ゲーム概要
『THE DARK PICTURES: LITTLE HOPE』とは、2020年12月3日にPlaystation4版が発売されたホラーアドベンチャーゲーム。物語の舞台は濃霧に包まれたゴーストタウン「リトルホープ」。この廃墟の町に閉じ込められた四人の大学生と教授は、迫り来る悪魔たちから逃れながら、過去の幻影から魔女裁判をめぐる怪事件の真実を明らかにしていく。
なお本作は、プレイヤー同士がオフラインで1つのコントローラーをシェアしてプレイする『ムービーナイト』モードと、PSplusに加入してフレンドと一緒にオンラインで別々の視点からストーリーを進めていく『シェアストーリー』モードで協力プレイを楽しめる。
対応プラットフォーム
PlayStation4 / Xbox series X|S / PC(Steam)など
プレイ人数
オフライン(ムービーナイト) | 2~5人 |
オンライン(シェアストーリー) | 2人 |
実況プレイ&解説動画
協力プレイ手順(オフラインマルチ)※PS4
今作は、ゲーム開始直後から協力プレイが可能です。
- ゲームを開始します。
- 『複数人でプレイ』を選択します。
- 『ムービーナイト』を選択します。
- 『ニューストーリー』を選択します。
- 新しいセーブデータを作成します。
- プレイヤー設定画面が表示されますので、参加する人数分プレイヤーを追加し、任意でプレイヤー名を設定します。
- 設定が完了したら一番右にカーソルを動かして『READY』を選択します。
- 各プレイヤーが操作を担当するキャラクターの割り当てを行います。
- 割り当てが完了後、『READY』を選択するとゲームが開始します。
初めてゲームを遊ぶ際のやり方を記載しています。
レビュー
オススメする点
- プレイヤーの行動に応じて変化する物語
- プレイヤーの個性が出るマルチプレイ
- 没入感と緊張感の高さ
- プレイヤーの行動に応じて変化する物語
『マンオブメダン』に続く「The Dark Pictures」シリーズ、第二弾となる本作。プレイヤーの取った行動に応じてストーリーだけでなく登場人物の性格や人間関係も変化していくのが本シリーズの特徴です。プレイヤーはムービー中に発生する選択肢やクイックタイムイベントに挑みながら五人のキャラクター全員を生存させることを目指します。ほんの少しの判断ミスが命取りになることもあり、コントローラーを握っていると常に緊張してしまいます…笑。ところで、この怪事件を解決するためには、濃霧に包まれた廃墟の町に隠された『秘密』を発見しなければなりません。『秘密』は、捨てられた新聞紙や壁に貼られて朽ちたポスターなどを調べることで発見できる、数少ない残された手掛かりです。心許無い懐中電灯の明かりを頼りに、これらの情報を集めていくのは不安と好奇心の合間で揺れ動くような非常に楽しいホラーアクティビティでした。また、少ない情報から「真の邪悪」を推理するのはまるで難事件に挑戦している探偵のような気分を味わえて楽しかったです。
- プレイヤーの個性が出るマルチプレイ
マルチプレイの際には、プレイヤーはゲーム開始時に各自が選択したキャラクターの操作を担当します。プレイヤーが増えるとソロプレイの時とは違って全てのキャラクターの行動に一貫性を持たせることがより難しくなりますが、その一方で自分以外のプレイヤーがどんな選択をするのか、そしてどんな推理をしているのかを見ることができ、また違った楽しみ方ができます。章の終わりやゲームクリア後などの区切りには各プレイヤーが取った行動に応じて分析が行われ、客観的に見てどんなプレイスタイルだったかを確認できるのも面白い点でした。本シリーズのテーマの一つである、「プレイヤーが直感に従って選ぶ選択肢は"感情的"なものか、それとも"合理的"なものか」。__物語の結末を知るころには、一緒に物語を作り上げた相手の意外な一面を知る事ができるかもしれません。
- 没入感と緊張感の高さ
美麗なグラフィック、じっとりと纏わり付くような恐怖を演出するサウンド、そしてドラマチックなカメラワークが没入感を高めていて、まるで映画の世界に入り込んだような気持ちでプレイできました。また、ゲーム内の出来事に合わせてクイックタイムイベントが発生するので、忍び足で移動したり重い物を持ち上げたりするような些細なアクションにも緊張感があり、全体を通してドキドキハラハラしながらプレイできました(※今作では設定からクイックタイムイベントの難易度を調整できるため、QTEの成否に左右されずしっかりストーリーを楽しむことも可能です)。なお、前作同様に選択肢に制限時間が設けられているため、難しい二択を迫られた時の焦燥感は大きいです。不測の事態に巻き込まれた時、時間制限のなかで最善の判断ができるかどうかはプレイヤー次第。全てのキャラクターの命運を握っているのはプレイヤー自身なのです…。ヒエッ、ドキドキする~~!!しかし夢中になってプレイできるのは良いことなのですが、物語に入り込みすぎて急に大きな音が鳴るとめちゃめちゃビックリしてしまいました。ホラー&グロテスクな描写が苦手な方は注意が必要です。
注意する点
- 日本語吹き替えには未対応
- ムービースキップできない
- バグや文字表示の不具合がある
- 日本語吹き替えには未対応
結構みんな早口?で、字幕が表示されている時間がそこまで長くないので、日本語ボイスに対応していたらもっと没入感が高くなっていたのではと感じました。ストーリー中にはエンディングに続く伏線がいくつか仕掛けられているとはいえ、英語+字幕ではどうしてもニュアンス的に把握しづらいところがあり、言語の壁が推理を難しくしていると感じました。
- ムービースキップできない
ムービースキップができないため、バグって強制終了した際にシーンの始めからやり直さなければならずストレスでした…(クリア後の二周目だとしてもムービースキップできない)。このせいで全てのエンディングを回収するために、すでに展開が分かっているムービーを見直さねばならず、どうしても時間がかかってしまいます。せめてボタンを押して会話を早送りできるようにしてほしかったです。
- バグや文字表示の不具合がある
物語が盛り上がっている時に急にソフトが強制終了することが三回程度あり、せっかくのホラーな雰囲気が台無しで勿体無かったです。また、『秘密』を発見するために新聞紙や本などを確認した時、表示される文字がところどころ途切れていて文脈的におかしくなっており、推理する前にまず情報の内容を推理する必要があったりと少し残念な部分がありました。(※2020年12月17日時点)
オフライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- 一つのコントローラーを複数人でシェアしてプレイする
- 自分が担当するキャラクターの番が来るまでは見守ることしかできない
協力プレイ環境
PlayStation4本体 | 1台 |
ソフト | 1本 |
コントローラー | 1台 |
二人協力プレイに掛かった費用
ソフト代 | 2,800円 ※2020年12月17日時点 |
オンラインサービス | PS Plusに加入が不要 ※オンラインマルチプレイ時は、PS Plusに加入が必要 |
夫婦コメント&評価
夫コメント
怖かったですがなんとかクリアできました(2人でプレイして怖さが軽減されたので助かりました。一人じゃクリアできなかったかも・・・w)。深夜の墓地を歩き回るシーンが特に怖かったです。あと、何回見てもメアリーに手を掴まれる演出に慣れませんでした。音も映像もこわすぎる!!
妻コメント
集めた情報や現在の方位を何度も見直して、何がこの事件の原因なのかを推理したり、過去の幻影とどう向き合えば良いのか考察しながらプレイしているともうとにかく面白くて、この魔女裁判にまつわる物語と事件の真相を追いかけるのに夢中になりました。なお、二周目は「知っている」こと前提で物語が始まるため また違った物の見方ができて楽しめると思います。