目次
ゲーム概要
『サバイバルキッズ』は、2025年6月5日に発売されたパズルアドベンチャー。ゲームボーイやWiiなどでリリースされた「サバイバルキッズ」シリーズの最新作です。主な特徴として、島の探索と謎解き要素、仲間と力を合わせて大きな荷物を運ぶといった協力プレイ要素が挙げられます。
あらすじ
物語の主人公は、好奇心旺盛な4人の子どもたち。屋根裏部屋でボロボロの地図を見つけたことをきっかけに手作りの船で大冒険に出発するのですが…嵐に巻き込まれ、不思議な世界に迷い込んでしまいます。
対応プラットフォーム
Nintendo Switch2
※2025年6月10日時点
ストーリーモードのプレイ人数
おすそわけプレイ | 最大2人 |
インターネット通信プレイ | 最大4人 |
実況プレイ&解説動画(生放送)
オフライン協力プレイ(画面分割)手順
ゲーム開始直後から協力プレイが可能です。
キャラクターの見た目は「キャラクターをカスタマイズ」から変更可能です。

- Aボタンを押してゲームを開始します。
- 2Pコントローラーの「Yボタン」を押してゲームに参加します。
→2Pコントローラーの認識方法はこちら - コントローラーを2つ認識させて、1Pコントローラーの「Aボタン」を押します。
- キャラクターが2人表示されたことを確認し、「プレイ」を選択します。
- 協力プレイが開始されます。
オンライン協力プレイ手順
招待側
- 「オンラインでプレイ」を選択します。
- 「ゲームを作る」を選択します。
- 画面上部に表示される「参加コード」をフレンドに共有します。
参加側
- 「オンラインでプレイ」を選択します。
- 「コードで参加」を選択します。
- フレンドに教えてもらった「参加コード」を入力します。
レビュー
注意する点
- サバイバルと冠しているがサバイバルゲームではない
- 同じボタンでできる操作が複数あるため、誤操作が起きる
- 変なところで難易度が高く、ストレスを感じる場面があった
- サバイバルと冠しているがサバイバルゲームではない
本作は公式ホームページにもジャンルが「サバイバルアドベンチャー」と表記(2025年6月9日時点)されていますが、サバイバルゲームではありません。HPゲージなどはなく、食べ物を食べるという要素はあるものの、お腹が減ることによって死んでしまう事もなく「サバイバル」と言えるような緊張感のあるシステムはありませんでした。また、ゲームはステージ制となっており、南国の島、砂漠、雪山といったステージごとの環境の違いはあれど、敵を倒したり狩猟したりといった要素もなく、「釣具」「扇」「傘」などの道具を使って謎を解いていくだけのゲームなので筆者の感覚では本作は「パズルアドベンチャー」に該当するのではないかと思います。

- 同じボタンで出来る操作が複数あるため、誤操作が起きる
「キャンプを片付ける操作」と「釣り竿を投げる」、「扇で仰ぐ」などの操作が全て「Yボタン」に割り当てられている弊害で、キャンプを片付けようとしているのに釣竿を投げてしまうというようなもどかしい誤操作が何度も発生しました。L2ボタンやR2ボタンに操作割り当てがないので、その辺りを活用できればこのような問題は起きなかったのではないかと思います。また、画面分割プレイ中にキャラクター同士が重なり合う場面だと操作ガイドの説明が読みにくい点にも注意が必要です。

- 変なところで難易度が高く、ストレスを感じる場面があった
本作は見下ろし視点となっており、カメラ操作ができません。細い道を渡ったり、着地地点が小さい場所に飛び移ったり、傘でグライド中に奥行きを想像しながら着地地点を見極めると言った場面では距離感がいまいち掴み切れず、カメラ操作ができないことにストレスを感じることがありました。また、伐採や砕石を行うと素材が空中を舞う仕様となっており、取りに行けない水中や崖下に落ちてしまって無題に時間を取られることがしょっちゅうありました。さらに、釣具のレシピなどの重要アイテムは運搬中に海ポチャしてしまうと初期位置に戻されるのですが、最初の方のステージではさほど苦労はないものの、終盤ステージにもなると初期位置からの再度運びなおしは相当な手戻りになってしまうため、時間稼ぎなのではと感じてしまいました。

オススメする点
- パズルゲームとしては評価ができる
- 作業分担など協力プレイ要素は面白い
- 各ステージにある宝の石収集などやり込み要素がある
- パズルゲームとしては評価ができる
サバイバルゲームだと思ってプレイすると違和感があると思いますが、パズルゲームだと知ったうえでプレイすればまた印象が変わってくると思います。「釣竿」「扇」「傘」「大砲」「トランポリン」といった道具を組み合わせて謎を解いたり、川の流れや斜面などステージの地形を活かして解決していくギミックは多彩で、終盤のステージになってくると道具の組み合わせ方や道具を使うタイミングを調整する必要まで出てきて、かなりの歯応えがありました。そのため、パズルゲームとしては謎を解決できた時の達成感を味わえるやりごたえのある作品に仕上がっていると思います。

- 作業分担など協力要素は面白い
探索を手分けしたり、手が空いたら仲間の分の料理を作るといった作業分担ができるほか、重い荷物を2人で運搬したり、スイッチ操作や道具を使った謎解きを1人プレイではできない方法で手早く解決できるなど、協力プレイ要素は面白いと感じました。3段階ある制限時間内(50分以内・30分以内・15分以内など目標が3段階設定されていて、クリア後に評価される)にステージクリアを目指すというゲーム性もあって、家族やフレンド同士でタイムアタックしたりすると盛り上がりそうだと感じました。

- 各ステージにある宝収集などやり込み要素がある
各ステージには収集要素として、ゲームクリアに必須である「スター」がもらえる「宝の石」と世界観を補完してくれる「象形文字」が隠されています。それらを収集するためにはステージ攻略には必要のない場所を探索してギミックを解決する必要があるので、タイムアタックが最高評価になった後にじっくりステージを探索するなど、ステージの周回プレイが必要になってきます。また、冒険日誌というやり込み要素があり、「一度も海に落下せずにステージをクリアする」や「氷の島の魚を全種類釣り上げる」など様々な目標が存在しコレクション要素が好きな方には楽しめそうなコンテンツもあります。

オフライン画面分割プレイの仕様
協力プレイの特徴
- ストーリーを最初から最後まで一緒にプレイできる
- 画面は縦2分割
- マルチプレイ時はゲーム難易度が調整される(運搬・伐採速度などが変化)
- キャラクター同士が離れられる距離に制限はない
協力プレイ環境
Nintendo Switch2本体 | 1台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 2台 |
Joy-Con2横持ち、Joy-Con2グリップ、Nintendo Switch2 Proコントローラーに対応。
二人協力プレイに掛かる費用
ソフト代 | 7,480円 ※2025年6月10日時点 |
オンラインサービス | 不要 ※インターネット通信プレイの際はNintendo Switch Onlineに加入が必要 |
クリアタイム
約10時間
夫婦コメント&評価
夫コメント

サバイバルゲームだと思って購入したので、最初は「思っていたのと違う…」という感じでしたが、パズルゲームとしては協力要素が面白く、最後までワイワイ楽しくプレイすることはできました。ただステージ数が少なく、ストーリーもおまけ程度なので定価で買うには高すぎるというのが正直な感想です。
妻コメント

「謎の島でのサバイバル」がテーマのパズルアドベンチャーです。飢えや渇きなどのステータス管理要素や、建築要素などは存在せず、サバイバルゲームではないです。購入の際には注意してください。パズルゲームとして見ると、やりごたえがありクリア時には達成感を味わうことができました。また、協力要素が豊富で、仲間とタイミングを合わせてギミックを作動させるなどチームワークを試される場面が多くあり、「力を合わせて冒険している」という協力プレイの楽しさを味わうことができました。しかしクリアのためには周回プレイがほぼ必須であることや、操作性・視認性に難が有ること、価格に対して圧倒的にボリュームが不足しているなど、不満に思う部分が目立つゲームでした。