目次
ゲーム概要
『LEGO ホライゾン アドベンチャー』は、2024年11月14日に発売されたアクションゲームです。本作の主な特徴として、LEGOブロックで表現されたホライゾンの世界を冒険できること、ユニークな武器やサブツールを駆使しながらのバトル、そして拠点のカスタマイズ要素などが挙げられます。
あらすじ
物語の舞台は、はるか未来の地球。狩人・アーロイとその仲間たちは、いにしえの邪悪な存在が地球を再び滅亡させようとしていることに気付く。 地球を守るため、アーロイたちは冒険に出発する!
対応プラットフォーム
PlayStation5 / Nintendo Switch / PC(Steam)
※2024年11月19日時点
異なるプラットフォーム間でのクロスプレイには記事投稿時点では未対応です(例:PS5とSwtichなど)。
プレイ人数
オフラインマルチプレイ | 最大2人 |
オンラインマルチプレイ | 最大2人 |
実況プレイ&解説動画(生放送)
オフライン協力プレイ手順 ※PS5版
ゲーム開始後、約15分程度のソロで進めるチュートリアルが終了後に協力プレイが開放されます。
※下記画像が表示されたら協力プレイ可能になります。
- あらかじめPS5本体にコントローラーを2台接続させておきます。
→PS5のコントローラーの接続方法はこちら - 2Pコントローラーのオプションボタンを押します。
- 合流できました。
オンライン協力プレイ手順 ※PS5版
ゲーム開始後、約15分程度のソロで進めるチュートリアルが終了後に協力プレイが開放されます。
※下記画像が表示されたら協力プレイ可能になります。
招待側
- オプションボタンを押してメニューを開きます。
- 「フレンドを協力プレイにさそう」を選択し、PSNのフレンドリスト画面を開きます。
- 招待したいフレンドを選択し、招待を送信します。
参加側
- 招待通知を確認し、パーティに参加します。
- 合流できました。
レビュー
オススメする点
- 高品質なレゴブロックとBGMで表現されたホライゾンの世界
- 「ホライゾンゼロドーン」のストーリーの根幹を守りつつも、コミカルに分かりやすく作られたストーリー
- 4人の個性的な武器と複数種あるガジェットを組み合わせて戦う戦闘が面白い
- 高品質なレゴブロックとBGMで表現されたホライゾンの世界
本作には「落ようのさばく(砂漠)」「聖なる地(ステップ)」「めぐみのジャングル(ジャングル)」「がいかの山脈(雪山)」の4つのバイオームが存在します。それぞれのフィールドで特徴的な植生を確認できるほか、終末以前の世界の看板や壊れた車なども配置されており、細かいオブジェクトから遠景まで含め、レゴブロックの特徴を生かしながら「ホライゾン」シリーズのポストアポカリプスの世界観が丁寧に描写されています。また、壮大な世界観を表現するBGMにもこだわりを感じることができ、「ホライゾン×レゴ」の世界観にどっぷりと没入できる素晴らしい作り込みだと感じました。
- 「ホライゾンゼロドーン」のストーリーの根幹を守りつつも、コミカルに分かりやすく作られたストーリー
ホライゾンシリーズをプレイ済みの私としては、ホライゾンゼロドーンのストーリーは登場人物が多いことや複雑な感情を理解する必要があり、描かれる壮大な世界観も相まってしっかりプレイしないとあらすじすら理解するのが難しいと感じていたため、レゴシリーズで表現するのは難しいのでは…と考えていたのですが、結果としては登場人物も主要なメンバーに絞られている事もあって「よくまとまっている」という印象でした。レゴシリーズ特有なユーモラスな表現のおかげでシリアスなシーンも重たくなりすぎず、また感情を読み取るのが難しいシーンでもレゴシリーズだから許されるストレートな感情表現や物言いのおかげで思わず笑ってしまう事もあり、それでいてストーリーの理解が簡単になっているのは見事だと感じました。
それでいて「アーロイが自分の出自に疑問を持ち、色々な試練を乗り越えながら真相に迫っていく」というホライゾンゼロドーンで大事にされている根幹となる部分からは逸脱することなく、むしろその点を大切に表現しているので、物語の最後には目頭が熱くなる事もありました。
- 4人の個性的な武器と複数種あるガジェットを組み合わせて戦う戦闘が面白い
本作にはプレイアブルキャラクターとして「弓を使うアーロイ」「ハンマーを使うエレンド」「槍を使うヴァール」「爆弾を使うティルサ」が登場します。敵との距離を保ちながら安定したダメージを与えられる弓使いのアーロイと、近接攻撃がメインのため敵の攻撃を受けやすいものの一撃の威力が大きいハンマー使いのエレンドといったふうに、4人の武器には長所と短所があり、プレイスタイルによって1P、2Pともに自由にキャラクターを選択できる(アーロイを必ず選ぶ必要はない)のが良い仕組みだと感じました。
また、弓などのメイン武器での攻撃には火・雷・氷などの属性を付与することができ、例えば機械獣を凍らせて行動を止めながら連携して攻撃を当てていくなど戦略的なバトルを楽しめました。加えて、メイン武器と同時に使えるガジェット(サブ武器)にはおとりとなる人形を設置して敵の攻撃を逸らしたり、周囲の敵を吸引して一箇所に集めるボムなどがあり、大量の敵を相手にすることが多いバトルではどのタイミングでガジェットを使うかが有利に戦闘を進める上でポイントになる事も多く、蘇生要素もあるので二人で声をかけ合いながら連携して戦うバトルが面白かったです。
注意する点
- オープンワールドではなくステージ制なので、探索要素は少ない
- クリアまで約8時間程度と圧倒的にボリューム不足を感じる
- アクションゲームが得意な方は戦闘にやりごたえを感じないかも…
- オープンワールドではなくステージ制なので、探索要素は少ない
本家作品である「ホライゾンゼロドーン」では広大なオープンワールドの世界を自由に探索できるところが魅力だったので、本作でも自由度の高い探索要素を期待していたのですが・・・本作はオープンワールドではなくステージ制となっていて、ステージに隠されている宝箱をガジェットなどを駆使しして発見したり、レゴブロックを組み上げて建築物を直すという要素はあるものの「本格的な探索を楽しむ」要素はありませんでした。
一応、各エリアの追加ステージクリア後にフリーモードが開放されるのですが、同じステージを周回できるだけで目新しさもなく、せっかく高品質なレゴブロックとBGMでホライゾンの世界が描かれているのに、それを活かしきれていないのではと感じました。
- クリアまで約8時間程度と圧倒的にボリューム不足を感じる
私たちは最高難易度でプレイしましたが、本編クリアまでの所要時間は8時間程度と記事投稿時点の実売価格6,500円を加味すると「正直物足りない」としか言いようがありません。各エリアをクリア後にプレイ可能になる追加ステージも全てクリアしても、プレイ時間は10時間程度だったため、長く遊べるゲームではないと感じました。
また、レベル上限も20なのですぐにカンストしてしまいます。残されたやり込み要素としては拠点のデコレーションや掲示板の依頼をこなすなどがあり、掲示板の依頼などをこなして金ブロックを集めていけば拠点に配置可能なオブジェクトの種類がどんどん増えていくので、「ホライゾンの世界観にあえてレゴシティっぽい建築物を建てまくる」や「建物の色をピンク色に統一して可愛い雰囲気にしよう」などの楽しみ方も可能です。そのため拠点を思う存分カスタマイズしたいと考えている方の場合は上記プレイ時間に加えて、あと数時間はプレイできるのではないかと思います。
- アクションゲームが得意な方は戦闘にやりごたえを感じないかも…
最高難易度でプレイしても私たちはゲームクリアまで数カ所で数回のリトライを挟むことはあったものの、レベル上げをして挑まないといけなかったり、スキルを強化しないと倒せないといった苦戦を味わうことなくスムーズにクリアまで遊べてしまいました。アクションゲームを普段からたくさんプレイしている人からすると、ゲーム後半になるにつれて敵の機械獣のが種類も少ない事もあって作業感が出てきてしまい、戦闘に面白さを感じなくなってしまう可能性があると思います。
オフライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- 協力プレイ解放後はゲームクリアまで一緒に遊べる
- 倒れた味方の近くでボタン長押しで蘇生が可能
- プレイアブルキャラクター4人の中の好きなキャラの組み合わせで冒険できる
- 協力プレイ中はソロプレイ時よりも敵が強くなる
協力プレイ環境
Play Station5本体 | 1台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かる費用
ソフト代 | 6,500円 ※2024年11月19日時点 |
オンラインサービス | 不要 ※オンラインマルチプレイの際は PS Plusに加入が必要 |
クリアタイム
約8時間 ※追加のやり込みステージを含めても10時間程度
夫婦コメント&評価
夫コメント
ホライゾンシリーズをプレイ済みなので、レゴとどの様なコラボを果たすのか楽しみにしておりました。結果としてストーリーに関してはレゴ特有なユーモラスな表現をいかしつつホライゾンゼロドーンとして大切している部分を丁寧かつ端的によくまとめてきたなという印象で楽しめました。ただ、期待していた探索要素はゲームがステージ制で進捗する事もあり、ほぼ楽しめず期待外れでした。最高難易度でもやり込みステージ全クリアを含めて10時間程度しか遊べないので現在の販売価格(6,500円)でプレイするのはお勧めできません。セールなどで安くなったタイミングでプレイするの方が良いと思います。
妻コメント
レゴゲーム節の炸裂するシナリオが個人的にとても好みで、とても楽しくプレイできました。また、属性武器やユニークなサブツールを駆使しながらのバトルも面白く、敵の範囲攻撃や遠距離攻撃を回避しながらトラップを配置したりホットドッグ屋さんを呼び出して爆弾を落としてもらったりと、つねに動き回っているようなハチャメチャ感が面白かったです!ですが、とてつもないボリューム不足を感じます。クリアまで10時間足らずというのは価格に見合ってないと感じざるを得ません…。もっと遊びたかったし、もっと探索させて欲しかったです。