Steamにて高評価の「リアル警察体験」ができる本作が、2022年11月10日についに家庭用ゲーム機（PS4、PS5）向けにリリースされたので、オンラインマルチプレイで遊んでみました！複数のエリアで構成されたオープンフィールドを舞台に、駐車違反や信号無視の取り締まりといった日常的な業務だけでなく、パトカーに乗って事故現場に急行し状況を調査するといったプレイヤーの観察力が試される業務もあり、まさしく「おまわりさんの職業体験」ができます。本記事ではそんな本作の魅力についてレポートしていきます。また、「オンラインマルチプレイの始め方」「基本的なゲームの流れ」といった序盤攻略のヒントも掲載しています。
目次
キャラクリ要素はない
キャラクリ要素はなく、予め用意された男女各4パターンのキャラクターの中から選択するだけとなっています。キャラ名の変更もできません。自分で作ったキャラで警官になりきりたかったのでちょっぴり残念…。今回は某時計ブランドの名前っぽい雰囲気のある「Frank Miller」さんを選択しました！
優秀な警察官になるためのガイドブックがある
本作は操作方法について適宜ガイドが表示されるタイプのゲームではありません。何故なら「リアルな警察官になる」事に重きを置いているからです。もしも分からないことがあったら、ガイドブックに目を通して解決していくのが基本となっています。しかし文字量が多いうえに文字が小さく、ページ数もかなりのもの。こ…これを読むのは骨が折れそうだぞ…！？というわけでまじめに読む気になれずプレイしながら操作を覚える事に決めた協力ゲーム通信は、そっとガイドブックを閉じることにしました。
警察官は自分でシフトや休みを決めて働ける超ホワイトな職場！？
一日の始まりには、どの地域でどの業務に取り組むかを選択します。もしも休暇を取りたい場合は有給申請などの面倒な手続きは必要なく、何と「L1」ボタンを押すだけでOKという超ホワイトな職場の様子。こはくは働く前から早速休暇を申請していましたｗ なお、休暇を取ると日数が進んで業務内容が更新されます。
オンライン協力プレイはゲーム開始と同時に簡単に始められた
本作はゲーム開始直後から最大2人での協力プレイが可能です。開始手順は以下の通りです。
- オプションボタンを押してメニューを開き、「シフト」項目内の「マルチプレイヤー」を選択します。
- 「友達を招待」を選択します。
- PlayStationtアカウントのフレンドリストから友達を選択し、招待を送ります。
犯罪を取り締まりに街に繰り出す（勤務初日）
初日の仕事は駐車違反の取り締まりです！早速、パーキングメーターの時間を超過している車を発見しました。
違反車両を選択するとリングメニューが表示され「駐車違反切符」か「レッカー車の要請」が選択可能です。違反に応じて適切に対応する必要があるので、今回は「駐車違反切符」を選択します。さらに、違反切符を発行する理由として「時間超過したパーキングメーター」を選択します。
違反内容を正確に見極めて適切に対応できた場合にのみ、パトカーや新たなミッションの解放などに必要な「SP（＝経験値）」を獲得できます。さらにその日のシフトで選択した業務（今回の場合は、駐車違反の取り締まり）を遂行した場合はボーナスポイントも貰えます。なお、たとえ違反車両であっても適切な対応ができなかったらSPは没収されます…。
警察官の仕事はシフトで選択した駐車違反だけではありません！怪しい通行人がいれば、積極的に話しかけ、身分証明書の提示などを求めていきます。
犯罪の匂いを感じ取ったぴろき巡査は、更にボディチェックに踏み切ります！
結果、何も怪しいところのない善良な市民だったので何やらポイントが減点されてしまいます。どうやら、むやみやたらに身分証明書の提示を求めるのはダメみたいです。
しかしぴろき巡査はあきらめません。警察官に「元気ですか？」と話しかけてくる怪しげな市民を発見し、刑事の直感が働きはじめます！
こりずに身分証明書の提示を求めます。すると・・・
ゲーム内の日付は2022年11月7日。身分証明書の有効期限は「2022年9月19日」！！
はい！ビンゴ！！！！たいほおおおおお！！
意気揚々と違反切符を発行し、罰金が75ドルから150ドルになると説明します。
すると市民が「そんなお金は持ってない！」と怒り始めたので、とりあえず罪状を「偽造身分証」とでっち上げて逮捕することに…ｗ
その後も好き勝手な行動を繰り返しつつ…ｗそろそろ駐車違反の業務に戻ります！巡回していると、歩道に乗り上げている車を発見。
駐車違反の内容はパーキングメーターの超過だけでなく「歩道への乗り上げ」や「車道へのはみだし」「逆向き駐車」「ナンバープレートの期限切れ」など多岐にわたります。さらに違反内容は複数同時に起きる場合もあるため、正確な状況把握と適切な対応が求められます。今回の違反は「歩道上駐車」だけのようでした。
その後も順調に違反車両を取り締まり、SPを稼いでいきます。この街は違反車両で溢れかえっておる！
順調だったので調子に乗って、刑事のカンに頼った捜査も再開！早速市民に話しかけて身分証の提示を求めます。
すると突然の解雇！？ ま…まだ初日やで…！！
あんなに平和のために真面目に働いていたのになんで？？？
どうやら無実の市民に不用意に身分証明書の提示を求めたり逮捕したりすると、CP（規範ポイント）を失うようです…。そしてCPが0になってしまうと、即座に解雇されてしまいます。気を付けましょうｗ
犯罪を取り締まりに街に繰り出す（勤務初日※2回目）
解雇された反省を活かし、駐車違反を中心に「ごみのポイ捨て」や「信号無視」などの現行犯に絞って罰金を徴収するように行動した結果、SPをたくさん獲得することに成功しました！
そして解雇されることなく無事に初日の勤務を終了！シフト終了時間を迎えたら、警察署に戻って自分のデスクのパソコンを触ることで一日の勤務が完了します。（マルチプレイ中は2人ともがPCに触る必要があります）
一日が終了すると獲得したSPに応じて、機能や勤務できる地域が解放されます。今回はスピード違反車両を取り締まれる「レーダーガン」と新しい地域「Beaufort Landing」が解放されました！
レーダーガンでスピード違反車両を取り締まるぞ！（勤務2日目）
勤務2日目のシフト内容は「スピード違反車両の取り締まり」。獲得したばかりのレーダーガンを構えて街ゆく車の速度を計測しますが、なかなか違反車両を見つけることができません…。
もしや場所が悪いのかと思い見通しの良い歩道橋の上から狙ってみますが、それでもなかなか見つかりません…。駐車違反はあれだけ多かったのに、スピードは絶対守る市民が多いようですｗ
そして…ようやく爆速で飛ばしているタクシーを発見！！レーダーガンを構えた状態でR2ボタンを押し、違反現場の証拠映像を撮影。それを報告します。
その後はコツを掴めたようで順調に違反車両を検挙できました。少し余裕が出て来たのでポイ捨てした市民にも声を掛けます。すると身分証の期限が切れており、更に身体検査すると「折りたたみナイフ」を2個所持していたので緊急逮捕！そんなこんなで勤務2日目も精力的に働きました。
そして無事2日目の勤務も終了。頑張って経験値を稼いだので、事故現場の撮影に使える「カメラ」と新たな地域「Chester」が解放されました！
カメラ片手に事故現場の調査をするぞ！（勤務3日目）
駐車違反やポイ捨てなどから街の平和を守っていると、突然「手の空いている巡査は？アシストをお願いします！」と無線連絡が入りました。
早速マップで事故現場を確認し、カメラを片手に現場に急行します！
事故現場では2台の車が衝突事故を起こしていました。後ろの車はフロントガラスが割れており、かなりの衝撃があったようです。運転手二人は無事で、車の外に退避していました。
まずは事故車両を撮影し、証拠を集めていきます。写真を撮り終えた箇所は黄色いアイコンが緑色に変わるようです。
そして事故の当事者2人に事情聴取をしていきます。まずは身分証明書や車両保険証の提示を求め問題ないか確認します。（マルチプレイ中は手分けすると効率的に進められました！）
すると追突された運転手の車両保険証の有効期限が切れていることが判明。ぴろき巡査は続けて「アルコール検査」を実施します。
すると規定量以上の血中アルコール濃度が検出されました。その上、折りたたみナイフまで所持していました…。違反者は違反を重ねる…という鉄則に基づき、またしてもぴろき巡査のカンが冴えわたる！！！
その後、事故現場の証拠写真集めと事情聴取が無事に完了したので、事故報告書を当事者たちに渡します。
飲酒運転で検挙したかったんですが、飲酒運転の項目を見つけられず折りたたみナイフ所持で検挙することに…（※飲酒運転は麻薬カテゴリの中にありました！）
そして勤務三日目も無事に終了。ついに念願の「パトカー」が解放されました！
パトカーに乗って街の平和を守る！（勤務4日目）
早速、駐車場に置いてあるパトカーに乗り込みパトロールに向かいます。
パトカーの運転中は□ボタンでパトランプをつけ、〇ボタンでサイレンを鳴らしながら他の車を追跡できます。これにより、今までは検挙できなかった信号無視をしている車両やモクモクと排気ガスを出しながら走行している車両を検挙できるようになります。
クライムアクションゲームのやりすぎで交通ルールを守った運転が最初はできず…早速パトカーがボコボコにｗ（速度制限を守って運転しなければ操作が難しくなるように設計されているようです）
パトカーに乗って街を巡回していると、ウインカーを出さなかった車を発見しました！パトランプを点けてサイレンを鳴らしながら対象車両に接近します。
△ボタンを押して停止指示を出すことで違反車両が道路脇に停止します。すると違反車両の運転手を捜査できるようになります。
まずはウインカーを出さなかったことを伝えると運転手が違反を認めたので、車から降りるよう指示します。
身分証明書を確認しアルコール検査をしますが、特に問題は見つかりません。続いて薬物検査をしようとすると突然運転手がムーンウォーク（※バグ）で逃げ出しました！！
こはく巡査のスタンガンが炸裂し、地面にうずくまる運転手。身体検査をしますが怪しいものは出てきません。
手詰まりかと思っていたら、こはく巡査から「車両から拳銃が見つかった」との情報が！車両の拳銃を確認します。
さらに身分証明書で銃の所持免許を持っていないことも確認し、検挙することに！こうしてまた街の平和が守られたのである。
その後、パトカー運転中に急に竜巻に巻き込まれたかのようにパトカーが空中を舞い（※バグ）、一日の成果を没収されるトラブルに見舞われたりもしましたが…。
徐々にパトカーでの捜査にも慣れていきました。ナンバープレートの有効期限切れの車両を発見し運転手に降車指示をしたところ「目線を外す」といった怪しい行動しており、アルコール濃度検査をすると飲酒運転だと判明するなど、順調に検挙件数を稼いでいきました！
そして何とかパトカーでのシフトを終えると、かなりのSPを稼ぐことができました。ゲーム開始当初は駐車違反の取り締まりやポイ捨てなど軽犯罪の捜査しかできませんでしたが、ついに「重大事故の捜査」が出来るようになりました！
最後に
最初は操作方法が分からず、駐車違反ですらまともに検挙できず…。ひいては無実の市民に対して身分証明書の提示を求めまくるなど暴挙の末に初日に解雇されるという前代未聞の警官としてデビューした二人でしたが、警察官としての仕事に慣れてくると順調に駐車違反を取り締まれるようになっていきました。
経験値を稼ぐと各種ツールが解放されていき、新たな地域で新しい犯罪に立ち向かっていると犯罪に対する洞察力が徐々に身に付いて効率的に捜査を進められるようになりました。その辺りから、本作独特の癖になる面白さが見えてきたように思います。基本的には同じ流れで進める捜査ですが、その中に犯人が突然逃亡を企てたりするちょっとしたスパイスがあり、ゲームプレイがマンネリ化しないように工夫されていると感じました。
さらにゲームを進めると指名手配犯の捜査なども出来る様になり、拳銃を持って緊張感のある捜査ができたりと、まさに「リアル警察体験」ができるゲームだと感じました。
途中、パトカーが急に空中を舞ったり、犯人がムーンウォークで逃亡したりと細かいバグはありましたが…本作のゲーム性もあって笑って許せるので、カップルやフレンドで笑いながら遊びたい人にオススメできるゲームです！
