ゲーム概要
『Redfall』は吸血鬼に支配された街を取り戻すため戦うオープンワールド型FPSシューティングゲームです。2023年5月2日に発売されました。主な特徴として、キャラクター独自の特殊能力を使いながらのバトル、吸血鬼が街を支配した真相を明らかにしていくストーリー、独特の世界観を持つオープンフィールドの探索要などがあります。
あらすじ
物語の舞台は物語の舞台は、マサチューセッツ州に位置する架空の街「レッドフォール」。突如現れた吸血鬼たちに支配されたレッドフォールは、おぞましい場所へと変容してしまいます。プレイヤーは特殊能力を持つ4人のキャラクターの中から1人を選択して、吸血鬼や吸血鬼を崇拝するカルティストたちと戦うことになります。
対応プラットフォーム
Xbox Series X|S(Game Pass対応)、Steam、Epic Games
※2023年6月3日時点
クロスプレイに対応しています。
プレイ人数
オンラインマルチプレイ | 最大4人 |
実況プレイ&解説動画(生放送)
オンライン協力プレイ手順
ゲーム開始直後から協力プレイが可能です。
ストーリーの進捗状況はホスト側に合わされます。また、参加側のストーリーは進みません。
招待側
- 「ゲームをホスト」にカーソルを合わせて「Aボタン」を押します。
- フレンドリストから招待したいフレンドを選択します。
- 「プレイヤーを招待」を選択します。
- フレンドが参加すると画面左下にプレイヤーのアイコンが表示されます。
- 「準備中」にカーソルを合わせて「Aボタン」を押し、準備完了状態にします。
- フレンドの準備完了を確認し、「ゲームをプレイ」にカーソルを合わせて「Aボタン」を押します。
- 協力プレイが開始されます。
参加側
- 招待内容を確認し、「Xboxボタン」を長押ししてパーティーに参加します。
- 「準備中」にカーソルを合わせて「Aボタン」を押し、準備完了状態にし、招待側のゲーム開始を待ちます。
レビュー
オススメする点
- 世界観やそれを表現するグラフィックは素晴らしい
- 日本語フルボイス対応のストーリー
- 個性的なキャラでの戦闘
- 世界観やそれを表現するグラフィックは素晴らしい
オブジェクトの一つ一つが丁寧に作り込まれており、大波に囲まれて外と切り離されたレッドフォール島の日常と非日常が混ざり合った街並みが高品質なグラフィックで表現されています。マップの景観には全体的にレトロな雰囲気があり、映画館などはオールドアメリカのようなオシャレな感じでした。一方で、ネストと呼ばれる吸血鬼の住処には薄暗く不気味な空間が広がっていたり、ボス吸血鬼たちの精神世界を表現するダンジョンの構造も独特で、探索は概ね楽しめました。また、街全体が吸血鬼に支配されてしまった独特の世界観も面白く、吸血鬼だけでなく吸血鬼の味方をする「カルティスト」や民間軍事会社の兵士など、人間とも対立する設定も良かったです。
- 日本語フルボイス対応のストーリー
日本語フルボイスに対応したストーリーは真相が気になる内容で、どんどん進めたくなります。また、ミッションを受注するとこれから何をするのかをプレイ中のキャラクターのボイスで詳しく教えてくれたり、ストーリーの出来事に対してもキャラクターごとに違う反応をするので没入感が高くなっています。 ただし本作は会話メインでストーリーが進んでいくため状況が把握しづらいことがありました。例えば、吸血鬼の残留思念を読み解くときなど、霊体同士が会話しているような演出になっていて誰が発言しているのか分かりづらかったです。それに、ちゃんとしたムービーはオープニングくらいで、いくつかの静止画を切り替えていくだけの紙芝居のような演出ばかりだったので、しっかりムービーが作られていたらもっと没入感が高まっていたのでは…とその点を惜しく感じました。
- 個性的なキャラでの戦闘
それぞれ個性的なスキルを持つ4人の主人公の中から1人を選んで戦います。超能力を使えるレイラ、テレポート装置など発明したガジェットで戦うデヴィンダー、相棒のロボットを引き連れているレイラ、吸血鬼の右目を持つスナイパー・ジェイコブなどキャラクターの個性がかなり強めとなっています。各スキルは強化が可能なほか必殺技のようなスキルもあり、例えばデヴィンダーは周囲に紫外線を放射する装置で吸血鬼をまとめて硬直させる必殺技を持っていて、敵に囲まれた時とても有用でした。 味方を回復するスキルがあったり、倒れてしまった時に蘇生してあげられるので、協力プレイ中はサクサクと戦闘を進めることができました。
注意する点
- アップデートで改善がみられるが、バグが散見される※2023年6月3日時点
- ボリュームが物足りない
- ボス戦にやりごたえがない
- アップデートで改善がみられるが、バグが散見される※2023年6月3日時点
ミッション中に強制終了が頻発し、快適にオンラインマルチプレイを楽しめる状態ではありません。しかも、一人落ちると全員がゲームから切断され、ミッションが最初からやり直しになることも…。また、急に操作不能になったり、ローディングが終わらなくなったり、アイテム所持数の表示がおかしくなったりと細かいバグが散見されます。今後のアップデートで改善されてからのプレイでも良いかと思います。
- ボリュームが物足りない
メインストーリーのクリアタイムはわずか17時間程度で、協力プレイでストーリーを進めると特に苦労するミッションもなく、あっという間にクリアしてしまいました。また、大きなエリアは2つしか存在せず、どちらもそこまでの広さがないためメインストーリーを進める上で必要な探索(セーフハウスの解放と、セーフハウスで受注できるミッション)を終える頃には目新しい場所がなくなっているような状態でした。また、次のエリアに進むと前のエリアに戻れない仕様になっていたり、クリア後は最初から始めることになるなど、やり込みプレイもしづらい印象を受けました。
- ボス戦にやりごたえがない
メインストーリークリアまでに倒すボスはわずか4体と少ないです。しかもその中には4つの穴を利用してもぐら叩きの要領で戦うはずが、ほぼ棒立ち状態でただ攻撃を食らわせるだけといったボスまで存在し、ちょっとしたギミック絡みの戦闘はあるのですが全体的にやりごたえに物足りなさを感じるボスばかりでした。さらにラスボスに至って普通に体力を削って終わりという呆気なさで、もっと形態変化したりと激しい戦闘を予想してバッチリ準備を整えて突入したため完全に肩透かしを食らいました…。
オンライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- マルチプレイではホスト側のストーリーのみが進む(ゲスト側が入手した経験値や装備状況は保持される)
- 味方を蘇生できる
- 協力プレイを繰り返してキャラクター同士の信頼度が上がると経験値や蘇生速度などにボーナスがつく
協力プレイ環境
Xbox Series X|S本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かる費用
ソフト代 | Xbox Game Pass対応ソフト (月額1,100円×2人分) ※2023年6月3日時点 |
オンラインサービス | 必要 |
クリアタイム
約17時間
夫婦コメント&評価
夫コメント
ボス戦にやりごたえが無く、もぐら叩きのようなギミックで戦うボスはバグなのかどうか分からないのですが一切攻撃してこなかったり、ラスボスに関しては形態変化もなくイベント戦のようになっていて呆気なく勝利してしまったため本当に終わりなのかと疑ってしまうレベルでした。装備のハクスラ要素に関しても、苦戦することが少ないので装備更新の必要があまりなく、せっかくのランダム性を生かしきれていない印象を受けました。また、吸血鬼を処理するためには銃剣(銃の先に杭が取り付けられているタイプ)である必要があるのですが、同種の武器でも杭が付いている場合と付いていない場合があり、どうせ吸血鬼と戦うのだから全武器に杭をつけていて良かったのでは…と思います。その他にも、赤い霧のエリア内に入ってしまうとほぼ即死なのですが、対処方法のヒントさえなく、そのせいで無駄に遠回りして移動することになりストレスでした(なお、紫外線ビーム系の武器で撃つと霧を止められるそうです)。
妻コメント
個性的な4人の主人公たちと、特殊能力を使った戦闘スキル、そして何より吸血鬼と戦うという世界観は魅力的なのですが、頻発するバグを始めとしてムービーがほぼ無く紙芝居のように静止画が切り替わるだけの演出やストーリーの核心に触れる時ですら会話のみで済まされてしまったり、ボスの数が少なく探索エリアもそこまで広く無く、クリアまで17時間というボリュームの無さなど、かなり期待していただけにガッカリしてしまうことの方が多い作品でした。また、クエスト目的地が分かりづらく、フィールドの構造的になまじ高低差のある移動ができるせいで目的地の近くで行ったりきたりしながら探す必要が多かったのもプレイしにくいゲームだなあ…と感じる要因でした。日本語フルボイスに対応しているところはすごく良くて、声優さんの演技も素晴らしかったです。