2023年7月14日〜16日の間に京都府みやこめっせで開催されていた日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit Let’s Go!!」に参加してきました。気になっていたタイトルもいくつか試遊させて頂いたので、早速レポートしていきます。
目次
会場に到着
はじめにチケットを係員の方に渡して、入場者の証として腕に巻く紙バンドと交換してもらいます。こちらは再入場の際に必要なので、帰るまでは巻いておきます。私たちは15日に参加したのですが、同時に16日に入場するときに使用できる紙バンドももらえました。チケット1枚で2日続けて参加できるのはお得です！
「Vampire Survivors」マルチプレイ版を試遊
入ってすぐに「Vampire Survivors」の大きなディスプレイを発見。気になっていた協力プレイモードをいち早く体験できるとのことで、2人で試遊に参加しました。
ぴろきくんは「ジェンナーロ」こはくは「アントニオ」を選択して早速プレイ開始！協力プレイモードでは経験値は共有され、レベルアップは1Pと2Pで交互に行われます。試遊可能タイムは8分。つまり8分間生き残ればこの場においてのクリアとなります。
ギャラリーが大勢いる中でのプレイは緊張感があり、生き残れるか最初は不安だったのですが…ぴろきくんが豪運を見せつけてくれました。宝箱を発見しまくり&経験値収集のオーブを拾えたおかげであっという間に装備が揃い、8分間しっかり生き延びることができました！やったー！
マルチプレイもやっぱり面白い「Vampire Survivors」、8月17日のアップデートおよびSwitch版の発売がますます楽しみです。
「Go-Go Town!」を試遊
続いて向かったのは、オンラインマルチ対応の町づくりシミュレーションゲーム「Go-Go Town!」の試遊ブース。
本作は、観光地の町長となった主人公が、町の復興を目指して奔走するゲームです。
試遊版では木を切ったり素材を集めてお店を建築し、その店で何を売るか、どのNPCを販売担当にするか、といった建築・経営部分のシステムを一通り体験することができました。
また、自分の好きなようにオブジェクトを配置して街づくりすることもでき、自由度の高さと可愛いグラフィックが合わさったとても魅力的なシミュレーションゲームとなっています。
「Go-Go Town!」は2024年にNintendo Switch、Xbox Series X|S、Steam向けに発売予定です。
「Omega Crafter」を試遊
次に向かったのはオンラインマルチ対応のオープンワールドサバイバルクラフトゲーム「Omega Crafter」の試遊ブース。
本作は、プログラミング可能な相棒・グラミーに指示を出しながら、敵を倒したり農業をしたりして広大な世界で生存を目指すゲームです。
試遊版ではプログラミングでのグラミーへの指示出し方法や、クラフト設備の設置方法、採取や戦闘など序盤の進め方のチュートリアルを体験できました。現時点では最大4人でのオンラインマルチプレイを予定しているそうで、将来的にはSwitchなどの家庭用ゲーム機でのリリースも視野に入れているとのこと。
相棒のロボット・グラミーがとっても可愛く、デフォルメされたグラフィックで表現される世界が魅力的な作品です。
「Omega Crafter」は2023年冬にSteam向けに発売予定です。
「Hell Hell」を試遊
続いて向かったのは、ローカルマルチ・オンラインマルチ対応の協力型アクションステルスゲーム「Hell Hell」の試遊ブース。
「鬼ごっこ」と「かくれんぼ」を組み合わせた最大4人協力プレイが可能なゲームです。
ゲームの目的は制限時間内に地獄から脱出する事。ステージ内を徘徊する「オニ」に見つからないように、草むらに隠れてやり過ごしたり、仲間と協力してオニを気絶させたりしながら指定されたアイテムを拾い集めて納品し、「脱獄用の門」を召喚します。
そんな本作の特徴の一つが、多彩な協力アクション！他のプレイヤーに肩車してもらったり、肩車状態でオニに擬態したり、プレイヤーを投げて移動させることもできます。そのためアクションステルス要素を含みながらもパズル・パーティゲームのような面白さのあるゲームになっています。試遊版では操作チュートリアルの後2つのステージを体験したのですが、第2ステージはかなり難易度が高めでクリアできた時はかなりの達成感がありました！
地獄にある遊園地を舞台とし、日本の浮世絵やポップカルチャーをモチーフにした個性の光る世界観が特徴的な作品です。
「Hell Hell」は今後、Steam向けに発売予定です。
「Karma Zoo」を試遊
次に試遊させていただいたのは、ローカルマルチ・オンラインマルチ対応の協力型アクションゲーム「Karma Zoo」。
プレイヤー全員が協力しながらステージ攻略を目指す、最大10人協力プレイが可能なゲームです。
協力しなければ先に進めない仕様が特徴で、仲間と足並みを揃えて目標地点への到達を目指します。チームに貢献する度に「カルマ」と呼ばれるスコアポイントを取得できるようになっていて、集めたカルマに応じて新たなキャラクターやアビリティがアンロックされていきます。さらに「トーテム」と呼ばれるローカルゲームモードでは最大8人のプレイヤーでの対戦プレイが可能です。
試遊版ではその場に居合わせた4人で即席パーティを組んでゲームをプレイしたのですが、キャラクターごとに違うアビリティを駆使してお互いに手助けしながら先に進んでいくのがとても面白かったです！例えば体の大きなクジラはみんなの足場になることができます。
2Dドットで描かれる独特のグラフィックが不思議な世界観を魅力たっぷりに表現していて、特にステージクリア時にカルマの大樹が枝葉を広げていく演出はとても綺麗。まるで、クリアに至るまでの協力プレイ体験を昇華するような何とも言えないカタルシスを味わえる作品となっています。
「Karma Zoo」は2023年夏にNintendo Switch、Play Station5、Xbox Series X|S、Steam、Epic Games向けに発売予定です。
「ウィスパーズ・イン・ザ・ウェスト」を試遊
続いて試遊させていただいたのが、オンラインマルチ対応の協力型推理アドベンチャーゲーム「ウィスパーズ・イン・ザ・ウェスト」。最大4人での協力プレイに対応しています。
西武開拓時代が舞台の本作は、シンプルなポイント＆クリック形式の操作が特徴的です。時間制限のある中で街の中を移動したり気になる場所や人物を調査し、犯人特定につながる証拠を集めていきます。プレイヤーはそれぞれスキルの異なる個性的な4名のプレイアブルキャラクターの中から一人を選択し、謎解きミステリーに挑戦することになります。協力プレイでは、プレイヤー各自が集めた情報を整理して話し合い、どのNPCが嘘をついているのか、何が真実なのかを見極めることで真犯人を突き止める必要があります。
なお本作はホストがゲームを所有していれば、ゲストプレイヤーは本作のデモ版を所持しているだけでゲームに参加可能との記載があり、気軽にフレンドを誘ってプレイできそうです。
試遊の際にはマルチプレイの体験はできませんでしたが、しっかりと日本語に対応したストーリーを楽しむことができ、二人で相談しながら謎解きしていくのがとても面白かったです！
「ウィスパーズ・イン・ザ・ウェスト」は7月26日にSteam向けに発売されています。
「Gift」を試遊
その後、「Gift」のブースのスタッフさんに声をかけて頂きました。
可愛いキャラクターのフィギュアの写真を撮らせてもらい、ゲームの試遊もさせてもらいました。
本作はソロプレイ専用のアクションアドベンチャーゲームです。
目を覚ますとなぜか豪華客船に乗っていた主人公は、沈没する船から脱出する過程で様々な人々と助け合いを経験します。グラフィックは柔らかいタッチで描かれた絵本のようでとても可愛らしく、キャラクターは独自言語でしゃべりますが字幕が表示されるので、すぐに物語に入り込むことができました。
試遊プレイでは母親とはぐれてしまった少女を助けるために船の中を駆け回ることに。ジャンプやダッシュ、足場となる箱を移動させたりと様々なアクションを駆使して移動を繰り返し、何とか少女を無事母親の元に送り届けることができました。
個人的に本作は、人と人との繋がりを繊細に描く温かさと同時に、操作ミスで容赦無くキャラクターが死んでしまう儚さも持ち合わせたほのぼの系死にゲーだと感じました。また、キャラクターが異形頭だったりとハイセンスなデザインが魅力的なのに加えてノスタルジックな雰囲気もあります。
「Gift」は今後、Steam向けに発売予定です。
