目次
ゲーム概要
『スナイパーエリート:レジスタンス』は、2025年1月30日に発売された三人称視点のシューティングゲーム。主な特徴として、ステルス重視のゲームプレイやリアルさを重視した射撃システムなどが挙げられます。
あらすじ
物語の舞台は、第二次世界大戦中のドイツ占領下にあるフランス。プレイヤーは特殊作戦執行部のエージェント「ハリー・ホーカー」となって現地のレジスタンスと協力し、ナチスの恐ろしい新型兵器を破壊するためのミッションに挑みます。
対応プラットフォーム
PlayStation4 / PlayStation5 / Xbox Series X|S / PC(Steam、Epic Games)など
※2025年2月5日時点
異なるプラットフォーム間でのクロスプレイに対応しています(例:PS4とSteamなど)。
キャンペーンモードのプレイ人数
オンラインマルチプレイ | 最大2人 |
実況プレイ&解説動画(生放送)
キャンペーンモードの協力プレイ手順(オンラインマルチ)※Xbox X|S
招待側
- ゲーム起動後、「プレイ」を選択します。
- 「CO-OPセッションをホストする」を選択します。
- プライベートセッションで遊びたい場合はロビー種別を「非公開」に、侵入PvPをしたくない場合は枢軸軍侵略戦を許可を「OFF」に変更し、「フレンドを招待」を選択します。
- すると画面右側に招待コードが表示されます。一緒に遊びたいフレンドさんに招待コードを伝えてあげてください。
- フレンドさんがセッションに参加したのを確認できたら、「ゲームを始める」を選択します。
- 協力プレイモードでキャンペーンを開始できます。
参加側
- ゲームを起動後、Yボタンをおします。
- 「招待コードを入力」を選択します。
- 教えてもらった招待コードを入力し、侵略側でゲームに参加を「OFF」にして、「確認」を押します。
- セッションに参加できたら、ホストがゲームを開始するのを待ちます。
レビュー
オススメする点
- グラフィック面などで正統進化を感じる
- 武器の改造パーツ集めやコレクションアイテム収集などやり込み要素がある
- 同じミッションでもルート選択に応じて様々なゲーム体験が楽しめる
- グラフィック面などで正統進化を感じる
前作でもグラフィック面にはこだわりを感じましたが、本作ではさらに進化を感じる事ができました。各ミッションのフィールドはかなり広いうえ、一つ一つの建物が丁寧に作られており、よくある「ハリボテで実際に建物の中には入れない」っという事もほぼありませんでした。また、時代背景を反映した室内の置物など各種オブジェクトも丁寧に作られています。加えて、ミッション開始時の任務内容を説明してくれるムービーやミッション攻略後のムービーなどの雰囲気もよく、終始没入感高くプレイすることができました。

操作面においても前作では大量の敵を相手取る時や敵から走って逃げる時など負荷がかかる際にややもたつく印象がありましたが、本作ではストーリークリアまで「強制終了」や「処理落ち」といった現象は起こらず、快適にプレイする事ができました。また、本作ならではの「エックス線キルカメラ」などの演出が進化しており、遠くから息を止めて敵を正確に射撃できた際にはシリーズ特有の謎の爽快感を味わうことができます!

- 武器の改造パーツ集めやコレクションアイテム収集などやり込み要素がある
各ミッションのフィルードには武器を改造するための作業台が隠されており、発見できればライフルなどの改造パーツを入手できます。パーツには「サイト」「銃身」「マズル」「弾倉」などがあり、例えば「サイト」を変更することで、機動性が下がるかわりにスナイパーライフルの拡大倍率が8倍から12倍にアップする、といった改造ができます。それ以外にも、各ミッションにはサブクエストがあり、追加報酬がもらえたり、手紙、機密文書、隠しアイテム、鷲石像など実績解除に必要な収集コンテンツがあり、探索にもやり込み甲斐があります。

- 同じミッションでもルート選択に応じて様々なゲーム体験が楽しめる
同じミッションでも攻略方法は様々です。例えば鍵付きの扉は、鍵を地道に探して開けて潜入する事もできれば、梱包爆薬を使って無理やり開ける事も可能です(※爆発音がすさまじいので、敵にバレて戦闘になります)。他にも、地上から攻めると敵が多いフィールドでも地下から回り道をする事で敵との遭遇を極力抑えながら慎重に攻略する事ができます。

私たちはステルスが苦手なので、初めはゴリ押し(リーサルスタイル)で進めていましたが、「ノーキル縛り(ノンリーサル)」でプレイしてみるとリーサルスタイルとは全く違う緊張感が味わえて、新たなゲーム体験ができました。さらにミッションクリア後にはどの様な立ち回りで攻略したのかを評価する画面があり、プレイングを客観的に振り返ることができるのも面白かったです。

また本作では、侵入PvPを許可したり、5段階の中から難易度設定が可能となっています。さらに狙撃の難易度だけを上げる、マルチプレイ時に蘇生を不可能にするなどの細かいカスタマイズも可能となっており、いろんな遊び方ができるシステムになっています。

注意する点
- 説明が足りずミッション内容が分かりにくい事がある
- キャンペーンミッションは9つしかなく、クリア時間は約8時間程度とボリュームが少ない
- やや画面酔いを感じることがあった(設定で調整可能)
- 説明が足りずミッション内容が分かりにくい事がある
操作説明に関して、新たな要素が登場すると随時ゲーム画面に表示はされるのですが、すぐに消えてしまいます。戦闘中などでゆっくり見れないケースもあり、どちらかというと「プレイしながら覚える」タイプのゲームだと感じました。特にスナイパーライフルの操作に関しては、私たちは前作をプレイしていた事もあって、息を止めて銃身のブレを抑えるボタンは「RB」、スコープの倍率を上げるのは十字キーの「上下ボタン」、射程を調整するのは十字キーの「左右ボタン」だということは何となく察することができたのですが・・・このあたりは丁寧なチュートリアルがあっても良いのではと感じました。

また、あるミッションでは「発信機のとりつけ」に「Yボタン」が反応する範囲が狭すぎて、「発信機を取り逃がしているのか?」と考え、無駄にフィールドを1時間以上探索する羽目になったり、ミッション目標が「最上階で〇〇探せ」となっているにも関わらず、地下に対象のアイテムがあるなど誘導にストレスを感じる場面がありました。

- ストーリーのミッションは9つしかなく、クリア時間は約8時間程度とボリュームが少ない
ストーリーのミッションは9つしかなく、サブミッションもある程度こなした上でのストーリークリア時間は約8時間程度でした(相当やり込んだとしても、倍程度の時間しか遊べないと思います)。定価を考えると、ストーリーミッションだけを目的に購入するのは正直、ちょっと高いと感じるかもしれません。サバイバルモード(時間内に押し寄せてくる敵を仲間と協力して倒しながら拠点を守る)やPvP要素など他のゲームモードにも挑戦したいと考えているなら定価で購入しても良いかと思いますが、ストーリーにしか興味がないのなら対象期間のうちにGamePassで遊ぶ事をお勧めします。

- やや画面酔いを感じることがあった(設定で調整可能)
各ミッションのフィールドがとても広く、クエスト目標のアイテムをかなりの広範囲から探し出す必要があります。そのため探索する時間が長くなりがちで、3人称視点のゲームですが目的物を探してカメラをぐるぐる回す事も多く「やや画面酔い」を感じることがありました。3Dのゲームで酔いやすいという方は、ゲームの設定画面の「アクセシビリティー」から「カメラ揺れの演出」をオフ(初期設定はオン)にすると改善する可能性があるので、調整をお勧めします。

オンライン協力プレイの仕様
協力プレイの特徴
- 一緒にストーリーを進める事ができ、マルチプレイ解散後にはゲスト側のストーリーも進行する
- パートナーの蘇生や回復が可能(設定から蘇生不可能にすれば、さらにやりごたえを味わえる)
- ホストの選択したミッションをプレイすることになるので、ゲスト側が未解放のミッションであってもプレイ可能
- 方向キー下ボタンでマーカーを置いて目的地やアイテムの場所をパートナーに知らせることができる
協力プレイ環境
Xbox Series X|S本体 | 2台 |
ソフト | 2本 |
コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かる費用
ソフト代 | Xbox Game Pass Ultimate対応ソフト (月額1,450円×2人分) ※2025年2月5日時点 |
オンラインサービス | Xbox Game Pass Coreに加入が必要 |
クリアタイム
約10時間
夫婦コメント&評価
夫コメント

グラフィック面や操作性など前作から正統進化を感じる部分があるものの、前作同様にメインストーリーのボリューム自体はクリアまで約8時間と少なく、日本語訳を含めてムービーなどの演出がよく没入感が高いだけに残念に感じました。ミッションの目的地への誘導が雑な部分など、やや不満に感じる点はあるものの、GamePass に加入している方やセールなどで安く買ったタイミングでは遊んでほしい作品です。
妻コメント

ステルス" だけじゃない "スナイパーになれる、スナイパーTPSです!超遠距離から敵を華麗に狙撃する爽快感が魅力なのはもちろんですが、真正面から敵に殴りかかってもヨシ。手りゅう弾やらTNTやらを投げつけて扉も戦車も全部爆破してヨシ!という攻略自由度の高さも、とても魅力的に感じました。グラフィックがより美麗になり、探索範囲が広いのも嬉しいです。ですがその反面、迷ってしまう事も多かったので、もう少し誘導が親切だとさらにプレイしやすかったのではと思います。何はともあれパートナーを蘇生・回復したり敵の位置を教え合ったり、タイミングを合わせて別々の標的を狙撃したりと2人協力プレイの良さがつまっているゲームなので、クリアまでとても楽しくプレイできました。もっとストーリーを遊びたいので、次回作にはストーリー部分のボリューム増加を期待してます!