム改良や新たにドッジロールが可能になっているなど、前作に比べてゲームシステムが進化したこと、そして、100体を超えるユニークなボスたちとの戦いをボリュームたっぷり楽しめる点が挙げられます。
あらすじ
物語の舞台は、暗黒大陸「レイクラスト」。プレイヤーは世界に広がっていく腐敗を終わらせるため、戦いに身を投じていくことになります。
対応プラットフォーム
PlayStation5 / Xbox Series X|S / PC(Steam、Epic Games)など
※2024年12月21日時点
クロスプレイに対応しています(例:PS5とSteamなど)。
プレイ人数
オフラインマルチプレイ | 最大2人 |
オンラインマルチプレイ | 最大6人 |
実況プレイ&解説動画(生放送)
オフライン協力プレイ手順 ※PS5版
初期エリア(川岸)から協力プレイが可能です。
- ゲームを開始し、「キャラクター作成」を選択します。
※はじめてプレイする際は自動的にキャラクター作成画面に移動します。 - PS5本体に、2Pコントローラーを接続します。
→2Pコントローラーの接続方法はこちら - 2Pコントローラーの×ボタンを押してゲームに参加します。
- 1Pのプレイキャラクターを選択し、キャラクター名を入力し、×ボタンで確定させます。
- 2Pのプレイキャラクターを選択し、キャラクター名を入力し、×ボタンで確定させるとゲームが開始されます。
- 合流できました。
オンライン協力プレイ手順 ※PS5版
初期エリア(川岸)は個別にクリアする必要があり、最短で合流可能になるのは最初の拠点「クリアフェルの野営地」に到着後です。
招待側
- OPTIONボタンを押してメニュー画面を開き、「ソーシャル」を選択します。
- R1ボタンを押して「パーティ」タブを表示し、「パーティーを作成」を選択します。
- プレイヤー検索欄を選択し、フレンドのキャラクター名を入力します。
※フレンドにパーティ招待が届きます。
参加側
- 画面右上に招待通知が届いたら、PSボタンを押します。
- 通知内容を確認し、「参加」を選択します。
- パーティーへの参加を確認したら、OPTIONボタンを押してフレンドのアイコンを選択します。
- 「プレイヤーにワープ」を選択します。
- 「OK」を選択します。
- 合流できました。
自分のゲーム進行度よりも先のエリアで合流することはできません。
レビュー
オススメする点
- まるでソウルライクのような緊張感のあるボス戦
- 無限の可能性があるキャラビルド
- ソケット周りなど複雑だった前作PoE1のシステム周りが遊びやすく進化
- まるでソウルライクのような緊張感のあるボス戦
各エリアに凶悪なボスが多数存在し、それぞれが使用してくるギミックは多岐に渡ります。範囲予告が出る攻撃や、順番を予測して移動しながら避ける必要のある攻撃、パターンを覚えてあらかじめ回避行動を取る必要がある初見殺しな攻撃などボスごとの戦い方が全く異なると言っても過言ではなく、見下ろし視点のゲームでこれほどまでに多くのギミックを楽しめることに感動してしまうほどでした。また、各ボスはHPが半分以下になるタイミングで攻撃パターンを変えてきたり、終盤ともなればラッシュのように今までの攻撃を組み合わせてきたりと倒し切るまで全く油断ができず、まるでソウルライクのような緊張感を常に味わえます。加えて、迫り来る溶岩がプレイヤーを飲み込むまでにボスを倒し切る必要のあるDPSを試されるボス戦や、足場がどんどん狭くなっていく中でのボス戦などもあり、バトルフィールドをも利用した多種多様なボス戦はその数も多いことから本作の大きな魅力だと感じました。
- 無限の可能性があるキャラビルド
まるで星座のように無数に広がるスキルツリーは圧巻です。スキルツリー内だけでも、防御力や回避率を上げて粘り強く戦うビルドにしたり、防御力を捨てて攻撃速度やクリティカル率など火力でき押し切るビルドにするなどプレイスタイルに合わせた個性的なビルドを組む事ができます。加えて早期版では6種のクラス(ウォリアー/ソーサレス/レンジャー/モンク/マーセナリー/ウィッチ)から選択可能で、さらにそれぞれに上級クラス(アセンダンシー)が2個ずつ用意されています。そして各職業には複数のスキルが存在し、例えば相手を炎上させる火属性のスキルを重点的に強化したり、あるいは相手を凍結させる氷属性のスキルを強化したりと、多彩なキャラビルドを構築する事ができます。また、武器・防具にランダムで付与される効果には「火属性ダメージUP」や「与えたダメージの5%分体力回復する」など様々な効果があり、ソケットに自分の属性攻撃に応じたルーンを嵌める事でとてつもない火力が出るようになります。私の場合は、火属性での炎上を狙いつつ出血・毒も入れてスタン効率を上げていくという状態異常に特化したビルドを構築したのですが、最終的にかなりの高火力を発揮し、大量の雑魚敵を溶かすように倒す事ができて、かなりの爽快感を味わえました。なお、金貨を支払うことで途中でスキルツリーを振り直す事も可能なので、ビルドと相性の悪いボスなどに出会した場合は気軽にビルドを変更して再戦できる点も良かったです。
- ソケット周りなど複雑だった前作PoE1のシステム周りが遊びやすく進化
前作では、武器防具のソケットに「スキルジェム」をはめることでスキルが使える、というシステムでしたが、本作では火属性の攻撃ダメージを上げたりできる「ルーン」をはめるソケットに変わっています。そのため前作では、ハクスラ要素があるため大量の武具がドロップし頻繁に装備を見直す(特に序盤から中盤にかけて)ことになるにも関わらず、装備を変更する際に今まで使っていたスキルを使うためには武具からスキルジェムをわざわざ外して付け替える必要があり、かなりの手間でしたが、本作ではスキルはスキル画面で独立して管理できるようになり、いちいち付け替えるストレスが無くなったことで、かなり遊びやすくなりました。また、ワールドマップに関しても前作では全画面表示がされず、視認性が悪かったのですが、本作では全画面表示に対応し、さらにどこでクエストが進むのかも分かるようにUIが改良されているので、スムーズに攻略が進められました。また、ダンジョンなどから街へファストトラベルする際にタウンポータルの巻き物が必要無くなったことも、大量のアイテムを持ち帰りながら攻略を進めていくことになる本作にとってはありがたいシステム変更でした。
注意する点
- ストーリーの要所でかっこいいムービーが挿入されるが日本語字幕が表示できない(記事投稿時点:2024年12月21日)
- システム面などの説明が足りていないと感じる部分がある
- 強制終了など軽微なバグが散見される(記事投稿時点:2024年12月21日)
- ストーリーの要所でかっこいいムービーが挿入されるが日本語字幕が表示できない(記事投稿時点:2024年12月21日)
ストーリー自体は文章量がかなり多い点には注意が必要ですが、NPCとの会話文などを丁寧に読めば、翻訳に若干の違和感はあるものの十分に理解できる内容になっています。ですが、かっこいいオープニングムービーや章を跨ぐ際に表示されるムービーに日本語字幕が表示されず完璧に理解することができない点が残念だと感じました。早期版だから仕方ないのかもしれませんが日本語対応として販売している以上、字幕は最低でもつけて欲しかったです。
- システム面などの説明が足りていない(表現がわかりにく)と感じる部分がある
前述の通り武器防具のソケット周りのシステムは前作と比べて分かりやすくなりましたが、3種類あるジェムの原石「スキルジェムの原石(武器スキルを覚えるための原石)」「スピリットジェムの原石(バフ効果のあるスキルを覚えるための原石)」「サポートジェムの原石(武器スキルに特殊効果をつけるための原石)」の違いなどの説明が足りておらず、そのため「あれ?このサポートジェムはこの武器スキルには付けられないのか・・・(よく見たら使える武器スキルは表示されています)」など、使いながら徐々に理解していくしかないと感じる部分があります。それ以外にも上級職が開放されるクエストがあるのですが、説明文だけではその個性があまり分からず、加えて取得できるパッシブスキルを確認できないこともあり、2つの選択肢からフィーリングで決めることになります。さらに後から変更できないというシステムになっています。また、各スキルやパッシブスキルの回りくどい表現になっていたり、説明の文章量が多かったりするため、結局実際に使ってみて効果(同時に打てる弾数が増えているなど)を確認しないといけない場合がありました。
- 強制終了など軽微なバグが散見される(記事投稿時点:2024年12月21日)
早期版でプレイできる3章クリアまでに強制終了が5回程度発生しました。特に3章のボス戦で特定の進捗まで進むと強制終了してしまうバグが発生しており、強制終了→再度ログイン→回避連打→体制立て直し→撃破という手順を踏まないといけなかったのが残念でした。それ以外にも特定のNPCとの会話がクエスト達成しても進捗しない(再起動すれば問題は解決されました)バグや会話文中に誤字があったり、ムービーシーンやスキル解説のナレーションの音量だけがやけに大きかったり、NPCとの会話の文章量が多いにも関わらず文字送りのスピードがやや早く何度か話しかけないと読みきれないなど、細かい部分で調整が必要だと感じる部分がありました。ただ、早期版という事もありこの辺りは製品版に向けて改善されていくと思います。
オンライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- 蘇生は可能だが相当時間がかかるので、乱戦時やボス戦などでは使いにくい
- トレード機能でアイテムを渡せる
- ドロップアイテムは共有で基本的に早い者勝ち
協力プレイ環境
PlayStation5本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かる費用
ソフト代(早期アクセス権付きファウンダーパック) | 4,510円×2人分=9,020円※2024年12月21日時点 (正式リリース時は基本プレイ無料) |
オンラインサービス | PS Plusに加入が不要 |
クリアタイム
約50時間
夫婦コメント&評価
夫コメント
前作をプレイしていたので、スキルジェムを付け替えるストレスから開放されたのはかなり遊びやすくなったと感じました。記事投稿時点ではムービーに日本語字幕が表示されなかったり、強制終了など細かいバグが発生しますが早期版ということでアップデートで徐々に解消されていくと思います。そして、何より本作の魅力はボス戦に詰まっていると思います。自分で作り上げた自信のあるビルドで挑んでも初見で勝てることはほとんどなく、何回も挑戦しながら攻撃パターンを覚えて回避タイミングなどを合わせて行ったり、ボスの使ってくる攻撃属性に合わせて武具につけるルーンを調整したりビルドを見直して戦い、最終的に勝てた時にはソウルライクゲームに勝るとも劣らない達成感を味わえました。
妻コメント
多彩なキャラビルドが可能となっているほか、ギミック盛りだくさんの歯応え抜群のボス戦を楽しめます。ストーリー内容もダークファンタジーど真ん中といった感じで個人的には好みでした。ただ、職業ごとに性別や見た目が固定となっておりキャラクリの調整ができず、見た目にこだわるには有料アイテムを買うしかないのが残念でした。