目次
ゲーム概要
『地球防衛軍6』は、2022年8月25日に発売された3人称視点の3Dアクションシューティングゲームです。主な特徴として、地球を侵略しようとする大量の敵たちとのシューティングバトル、個性的な4つの兵科、過去最高のミッション数と武器・兵器種を収録するシリーズ史上最大のボリュームが挙げられます。
あらすじ
物語の舞台は西暦2027年の地球。前作にて、地球防衛軍・通称EDFは未知の侵略者たちとの戦いで辛くも勝利を収めた。しかし人口の9割が失われ、文明は崩壊の危機に直面。さらには置き去りにされたエイリアンや侵略生物が地球に住み着いて繁殖を続けている。市街地は荒廃し、物資も武器も満足に存在しない世界で繰り返される死闘。いくら戦えども状況が好転することはなく、しかしこの消耗戦をやめれば、あっという間に地上は人類のものではなくなってしまう…。人類は、限界まで追い詰められていた。そんなある日、人手不足に悩むEDF基地に、新たに配属されたひとりの兵士がいた——。
対応プラットフォーム
PlayStation4、PlayStation5
※2022年9月2日時点
PS4とPS5間のクロスプレイに対応しています。
プレイ人数
オフライン | 最大2人(画面分割) |
オンライン | 最大4人 |
実況プレイ&解説動画(生放送)
画面分割プレイ手順※PS5
ステージ1から協力プレイが可能です。
- 新しくゲームを始める場合は新しいセーブデータを作成します。※既存のセーブデータから始めることもできます。
- セーブスロット名を入力します。この名前がゲーム内の1Pキャラクターの頭上に表示されます。
- 「画面分割2人プレイ」を選択します。
- 2Pコントローラーを本体に接続して1Pプレイヤーとは別のPSアカウントを使用してログインし、×ボタンを押します。
※2Pコントローラーのログイン方法についてはこちらの記事にまとめています。 - 2Pはトロフィーが獲得できないなどの注意点が表示されるので、確認して「はい」を選択します。
- 1Pと2P各自でコントローラを操作し兵科や武器などのカスタマイズを行います。
- いずれかのコントローラーで「出撃」を選択します。
- いずれかのコントローラーで「遊びたいミッション」を選択します。
- 画面分割プレイが開始されます(左が1P画面、右が2P画面です)。
オンライン協力プレイ手順※PS5
ステージ1から協力プレイが可能です。
ホスト側
- 新しくゲームを始める場合は新しいセーブデータを作成します。※既存のセーブデータから始めることも可能です。
- セーブデータに名前をつけます。※ゲーム内でのキャラクター名として他プレイヤーの画面にも表示されます。
- 「オンライン ミッションモード」を選択します。
- 「ルームを作る」を選択します。
- 「ルームの種類」を選択します。
- 「招待限定」を選択します。
- 「ルームを作る」を選択します。
- 十字キーの右ボタンを押してコミュニケーション関連のメニューを表示させ、一番下にある「招待状を送る」の項目にカーソルを合わせて十字キーの右ボタンを押します。
- するとPlayStationアカウントのフレンドリストが表示されるので、R1ボタンを押して「フレンドタブ」を開き招待したいフレンドを選んだあと、「招待」を選択します。
- フレンドがルームに参加すると画面左側にポップアップが表示され、右側にプレイヤー名が表示されるようになります。
- 「兵科武器選択」からは兵科や装備のカスタマイズが可能です。
- コントローラーの左スティックを操作して「ミッション選択」を選べば、挑みたいミッションを選択可能です。
- 左スティックを操作して「出撃準備完了」を選択します。ルーム内のプレイヤー全員が「出撃準備完了」を選択するとミッションが開始されます。
- 無事に合流できました!
参加側
- 招待のポップアップが表示されたら、PSボタンを押します。
- 「グループに参加」を選択します。
- 遊びたいセーブデーターを選択します。※新しくセーブデータを作成することも可能です。
- 兵科をカスタマイズします。
- 「出撃準備完了」を選択し、ホスト側も「出撃準備完了」を選択するとミッションが始まります。
※参加側にはミッションの選択権限がありません。
レビュー
オススメする点
- 装備を組み合わせながら自分好みの戦い方を追求していくのが楽しい
- 地球防衛軍シリーズならではの演出で展開していくストーリーが面白い
- 大量の敵との戦闘ではやり応えと爽快感がどちらも味わえる!
- 装備を組み合わせながら自分好みの戦い方を追求していくのが楽しい
バランス型歩兵のレンジャー・空を飛び回りながら高火力の武器で戦うウイングダイバー・盾持ちで重装備ができ高い防御力を誇るフェンサー・空爆を要請できるエアレイダーと言った兵科ごとの個性があり、そこに多数の武器・装備が組み合わさることで幅広い戦法が取れます。豊富な武器種はシリーズ通しての魅力でもあり、今作ではスピアなどの近接武器や1キロ先まで届くレーザー銃のほか、範囲内の敵を消し炭にする火炎放射器、小型爆弾を搭載したドローンなど様々な武器が用意されています。また、武器によって有効射程距離や弾数・リロード時間などが細かく設定されており、例えばロケットランチャーのように弾薬が少なくリロード時間も長いかわりに高火力の武器を持っていくのか、はたまた中距離からコツコツとダメージを稼げて弾数も多いアサルトライフルを装備するのかといった選択肢があります。さらにアサルトライフルという武器種のなかでも細かく枝分かれしているので、それら一つ一つを実際に使いながら選び取っていけば自分好みのビルドが実現可能だと思います。
今回私たちはレンジャーとエアレイダーをメインにプレイしたのですが、レンジャーには今作から武器枠とは別にサブ装備枠(手りゅう弾などを装備できる)が増設されており、スナイパーライフルで遠距離から狙撃しつつ近付いてきた敵には手りゅう弾を投げるという戦法が個人的にかなりハマってやりやすかったです。エアレイダーについても今作からは射撃用ドローンを敵に飛ばすなど新たな攻撃手段が追加されており、接近戦に対応しやすくなっているのに加え、範囲内の味方を回復するツールなども装備できるため協力プレイの際は火力貢献だけでなくサポート役としても活躍できて楽しめました。
- 地球防衛軍シリーズならではの演出で展開していくストーリーが面白い
今作の物語はプレイヤーがEDF251基地に新人兵士として配属されるところから幕を開けます。描かれるのは前作「地球防衛軍5」の数年後、エイリアンや侵略生物たち、さらにはレーザー砲を乱射する邪神(!?)までもが地球上を闊歩する、絶望に包まれた世界です。戦いの爪痕が色濃く残る町並みはほとんどの建造物が崩壊しており、世界人口はおよそ9割減少しているなど、今作のEDF隊員は過去作と比べてみてもぶっちぎりでド重い状況に立たされています。
しかしながら、エイリアンたちを不法侵入者と呼んで取り締まろうとする司令官や、心に闇を抱えた元研究員など個性強めのNPC達に加えて、シリーズお馴染みのチャット定型文によるコミュニケーション要素などが例の如く絶妙に緊迫感を薄めてくれます。例えば、すでに廃墟と化した街だというのに市民が戦闘に巻き込まれないかつぶさに確認する司令官の姿や、「食料不足で満足に食べられない。だけど元々少食だからよかった!」と若干ズレ気味のNPCの発言があったり、プレイヤーがEDFの歌を口ずさめば当然のごとくNPC達が合唱しはじめたり…。けれど、このシリアスになりすぎない演出こそが本シリーズの魅力の一つであり、シリーズファンの方ならば確実に楽しめる作りになっていると感じました。また今作は予想外の形で前作と密接に繋がっていて、プレイしていて思わず「ええーー!?」と声が出てしまうほど驚く展開もあり、前作をプレイした方は必見のストーリー内容だと思います。みんなで「EDF!」と叫びながら絶望を通り越して笑ってしまう程大量に出現する敵をうち倒していく、そんな地球防衛軍ならではのノリが好きな方に是非プレイして欲しいです!
- 大量の敵との戦闘ではやり応えと爽快感がどちらも味わえる!
押し寄せてくる敵の大群との戦闘には、たくさんの敵を一気にうち倒していく爽快感があります。しかし、ストーリーが進むほどにステージ内容は難しくなっていき、ただひたすら攻撃するだけでは敵の数に圧倒され、結局全滅…なんて事も。そんなとき、ステージの地形や出現する敵に合わせて兵科・装備を変更したり、戦車や戦闘用のロボットを活用してみるなど戦法を変えることで勝利への道が開かれていきました。例えば、飛行型の敵が出現するステージでは初見時は飛行型が相手だと気付けず中距離武器しか持っていなかったため大苦戦しましたが、再挑戦の際は確実に仕留めるためにロックオン機能が付いたロケットランチャーを担いで行くことで難なくクリアできました。一方マルチプレイの際は互いに意見を出し合って「この敵を倒したらフェーズが進むから攻撃のタイミングを合わせよう」とか、「ある程度進めるとマップの北側に大量の敵が湧くからその時までに体制を整えよう」と言った風に作戦を立てて行動する事で立ち回りがスムーズになっていきました。こうした試行錯誤の末にステージをクリアできた時にはやりごたえがあり、それと同時に誰かと力を合わせて戦うチームプレイの面白さを味わえました。
注意する点
- UIなどゲームを遊びづらくしている部分がある
- ストーリーが完全に前作と繋がっているため、前作をプレイしていた方がより楽しめる
- 巨大な虫や気持ち悪いエイリアンが大量に出現するうえ、グロテスクな描写も多い
- UIなどゲームを遊びづらくしている部分がある
方向キーでの操作がコミュニケーションツール専用となっており、初見時はメニュー画面のカーソル移動を左スティックで行うことに気付けず戸惑いました。また、兵科ごとに回避アクションやサブ装備を使用する際の操作が違うので、兵科を変えてプレイした際にこんがらがって操作ミスしてしまいがちでした。設定から兵科ごとのボタン配置をいじれるので、やりやすいように変更してみるのも一手だと思います。なお本作はオープニングをスキップできません(すでにプレイデータがある状態でそれとは別に新規ゲームを始めた際も、スキップできません)、ボイスもムービーも特になく字幕と画像がスライド形式で移り変わるだけということもあり地味に長く感じてしまうので、ボタンを押して自分のタイミングで読み進められるようにするだけでもかなりテンポが良くなりそうです。一方、戦闘後にアイテムを拾う時間はもう少し長くても良いのではと感じました。アーマーやウェポンなどの物資は今後の戦力アップにもつながっていく重要アイテムなのでなるべく沢山拾っておきたいところですが、敵が多い分倒し方も規則正しくというわけには中々いかず、マップ内にアイテムがばらばらに散らばってしまうため回収に時間がかかります。基本的に全ての敵を倒すと即ステージクリアになる仕様なので、協力ゲーム通信の場合は敵を1匹だけ残してその攻撃を回避しながらマップ内をぐるぐる回り、アイテム拾いの時間を自主的に設けつつプレイしました。
- ストーリーが完全に前作と繋がっているため、前作をプレイしていた方がより楽しめる
完全に「地球防衛軍5」の続編となっており、前作をプレイしていた方がストーリーをより深く楽しめると思います。もちろん、前作未プレイの状態でも本作を楽しむことはできますが、前作を知っていると知っていないでは楽しさのレベルが変わってくると感じました。そのため、事前に前作をプレイすることをおすすめします。
- 巨大な虫や気持ち悪いエイリアンが大量に出現するうえ、グロテスクな描写も多い
虫の大群やカエル型のエイリアンなどが登場します。アリや蜂、蜘蛛、ダンゴムシなどの虫(しかも質感がリアル)が画面を埋め尽くすほどたくさん出てくるので、虫が苦手な方は注意が必要です!ダンゴムシに踏みつけられまくって何もできず死んでしまったときの無力感と、蜘蛛の糸に絡め取られて身動きが取れなくなったときの絶望感がすごいです・・・。さらに、エイリアンを攻撃すると緑や紫の体液が飛び散り、頭が吹っ飛んだり腕がもげたりしてグロいです。上半身だけの状態になっても攻撃してくるエイリアンたちの殺意の高さには戦慄せざるをえません(放っておくと再生するところも怖いです)。そのため、グロテスクな描写が苦手な方も注意が必要です。
画面分割プレイの仕様
協力プレイの特徴
- 味方に近付いて○ボタンで蘇生できる
- 画面は左右に二分割
- アーマーの強化値や入手した装備の状況は共有される
- 1P、2Pどちらにもミッション選択権限がある
- フレンドリーファイアがある(難易度によってダメージ量が変化)
- ミッション中に1P、2PのどちらかがコントローラーのOptionボタンを押すとゲームが一時停止される
協力プレイ環境
PlayStation5本体 | 1台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 2台 |
画面分割プレイに掛かる費用
ソフト代 | 8,980円 ※2022年9月2日時点 |
オンラインサービス | PS Plusに加入が不要 |
オンライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- ストーリーの進行度が違う相手とも協力プレイが可能(クリアしたことの無いステージにも参加できる)
- 味方に近付いて〇ボタンで蘇生できる
- アイテムは拾ったプレイヤーのものになる(共有はされず、早い者勝ち)
- ミッション選択権限があるのはホストプレイヤーのみ
- フレンドリーファイアがある(難易度によってダメージ量が変化)
- ミッション中にコントローラーのOptionボタンを押しても一時停止されない
協力プレイ環境
PlayStation5本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
オンライン二人協力プレイに掛かる費用
ソフト代 | 8,980円×2人分=17,960円 ※2022年9月2日時点 |
オンラインサービス | PS Plusに加入が必要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント
マルチプレイでフレンドをルームに招待する際の操作がかなりやりづらく、方向キーと左スティックでの操作がごちゃごちゃになってしまい未だに間違えてしまいます・・・。UIの改善に期待したいところです。それ以外は問題なく楽しめて、めちゃくちゃ難しくて何度も失敗したステージでも一度作戦を練って装備を変えたりどこから攻めるかなどを決めて立ち回ることであっさりクリアできました。大量の敵を薙ぎ払う爽快感だけでなく戦略的な戦いも体験できるようになっていると思います。「EDF!」と叫んだり、一緒に歌ってみたりと定型文チャットを多用しながら協力プレイをすると盛り上がって楽しかったです。
妻コメント
世界観やゲーム性などが引き継がれているので過去作をプレイしたことがあればすんなりと没入できると感じました。また、驚きのストーリー展開は必見です!ただし初めて地球防衛軍シリーズをプレイする方は、実際のところそこまで質が高いわけではないグラフィックや、NPCたちの会話ノリについて行けず困惑してしまうかもしれません。このちょっぴりレトロでノスタルジックなB級感も本シリーズの魅力なのですが、本作だけでその魅力を味わう前に「地球防衛軍5」をプレイしておくことでさらに理解が深まって楽しめると思います。