目次
ゲーム概要
『モンスターハンターライズ』は、大人気・モンスターハンターシリーズの最新作として2021年3月26日に発売されたNintendo Switch用ソフト。ジャンルは狩猟アクションです。今作からの新要素として、「翔蟲」を使った移動アクションや武器ごとの特殊技、モンスターを操る豪快アクション「操竜」、モンスターの襲来から砦を防衛するクエスト「百竜夜行」などが登場しました。また、最大4人での協力プレイが可能で、ローカル通信プレイとインターネット通信プレイ(※Nintendo Switch Onlineに加入必要)に対応しています。
あらすじ
物語の舞台となるのは美しい自然に囲まれた、たたら製鉄が盛んな拠点「カムラの里」。新人ハンターとして認められたばかりのプレイヤーは、里長から「百竜夜行」が始まることを告げられます。「百竜夜行」とは、数多の狂暴なモンスターが人里へと大襲来する災禍のこと。そしてカムラの里は50年前の百竜夜行により壊滅寸前にまで追い込まれた過去を持ちます。大切な故郷と仲間たちを襲撃から守るため、プレイヤーは巨大モンスターたちの狩猟に挑みます。
メインストーリーである里クエストはマルチプレイに非対応である点に注意が必要です。
対応プラットフォーム
Nintendo Switch ※2021年4月4日時点
プレイ人数
里クエスト | 1人専用 |
集会所クエスト | 1~4人(ローカル通信・インターネット通信) |
実況プレイ&解説動画
協力プレイ手順(インターネット通信プレイ)
本作のマルチプレイは、チュートリアルを進めて「郵便屋」が利用できるようになってから解放されます。
ホスト側
- まずは、郵便屋のセンリに話しかけます。
- インターネットで遊ぶ を選択します。
- ロビーをつくる を選択します。
- 遊びたい環境に合わせて、ロビー設定を変更します。今回は、2人だけで遊ぶので、募集する人数を「2人」に変更し、入室条件にパスワードを設けました。
- 設定が完了したら 作成 を選択します。
- 入室用のパスワードを設定します(今回は1234にしました)。入力できたらコントローラーの+ボタンを押して決定します。
- もう一度郵便屋のセンリに話しかけて、ロビー設定を選択します。
- ロビー識別番号を確認して 一緒に遊びたいプレイヤーに共有してあげてください。
ゲスト側
- 郵便屋のセンリに話しかけます。
- インターネットで遊ぶ を選択します。
- ロビー識別番号検索 を選択します
- 教えてもらった識別番号を入力し、コントローラーの+ボタンを押して確定します。
- フレンドの作成したロビーだと確認できたら、ロビーに入るを選択します。
- 合流できました!
ハンターコネクト
ハンターコネクト」は、特定のプレイヤーとのマッチングがしやすくなる便利機能です。ロビー作成時にハンターコネクトを指定しておくと、同じハンターコネクトを所持している人はパスワードやロビー識別番号を入力しなくてもそのロビーに参加できます。なお、ハンターコネクトが指定されたロビーは通常検索に表示されなくなります。
作成・招待する側
- コントローラーの+ボタンを押してメニューを開き、Rボタンを押して通信のカテゴリを表示します。
- ハンターコネクト を選択します。
- コネクトの追加 を選択します。
- 新しくコネクトを作る を選択します。
- コネクト名を設定し、+ボタンで決定します。
- フレンド以外のプレイヤーを無作為に招待してしまうのを防ぐため、自動招待を「なし」に設定します。
- コネクト作成 を選択します。
- はい を選択します。
- 作成したコネクトを選んで、「コネクトに招待する」を選択します。
- 招待を送りたいプレイヤーを選び、決定ボタンを押します。
参加する側
- コネクトに招待されると、通知が画面右側に表示されます。
- コントローラーの+ボタンを押してメニューを開き、Rボタンを押して通信のカテゴリを表示します。
- ハンターコネクトを選択します。
- コネクトの追加を選択します。
- 招待されたコネクトに参加する を選択します。
- 参加したいコネクトを選んでAボタンで決定します。
- はい を選択します。
レビュー
オススメする点
- 新要素の加わったバトル
- フィールド探索が楽しい
- 遊びやすさが色々UP!
- 新要素の加わったバトル
>>「翔蟲」を使ったアクション
指示した方向に飛んで特殊な糸でプレイヤーを引き寄せてくれる「翔蟲」は、本作の新要素の一つです。翔蟲ゲージを使用して発動でき、空中移動や壁走りなどのアクションにつなげればトリッキーに戦場を駆け回ることができます。
翔蟲の登場により、ヒット&アウェイが基本であるモンハンのアクションにスピード感が増し、手に汗握る狩猟がさらに白熱しました。中でも、モンスターにふっとばされた時や尻もちをついてしまった時に使える「翔蟲受け身」は、体勢を立て直す際にとても重宝します。ふっとばされる→地面に叩きつけられる→しばらく操作不能で突っ立ったまま→倒される というコンボにならずにすむので、追撃を避けやすいです。しかしながらゲージが回復していない時には翔蟲受け身は取れませんので、戦闘中はスタミナゲージだけでなく翔蟲ゲージの管理にも気を付ける必要がありそうです。
そして全14武器種すべてに、専用技である「鉄蟲糸技」が登場しました。いわゆる武器の固有技のような感じで、上手く決まれば大ダメージが狙えるうえ、動きがかっこいいです!そしてこの鉄蟲糸技を何度も決めれば、モンスターの背中に乗り上げて行動を操ることも可能です。
>>モンスターを操る「操竜」
拘束したモンスターを糸で操る新アクション「操竜」がとても面白いです。操竜状態になるとモンスターを制限時間付きでコントロールできるようになり、同士討ちをさせたり、わざと壁に激突させたりすれば大ダメージを与えられます。なお、モンスターは鉄蟲糸技を使って攻撃したり、環境生物を利用したり、別のモンスターとの縄張り争いによって「操竜待機状態」になります。操竜待機状態中のモンスターは身動きが取れないので、その隙に砥石などのアイテムを使うと良さそうです。
操竜中は他のモンスターを攻撃することで操竜ゲージが上昇し、操竜ゲージをMAXまで溜めるとモンスターごとに用意された最終奥義「操竜大技」を繰り出せます。どのモンスターも派手なモーションがカッコいいです!それに巨大モンスターを暴れさすわけなので、地形をドカドカ破壊できたりと、何だか狩猟のスケールまで大きくなった感じがしてワクワクします。
>>防衛クエスト「百竜夜行」
「百竜夜行」は、襲い来るモンスターの集団から耐久値のある砦を防衛する新クエストです。プレイヤーはモンスターが攻めてくるまでの時間を利用して、砦内に狩猟用設備を配置していきます。狩猟用設備として、プレイヤーが乗って操作するバリスタ・大砲台などの「搭乗型」、NPCや装置がオートで攻撃してくれる「自動型」、そして里の仲間たちがサポートに駆けつけてくれる「制限型」(強力な効果の代わりに配置できる回数に制限がある)が登場します。
クエスト中は時間が経つほど砦レベルが上がり、使用できる狩猟設備が強化されていきます(例えば序盤は配置できなかった連射砲が終盤には使用できるようになるなど)。そして一番奥の関門が破壊されないように砦を守り切るか、大物やヌシと呼ばれるモンスターたちの中でもひときわ強い個体を倒すことでクエストクリアとなります!モンスターが沢山登場するのであちこち駆け回ったりとちょっと忙しいですが、2人で遊ぶといい感じにわちゃわちゃと乱戦になって楽しかったです。ただ手分けした方が何かと効率が良く、キャラクター同士が離れて行動しがちなので、状況を把握するためにもリアルでの声の掛け合いが重要になりそうです。狩猟バトルと同様に、「一つの目的達成を目指して、他のプレイヤーと力を合わせる」という協力プレイの楽しい部分をしっかり味わえるコンテンツだと思います。
- フィールド探索が楽しい
本作には、2021年4月4日時点で大社跡、砂原、水没林、寒冷諸島、溶岩同という5つのフィールドが登場します。それぞれに特色があり、生態系や景色の全く違うフィールドをシームレスに冒険できます。それに翔蟲のおかげで景色の良いところや高い場所に登るのが楽しいです(壁走りに失敗すると真っ逆さまに落ちて登り直しになりますが…泣)。探索中に山の頂上で小さな社を見つけたり、メラルーたちの住処に入ったせいでいきなりアイテム盗まれたり笑、切り立った崖にレアな特産品のキノコが生えてたりとか…、そんな些細な出来事が「世界を冒険している」という没入感につながって楽しいです。また、隅々まで探索していると先人の遺物と呼ばれるものが見つかったり、希少な環境生物と出会うこともあり、なんだかお宝探しみたいでわくわくします。ゲーム内カメラも実装されているので、可愛い環境生物を眺めたり、世界観をのんびり味わいたい方はフィールド探索がてらのお散歩、おすすめです!
- 遊びやすさが色々UP!
背中に乗せてくれるおっきなわんこ「オトモガルク」や翔蟲の登場によりフィールド内の移動が劇的に早くなり、移動に関するストレスがかなり軽減されたように思います。それに広大なフィールドにも関わらずローディングが早めなのも嬉しいポイントでした。さらに里内ではマップからすぐに施設に移動できて便利でした!
そして今作から、ホットドリンクとクーラードリンクを飲まなくても、厳しい環境のフィールド内でずっと活動できるようになりました(嬉)!以前よく忘れたまま出発してたのでありがたや…。あとは、モンスター同士の縄張り争いによってどちらかが「操竜待機状態」になることがあり、乱戦がプレイヤーのチャンスにつながりやすくなっています(前作では慌ててこやし弾をスリンガーにセットしていましたが…笑)。そして、未討伐のモンスターでも痕跡を探す必要がなくなり索敵がとても楽になりました。
注意する点
- 里クエストはソロ用コンテンツ
- アプデ前提のボリューム
- 里クエストはソロ用コンテンツ
モンハンワールドの時とは違い、本作では他のプレイヤーと一緒にメインストーリーを進められません泣。拠点内で合流できるということもあり、ストーリーの協力プレイにとても期待していたのですが、、残念です。さらに、里クエストには上位クエストがないため、集会所クエストを進めなければ上位装備は製作できません。里クエストと集会所クエストは別物として分けているにも関わらず、ソロだけではキャラクターの強化が完結しないというのはすこし不思議に感じました。
- アプデ前提のボリューム
メインストーリーである里のクエストは8時間程度でクリアしてしまい、クリア後は上位クエストが解放されるわけでもないため、どうしてもストーリーのボリュームの少なさが気になりました。なお集会所クエストにもちょっとしたストーリー性はあるものの、ムービーなどが特に無いのでこちらは物語を楽しみながらプレイするという感じではありませんでした。ブログ投稿日時点ではHRの上限が7と定められているほか、登場するモンスターの種類も正直なところ余り多くないです。今後のアップデートでコンテンツが追加されていくのを期待したいと思います。
オンライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- 里クエスト(メインストーリー)は他のプレイヤーと一緒にプレイできない。
- マルチプレイ時は一人一匹オトモを連れて行ける。
- 同じロビーに集まったあと別々のクエストを進められる
- ハンターコネクトを使うと合流がスムーズになる
協力プレイ環境
Nintendo Switch本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 8,800円×2本=17,600円 ※2021年4月4日時点 |
オンラインサービス | インターネット通信プレイ時、Nintendo Switch Onlineに加入が必要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント
サクサク進められる里クエスト(ソロ用コンテンツ)でアクションの練習をして、集会所クエストで手に汗握る戦いに挑戦する!というのが本作の基本的な流れになっていると感じました。モンハンシリーズを初めてプレイする方から、上級者ハンターまで楽しめるようになっていると思います。また、ロード時間が短いことや翔蟲・オトモガルクのおかげで移動が楽しくなり、モンスター同士の縄張り争いに巻き込まれたりする乱戦時のストレスもほぼなくなりましたし、暑さ・寒さ対策が不要になったなど過去作に比べて遊びやすさが上がっています。メインストーリーが2人で遊べないことや現状ではモンスターの種類が少ないことは残念なのですが、4月末には第一弾の無料アップデートが予定されていることもあり今後に十分期待できるゲームです!
妻コメント
新アクション「操竜」が楽しい!!です! 戦闘中に一度発生すればラッキーなのかな?程度に予想していたのですが、実際にプレイしてみると思った以上に頻繁に操竜させてもらえます(嬉)。うまく操縦できると操竜後にモンスターのダウンを奪えることもあり、大きなダメージソースになる新たな狩猟アクションとして、本作のなかでも一際輝く新要素だと感じました。さらに、「花結」と呼ばれる新装備が探索を面白くしています。花結の種類に応じて環境生物「ヒトダマドリ」の恩恵の量が変化し、この恩恵が料理とは別にハンターの基本ステータスを強化してくれます(クエスト終了時に元に戻ります)。目当てのモンスターのところに行くまでにヒトダマドリは結構たくさん配置されてるので、わざわざ狙わなくてもそれなりに強化してもらえるのがありがたくて気に入っています。