PlayStation 4 Nintendo Switch Steam(パソコン)

ダウンタウンスペシャル くにおくんの三国志だよ満員御礼!!

★★★★★
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ゲーム概要

『ダウンタウンスペシャル くにおくんの三国志だよ満員御礼!!』は、2024年11月7日に発売された2Dアクションゲームです。本作の主な特徴として、「くにおくん」をはじめとする総勢100名のキャラクターたちが織りなすコミカルなIFストーリー、ステータス振り分けや装備品での自由なキャラビルドシステム、必殺技や新たな計略、そしてくにおくんの愛馬「赤兎馬」を用いたハチャメチャな横スクロールバトルアクションが挙げられます。

あらすじ

前作で繰り広げられた「赤壁の戦い」の後、天下の勢力は「魏」「呉」「蜀」に分かれた。劉備の率いる「蜀」の地盤固めを進めようとする関羽と諸葛亮たちだったが、その前に仇敵「曹操」が立ちふさがる。いよいよ三国による覇権争いが本格化する!

対応プラットフォーム

PlayStation4 / Nintendo Switch / PC(Steam)
※2024年11月14日時点

ストーリーモードのプレイ人数

オフラインマルチプレイ最大2人
ローカル通信プレイ(※Switch版のみ)最大2人
オンラインマルチプレイ最大2人

実況プレイ&解説動画(生放送)

オフライン協力プレイ(おすそわけプレイ)手順 ※Switch版

操作説明パートを終えて「公安」に移動し、劉備と会話した後に協力プレイが始められるようになります。
※ゲーム側からは特にアナウンスがないので注意が必要です。

この会話終了後に「協力プレイ」が解放されます
  • +ボタンを押してメニュー画面を開いたあとR1ボタンを押してオプションタブを開き、「協力プレイ」を選択します。
  • プレイ方法を「おすそわけプレイ」に変更し、遊びたいチャプターなどの設定を確認してから「決定」を選択します。
  • Switch本体にコントローラーを2つ認識させて「Aボタン」を押します。
    コントローラーの認識方法はこちら
  • 協力プレイが開始されました!

オンライン協力プレイ手順 ※Switch版

操作説明パートを終えて「公安」に移動し、劉備と会話した後に協力プレイが始められるようになります。
※ゲーム側からは特にアナウンスがないので注意が必要です。

この会話終了後に「協力プレイ」が解放されます

ホスト側

  • +ボタンを押してメニュー画面を開いたあとR1ボタンを押してオプションタブを開き、「協力プレイ」を選択します。
  • プレイ方法を「インターネット通信」、対象プレイヤーを「フレンドのみ」、参加方法を「ホスト」に変更し、遊びたいチャプターなどの設定を確認してから「決定」を選択します。
  • ゲスト参加待ち画面が表示されたら、フレンドの参加を待ちます。

ゲスト側

  • +ボタンを押してメニュー画面を開いたあとR1ボタンを押してオプションタブを開き、「協力プレイ」を選択します。
  • プレイ方法を「インターネット通信」、対象プレイヤーを「フレンドのみ」、参加方法を「ゲスト」に変更し、遊びたいチャプターなどの設定を確認してから「決定」を選択します。
  • 協力プレイが開始されました!

レビュー

オススメする点

  • グラフィックやシステム面などで前作から正統進化を遂げている
  • 緊張感のあるボス戦と爽快感のある雑魚戦
  • 初期難易度クリア後はやり込み要素で遊べる
  • グラフィックやシステム面などで前作から正統進化を遂げている

往年の作品をリスペクトしたドット絵のキャラクターやアレンジされたBGMなど、古参ファンも納得できるよう根幹となる部分は守りつつも、細かい町並みの描写や水面に反射する光の表現、遠景描写といったグラフィック面で前作と比べてしっかりと進化を感じることができました。

細かいところまで丁寧に描かれたグラフィック

またシステム面においても進化を感じることができました。例えば必殺技をメニュー画面からいつでも習得できるようになっており、前作でストレスに感じていた必殺技をどこで買えばいいのか分からない問題が解決!おかげで、各地の店を探し回る必要も無くなりました。さらに、習得条件や実際のアクション動画なども必殺技の詳細画面から確認できます。そのため、どの必殺技を目標にビルドを構築していくかを序盤の段階から想像しやすくなりました。協力ゲーム通信の場合は、蹴り技の「風神脚」で敵を浮かせたところに「穿弓腿」で追い打ちをかけるコンボを目標に、レベルアップ毎にもらえるステータスポイントを「キック」の強化をメインに振り分けていく蹴り特化ビルドで序盤からクリアまでプレイしました。システム面の改良により、キャラビルドの楽しみが前作と比べても増していると思います。(なお、特定アイテムを購入することでステータスの振り直しも可能です。)

メニュー画面からスキルツリー形式で必殺技を習得できるようになった

一方ストーリー面では、三国志の史実に基づいて描かれるシナリオとコメディタッチで描かれるドタバタ劇のバランスが前作同様に絶妙だと感じました。くにおくんシリーズおなじみの癖強キャラクターたちが三国武将に扮した姿で登場しますが、キャラクターそれぞれの個性が生かされた見事な配役になっており、難しいイメージのある三国志をコミカルに、そして「くにおくん」ならではの熱血硬派な感動も味わいながら楽しむことができました。

三国志なのに「ちゅーる」が登場する
  • 緊張感のあるボス戦と爽快感のある雑魚戦

各章にはかなりのイベント戦が用意されており、ネームドの敵将はそれぞれ個性的な攻撃を仕掛けてきます。そのため初見時には距離を取ってどんな攻撃をしてくるか判断したり、スキを見つけて攻撃する必要があったりと、横スクロールアクションゲームにありがちな単純な連打ゲームにはなっていません。特に章の最後に登場するボスはガードが固く、こちらの硬直時を狙ってカウンター攻撃や回避の難しいド派手な範囲攻撃をしてきます。喰らってしまうと瀕死状態になってしまうこともあり(最悪一撃死もありうる)、倒し切るまで全く油断ができず、まるでソウルライクのような緊張感を味わいながら終始楽しむ事ができました。

各ボスはスキをついてド派手な即死攻撃をしてくる!

また今作には、前作にも登場したド派手な攻撃「計略」や「超必殺技」に加えて、くにおくんの愛馬・赤兎馬ならぬ「赤兎バイク」が追加されています。バイクをカスタマイズして強化していくことで、一定時間無敵状態になって大量の敵を薙ぎ払う事ができ、乱戦や連戦の多い本作で大活躍してくれます!大量の敵によってたかって攻撃されうまく身動きが取れずストレスを感じることの多かった対雑魚戦に、赤兎馬が爽快感をもたらしてくれたように感じました。

赤兎バイクで雑魚をぶっ飛ばしまくるのは爽快感がある
  • 初期難易度クリア後はやり込み要素で遊べる

計略を強化したり、赤兎バイクの強化パーツなどが手に入るサブクエストが存在します。内容はお使い系クエストが中心ですが、ストーリーの進捗に合わせて複数のサブクエストが出現するため、レベル不足などを感じた場合などに寄り道コンテンツとして利用することでレベル上げ作業をしなくても初期難易度をクリアする事ができました。

サブクエストをプレイすれば計略などを強化できる

また周回プレイ要素として各章の途中にルート分岐が存在し、推奨レベルの高い選択肢を選ぶ事でさらなる強敵とのバトルなどを楽しむ事ができます。中でも、最高難易度の「熱血硬派」で戦うことになるボスはかなり凶悪。2人で声を掛け合って攻撃タイミングを合わせたり、計略やバイク攻撃で隙を作ったりしてお互いに蘇生し合うことでどうにか倒せる…といった感じで、ボス撃破まで2時間程度かかってしまうこともありました。(しかも連戦になることがあり、一度ゲームオーバーになると最初からやり直しになります…。)

熱血硬派はかなりの難易度でやりごたえ十分

さらに装備品にはレアリティの概念があるほか、強化版となる「+装備」が存在し、さらには「おまけ効果」が最大4つまでついている事があります。最高難易度で宝物のドロップ率が上がる薬を飲み、雑魚敵を倒しまくって装備を厳選することで、かなりの高火力を出せるキャラクターに育ち、ハクスラの装備掘りのような楽しみ方もできます。協力ゲーム通信はキックに特化したキャラビルドを追求したため、最終的にキックの値が「1425」まで上昇し雑魚敵相手なら8,000オーバーのダメージを与えられるまで成長しました!

装備には最大4つまでのおまけ効果がついてくる事がある

注意する点

  • 記事投稿時点では細かいバグがある(2024年11月14日)
  • チュートリアルはあるが、説明が不足していると感じる
  • 前作同様で2Pはおまけ感がある
  • 記事投稿時点では細かいバグがある(2024年11月14日)

ストーリーを進めていく中で、リセットせざるを得ないバグを含めて細かいバグが数回発生しました。例えばストーリー上のイベント戦で出現した雑魚敵が画面隅の壁に埋まって出て来なくなった事があり、こちらの攻撃も当たらないので強制終了して再度挑戦することになりました。それ以外ではアクセサリーを装備しているのにその効果が現れないバグや(装備しなおすと反映される)、フィールドによってはステージ下部でバトルするとやけにキャラクターが拡大されることがあり、足元部分が画面から見切れてしまってうまく戦えないといった細かいバグがありました。とはいえゲームクリアまでの間に致命的なバグは発生しなかったので、アップデートで徐々に解消されていくのではないかと思います。

画面端の壁の中に挟まって倒せなくなった敵
  • チュートリアルはあるが、説明が不足していると感じる

ゲーム開始直後に基本的な戦闘の進め方やメニュー画面についての一通りの説明はあるのですが、一度にざっと説明されてしまう事もあり、私たちは必殺技・計略の他に「超必殺技」がある事を3章の途中まで気がつきませんでした。チュートリアルの際に基本的な攻撃方法に加えてスキル・計略・超必殺技を実際に使って確かめる事ができれば、気付けていたかも…。

初見時は、いつ超必殺技の説明をされたのか分からなかった

また移動面に関しても前作同様に分かりづらさがあります。行ったことのある場所に最初からファストトラベルができるのは便利なのですが、マップと照らし合わせてもどの道が目的地方面につながっているのかが分かりにくく、「本当にこの道がこっち方向に進むの?」となんだか納得できない道もあり、無駄に移動してしまって変に迷う事が頻繁にありました。行き先の地名をフィールドの移動アイコンの横に表示させるなど、もう一工夫があればもっとフィールド探索が快適になりそうです。

大都市ともなると、この道が町の続きなのか外に出るのかも分かりにくい

また、ストーリーは完全に前作の続きからとなっており、前作に登場したキャラクターについて個別に詳しい説明はありません。前作未プレイの場合、くにおと各キャラクターが現在どういった関係にあるのかが分からないせいで「いきなり馴れ馴れしいキャラが出てきたな…」となってしまうかもしれません。また、前作をプレイしていないと折角の熱い展開でもいまいち感情移入できなさそうだと感じました。

前作をプレイしてないと、いまいち感情移入できないかも
  • 前作同様で2Pはおまけ感がある

ホストである1Pは「関羽(くにおくん)」、ゲストである2Pは「関平(そのかわ)」を操作することになります。前作同様に、2Pキャラクターの能力は完全に1Pのコピーとなっていて、1Pと2Pでそれぞれ違うビルドを楽しむといったことはできません。そのため2人で相談しながらビルドの方向を決める必要があると感じました。せっかくビルドの楽しさが増した本作なので、それぞれで違うビルドを組む事ができればさらに戦闘を楽しめたのではないかと思い、その点を残念に感じました。また、2Pにはアイテムや赤兎バイクを使う権限がなく、1Pが死んでしまった時などの立て直し手段が乏しいです。加えて「関平(そのかわ)」はチュートリアル以降の物語の会話には一切登場しないため、2Pの存在感の薄さも気になりました。

2Pは前作同様おまけ感がある

おすそわけプレイの仕様

協力プレイの特徴

  1. 協力プレイ機能開放後は、ゲームクリアまでストーリーを一緒に進めることができます
  2. 倒れてしまった味方の近くでAボタンを連打すると蘇生が可能です
  3. 2Pにはバイク呼び/マップ移動権限/アイテム使用権限などがありません
  4. 2Pは完全に1Pのコピーとなります(装備・ステータス振り分け・必殺技など)

協力プレイ環境

Nintendo Switch本体1台
ソフト1本
コントローラー2台

Joy-Con横持ち、Joy-Conグリップ、Nintendo Switch Proコントローラーに対応。

二人協力プレイに掛かる費用

ソフト代3,740円 ※2024年11月14日時点
オンラインサービス不要
※インターネット通信プレイの際は Nintendo Switch Onlineに加入が必要

クリアタイム

初期難易度「軟派」で約10時間。
※最高難易度「熱血硬派」クリアを含めて約20時間

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

前作もかなり楽しませてもらいましたが、本作ではグラフィックの進化やわかりやすくなった必殺技システムなど正統進化を遂げており、前作以上に楽しませてもらいました。個人的には雑魚に取り囲まれてボコボコにされる事にストレスを感じていたので赤兎バイクの実装は爽快感がありとても良い追加要素だと感じました。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

必殺技の習得が便利になったことで色々な必殺技を比較的気軽に試せるようになり、大ダメージを狙えるキックコンボをオリジナルで考えたりするのが楽しかったです!緊張感のあるボス戦が楽しい事もあり、最高難易度クリアまで一気にプレイしてしまいました。ただ、前作からの完全に続きのストーリー内容になっているので、前作を未プレイの方は「くにおくんの三国志だよ 全員集合!」を先にプレイする事をおすすめします。

公式サイト

『ダウンタウンスペシャル くにおくんの三国志だよ満員御礼!!』のスコア

7.6

グラフィック

7.5/10

操作性

8.0/10

ボリューム

6.5/10

ストーリー

7.5/10

オリジナリティ

8.5/10
  • この記事を書いた人

協力ゲーム通信

二人そろって幼稚園児(年長)時代に無事ゲーマーデビューを果たし、それ以来の人生をゲームに捧げてきたヘビーゲーマー夫婦です。カップルやフレンドだけで楽しめる協力プレイ可能なゲームをじっくりプレイした上でレビューします!

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