2021年9月に期待度ランキング動画で紹介してからプレイできる日を心待ちにしていた農業シミュレーションRPG「The Ranchers」のαテスト版がKickstarterのバッカー限定でプレイ可能になりましたので、オンラインマルチプレイで遊んでみました。2023年第3四半期の発売を目指す本作の「動物・作物を育てる農業シム要素」はもちろん「多種多様なキャラクター(NPC)と交流できる」点にも注目しています。
現時点では日本語に対応していない事もあり情報が少ないので、オンラインマルチプレイの始め方や基本的なゲームの流れなども含めてレポートしたいと思います!
目次
αテスト版ではキャラクリはあまりできなかった
本作は多種多様なNPC と出会い、恋愛をしたり家族を持つ事までできます。そのためキャラクリには期待をしていたのですが、αテストの段階では色の選択肢は比較的多いのですが、髪型などの種類は少ない感じでした。
製品版では「オークションマーケット」が実装を予定していて、ゲーム内およびiOSとAndroidのコンパニオンアプリケーションから農作物や服などの取引が出来るとのこと。もっと見た目にもこだわりたいので、今後は各種外見パーツの拡張に期待したいです。
オンライン協力プレイの始め方が分からず大苦戦!?
アルファテスト版でもオンラインマルチプレイが可能と記載があったため簡単に始められるだろうと思っていたのですが、やり方がわからず大苦戦しました。メニューを確認してもそれらしき項目は見当たらず、Steamのゲーム招待機能を利用しても上手く行かず…。途方に暮れていた時にスポーン地点付近にある怪しげな階段に触れると英語でメッセージが!!早速Googleレンズで訳すと「いらっしゃいませ、 今日はどの旅行券が欲しいですか? 続行するにはクレジットカードを挿入してください。」
お!これは!!?ということで、「国際線チケット!」を購入してみます。すると…
Steamフレンドの農場がリスト表示されました!
早速合流を試みます。
無事に合流できました!!どうやら本作は、電車に乗りフレンドの街に行くと合流できるというマルチプレイシステムになっているようです。合流の手順をまとめると以下のようになります。
協力プレイの手順
- 地下鉄(ゲーム開始地点のすぐ近く)に入ります。
- チケットを購入します。
- Steamフレンドの牧場が表示されます
- 参加したい牧場を選んで「参加する」を選ぶと合流できます。
二人の牧場に向かい寝床を確保
合流後、壊したら4000C支払わないといけない呪いの自転車を早速レンタルします。(※最初の所持金は10000C)
そして二人の牧場「COOP-GAMES牧場」に向かいます。
まずは画面右側に表示されているガイドに従って荒れ果てた牧場に放置された古道具を拾い、テントを作るための素材を集めます。
必要素材が集まったらレシピからテントを作成します。
鞄からテントを使い設置場所を指定して、ハンマー(建築ツール)で叩くとあっという間にテントが出来ました!
二人ともがテントで寝るとその日の収支が表示され、セーブして新たな一日を始められるようになりました。
NPCとの交流は大事。簡単に人間関係は崩壊します(農業編)
ガイドに従い、作物の種を購入できるショップに向かっていたぴろき。日も暮れはじめ焦ったぴろきは交通ルールを無視して道路の真ん中を爆走。自動車と接触事故を起こします(自転車の弁償に一歩近付く…)。
何とか目的地に到着しましたが、店主が見当たりません。どうやら既に閉店してしまっているようでした…。(こはくの自転車と接触事故を起こし、弁償にさらに一歩近付くw)
仕方ないので、一旦牧場に戻って明日改めて種を買いに行くことに。
そして翌日。
なんと店は休業日でした。
立ち尽くすぴろきとこはく。…というか週4営業で8:00〜17:00は結構休む感じの店ですねw
一旦、牧場に帰って明日また来るかと考えたその時、悪魔のささやきが。
「この辺の木貰って帰ったら、牧場の資源減らへんやん!」
う〜〜〜ん……確かに!
という事で、種屋さんの家に生えている木を伐採することに!
「良くないことをしている」とキャラクターの吹き出しに表示されている気もしますが、どんどん回収していきます。
辺りが暗くなり始め、素材も一通り回収できたので一旦牧場に戻ってテントで休み、日を改めることに。
そして収支画面。
う、うん…!?何か収支画面がおかしいぞ!!!?ま、マイナス9840Cだと…。多額の罰金を支払わされています。何もしてないのに…。
なんでかなぁ。と考えながらとりあえず種屋さんを再訪します。
すると…なんか好感度が下がっているような…?
種屋「またきたのか…お断りだ!」的なことを言われて種が買えなくなりました…。
取り返しがつかなさそうなので(解決法は後述)、ゲームを一旦終了して仕切り直すことにw
何事もなかったかのように最初から始めます。毎度毎度、茶番に付き合って下さる視聴者さんには感謝してもしきれません!
待ち受けるのはシビアな農業体験!?
今回の世界線では無事に種も買えそうなので、ガイドに従って「赤いサラダの種」「にんにくの種」「イチゴの種」を購入します。(なぜか種屋のおじいさんが拳銃を取り扱っていました。ヒェ…)
早速畑を耕して種をまき、水をやります。ここまではこの手の農業シミュレーションゲームでは一般的なフローでした。
しかし、リアルな農業体験はここから。本作では種をまいても100%芽が出る様にはなっていないようで、なんと半分程度は発芽しませんでした。(厳しい…)
結局、最後まで育って無事収穫できたのは25マス中3マスのみでした。1マスで複数個の野菜を収穫できるのですが、結果的には赤字でした…トホホ。肥料をあげてみたりと色々工夫はしたのですが何が悪かったのか原因はわからず…。とにかく、ただ種を買ってまけば儲かるような甘い感じではないようです。
美味しい金策方法、見つけました
こはくが畜産関連の商品を販売しているニーナさんのニワトリと接触事故を起こしたせいで(「わざとじゃないよ!!」byこはく)、借金生活が再び幕を開けました。先ほど挑戦した農業では上手く儲けられなかったので、今度は木炭を大量に作って儲ける作戦に出ます。
そこら辺の木に火をつけ木炭を量産します!そして牧場入り口に設置してある納品箱にどんどん入れていきます。
そして…お待ちかねの収支画面!
う、うん!!?なんか…すげぇえええ儲かってるんですけど……!?
木炭もそこそこの値段で売れていますが、Othersの中にとんでもないものが隠れていました。な、なんとワークベンチ(作業台)が1個5000Cで売れている!これは…車も買える!!(製品版では修正されそう…)
ワークベンチ牧場、始まる——…!
さらに、NPCに木炭を渡すクエストの報酬で300,000C貰えたこともあり一気にお金が儲かったのでとりあえずスクーターを買ってみました!一応2人乗りも可能なようです!(すぐ落ちてしまいそうな体勢ですが…w)
続:NPCとの交流は大事。簡単に人間関係は崩壊します(畜産編)
ついに、NPCに「大きな卵」と「牛乳」を納品するという畜産系のミッションが発生してしましました。こはくが、畜産系の商品を販売しているニーナさんの家のニワトリとスクーターで接触事故を起こしたせいで、関係が冷え切っています。またしても必要なものが買えないという事態に…。
もう、どうしようもない…。でもせっかくスクーターを買うまで進めたのにやり直すのも…。
そこで出たぴろきの発言「ほなもう、パクって帰ろう。もうやるしかない…」
最低ですw
ニーナさんの牧場で放し飼いになっているニワトリを抱き上げ、急いでCOOP-GAMES牧場に運び入れます。
その後柵で囲ってニワトリが逃げられないように対策まで施し、完全に我が物顔です。
ここで改めてミッションを確認すると、牛乳が必要という事で、ニワトリだけではなく牛も必要だという事に気が付きます。
さすがの協力ゲーム通信も牛を牧場まで持って帰るのは気が引けるので、何とか関係を修復できないかを考えました。
そして、「何かお詫びのプレゼントを渡せば許してくれるのでは?」とひらめいて鶏肉(※こはくがニーナさんのニワトリと接触事故を起こした時に手に入れたもの)を渡してみることにします。
すると、大きなハートマークが表示され関係が一気に改善しました!!よっしゃあああ!!!!
するとさっきまでは売ってくれなかった商品を販売してくれるようになり、その中に牛もいました。早速購入だ!
そうして無事に牧場にニワトリと乳牛を配置できたのですが…。その後、卵の産ませ方も搾乳方法も分からず…(エサやり方法や水の飲ませ方もよく分からない…)。結局ライブ配信中には畜産品を納品できませんでした。製品版ではチュートリアルをもっと強化して欲しいところです。
お金にモノ言わせて車やら服やら買い漁ってみる!
ゲーム開始直後に立てた目標「車を買う」を達成するために金策に追い込みをかけます。牧場で採取できる素材には限界があるので、近くで発見した基本素材を売っている店で大量の「石」と「木」を購入し、ワークベンチを大量生産することに。
ワークベンチ牧場を続けていると面白いようにお金が増えていき、すぐ車を買えるようになりました。
「よーし、これで車を乗り回せる」と思ったのも束の間。
「これ以上は持てません」的な表示が!?もしかして乗り物は一台しか持てないのか…!?
スクーターを処分しないと車が購入できないのかなと判断した協力ゲーム通信は、スクーターを破壊することに決めました。
種屋で購入した拳銃を構え、スクーターを人目の付かない場所に置きます…
そして、銃弾を浴びせます!!
するとあっという間に引火し、壊れたと思って車屋さんに話しかけに行っても相変わらず「これ以上は持てません」的な表示が…。
何か他の方法があるのかと考えていると、突然激しい爆発音が!!?
どうやら時間差で壊れる仕様のようです。
そして無事に(!?)念願のマイカーを手に入れました!!
ワークベンチのおかげで車を買ってもまだお金が余っていたので、最後に服や装飾品を買ってみました!αテストでは今後実装予定の都市部には行けなかったので種類自体は少ないのですが、1つずつ丁寧に作られている感じで結構お洒落になりました!
最後はそこら中にぶつけすぎて煙を吐いている愛車をバックに、サングラスをかけて銃を構えたぴろきとトレードマークの黄色い衣装に変わったこはくのツーショットで終わりました。
最後に
αテスト版という事もあってしっかりとしたチュートリアルがまだ用意されていません。マルチプレイの手順から始まり、ほぼすべての場面で操作や進め方が分からず「どうすればいいのか?」と立ち止まることになり、ゲーム進行のテンポが悪くなりがちでした。
また、農業や畜産の難易度が高く正攻法ではなかなか金策が上手くいかない点も気になりました。
しかし今回のライブ配信ではあまり出来なかったものの、クラフトレシピが多いのが好印象でした。一つ一つのオブジェクトの作り込みも丁寧で、ハウジングでは内装にもかなりこだわれそうです。ポテンシャルの高さを感じられるαテストとなりました。