トライン５：ぜんまい仕掛けの陰謀 [Trine 5: A Clockwork Conspiracy]

ゲーム概要

『トライン5』は、2023年8月31日に発売されたパズルアクションゲームです。主な特徴として、3人の主人公を即座に切り替えながらパズルを解いていくゲームシステム、2.5Dで描かれる美しいファンタジー世界、衣装のカスタマイズや「スキルクエスト」システムなど複数の新要素が登場していることがあげられます。

あらすじ

王国を我が物にしようとする恐ろしいクロックワークの軍勢に立ち向かうため、シリーズお馴染みの英雄である魔術師のアマデウス、盗賊のゾヤ、騎士・ポンティアスの3人が立ち上がります。

対応プラットフォーム

PlayStation4 / PlayStation5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PC（Steam、Epic Games）
※2023年11月7日時点

プレイ人数

実況プレイ＆解説動画（生放送）

オフライン協力プレイ手順 ※PS5

あらかじめPS5本体に参加人数分のコントローラーを認識させておくとスムーズに協力プレイを開始できます。
→PS5のコントローラー認識方法はこちら

• 「マルチプレイヤー」を選択します。
  
• 「ローカルマルチプレイヤー」を選択します。
  
• キャラクターモードを選択します（「無制限」は最大4人プレイ、「クラシック」は最大3人プレイが可能です）。
  
• 難易度を選択します。
  
• 2PコントローラーのOPTIONボタンを押してプレイヤーを追加し、1PコントローラーのOPTIONボタンを押してゲームを開始します。
  
• 協力プレイを開始できました。
  

コントローラーを2台接続した状態で2PコントローラーのOPTIONボタンを押すと途中からでもゲームに参加または離脱できます。

オンライン協力プレイ手順 ※PS5

招待側

• 「マルチプレイヤー」を選択します。
  
• 「オンラインゲーム」を選択します。
  
• 「フレンド向けゲームをホスト」を選択し、キャラクターモードとゲームの難易度を選択してルームを作成します。
  
• ルームにフレンドが参加したらOPTIONボタンを押してゲームを開始します。
  

参加側

• 「マルチプレイヤー」を選択します。
  
• 「オンラインゲーム」を選択します。
  
• 「ゲームを表示」を選択します。
  
• ルームの一覧が表示されるので、フレンドの作成したルームを選んで×ボタンを押し、ゲームに参加します。
  
• 準備OKを出し、ホストプレイヤーがゲームを開始するのを待ちます。
  
• 協力プレイを開始できました。
  

レビュー

• 前作と比べて大幅に進化した美しいグラフィックは一見の価値あり

全20ステージが用意されています。どのステージも背景やオブジェクトの作り込みが綺麗で、思わずスクショを撮りたくなる場面ばかりでした。横スクロール式の移動システムになっておりゲーム進行に応じて背景がどんどん移り変わってい区のですが、ただ固定された背景ではなくキツネやリスなどの小動物が動いていたり、遠くで滝が流れている壮大な景色などもしっかりと描写されており、ビジュアル表現へのこだわりを感じました。特に印象深かったのは美しい紅葉が広がるステージで、一旦謎解きを中断して風景に魅入ってしまうほど素晴らしかったです。またBGMも世界観にマッチしていて、ファンタジックな世界をより魅力的なものにしています。

• 難解なパズルを解いた先にあるなんとも言えない達成感は格別

魔術師のアマデウス（魔法で箱型・球体型・板型のオブジェクトを作り出せる）、盗賊のゾヤ（弓矢とロープを使って色々な場所に引っ掛けたり飛び移ったりできる）、騎士のポンティアス（盾で攻撃を跳ね返したり、剣を突き刺して足場を作ることができる）という3人のキャラクターの個性的なスキルを組み合わせることで色んな方法でパズルを解くことができます。「え、これでいけちゃうの！？」と思ってしまうような多少強引なやり方でも進められたりと、パズルの解決法が1パターンではないのが面白いです。さらに、ゲームの進行具合に応じて3人のキャラクターに新たなスキルが解放されていくため、パズルを解くための手段はどんどん増えていきます。時には今までに覚えた複数のスキルを柔軟に組み合わせた上で物理法則を利用しなければ解決できないような仕掛けや、ステージの隅から隅まで観察してようやく解決の糸口が見つかるような難解なパズルに直面する事もありましたが、2人で相談しながら試行錯誤の末にやっとの思いで解決できた時には、すっきり爽快な気分になれると同時に大きな達成感を味わうことができました。

• 王道ながらもトラインらしさを感じられるストーリー

「王国を支配するためには手段を選ばない卑劣きわまりない敵に、トラインのヒーローたちが立ち向かう」という分かりやすい王道ストーリーとなっていて、今作にもシリーズお馴染みの3人の主人公が登場しています。日本語訳が丁寧なのに加えて、時折挟まれるムービーシーンは各キャラクターの表情やモーションが細かく作り込まれていて出来が良く、ストーリーへの没入感も高かったです。

• やりごたえのあるボス戦もあるが、物語中盤まではパズル要素が中心

序盤から中盤までのボス戦は簡単なギミック処理中心となっており、期待していたような強いボスではありませんでした。後半には凶悪なボスとの戦闘が用意されていますが、あくまでも「パズル要素が中心」という印象でした。そのため、回避したり必殺技を撃って戦うようなアクション性の高いボス戦を期待して購入するとミスマッチを起こす可能性があります。

• ギミックの解決手段が多すぎて沼にハマると時間が掛かってしまう

ゲームが進むにつれてギミックの解決手段として使えるスキルが増えていき、それに伴って操作もやや複雑になっていく印象でした。そのため、無駄に複雑に考えてしまって沼る事が何度かありました。私たちはそもそもパズル系があまり得意ではないため、1時間以上行き詰まったギミックでは心が折れそうになることも…w また操作ガイドは一応あるのですがスキルの効果までは詳しく書かれていないため、暫く時間を置いてからプレイすると全てのスキルの効果と使い方を完璧には思い出せない→そのせいで解決できないという事態も発生しました。

• 二人以上でプレイするとパズル難易度が大幅に上がる

プレイヤー人数によってパズル内容やステージの地形が変化するのは素晴らしいシステムなのですが、シングルプレイと比較するとやや難易度が上がりすぎているのではと感じました。さらに途中からゲームに参加すると「シングル用ステージなのでマルチプレイではクリアできない場合がある」という旨の注意書きが表示されたりと不安定な部分があるのも気になりました。

オフライン協力プレイの仕様

協力プレイの特徴

1. 最初から最後まで一緒にストーリーを進めることができる
2. 残機はプレイヤー間で共有される
3. キャラクター同士が離れすぎると1Pプレイヤーに引き寄せられる
4. プレイヤーの人数に応じてステージのギミックが変化する

協力プレイ環境

二人協力プレイに掛かる費用

クリアタイム

30時間

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」

• ★★★★★

  ★★★★★

前作でも素晴らしかったグラフィックがさらに進化を遂げています。ファンタジックな世界の色んな風景が登場するので、パズルに行き詰まった時は綺麗な遠景を眺めて心を落ち着けていましたw バトルに少し期待していたのですが、基本的にはギミック重視のボス戦となっており、回避やガードを駆使した戦闘ではありません。とはいえ、終盤に近づくにつれてボス戦のギミックにもやりごたえが増していき、共闘がとても盛り上がりました。

妻コメント

妻「こはく」

• ★★★★★

  ★★★★★

マルチプレイ中はプレイヤー同士が連携しなければ先に進めないようなギミックも登場し、シングルプレイよりも難易度は上がってしまうのですが、それを乗り越えてパズルを解いた時の達成感はたまりません！悩んでいた時間も含めると私たちの場合のクリアタイムは30時間と、しっかりボリュームで楽しめました。これでもかというほど謎解き体験ができるパズルアクションゲームなので、パズル好きな方にオススメです！

公式サイト

トライン５：ぜんまい仕掛けの陰謀 [Trine 5: A Clockwork Conspiracy]公式サイト

『トライン５：ぜんまい仕掛けの陰謀』のスコア

7.6

グラフィック

8.5/10

操作性

7.0/10

ボリューム

7.5/10

ストーリー

7.0/10

オリジナリティ

8.0/10

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