2023年2月24日に発売された「Forest」シリーズ最新作「Sons of The Forest」をオンラインマルチプレイで遊んでみました!
2018年にSteamで発売され圧倒的な高評価を得ているオープンワールド・サバイバルホラー「The Forest」の続編として発売された本作「Sons Of The Forest」は、発売後24時間で200万アカウントを獲得したことですでに話題となっています。
新たに実装された「季節の移り変わり」システムや、「近代的な道具や装備」が食人族がはびこる島でのサバイバルにどう影響するのかも含めて、レポートしたいと思います!
目次
突然の銃撃でヘリコプターが墜落。なんと墜落地点は雪山・・・
本作の主人公は、孤島で行方不明になった富豪を捜索するため派遣された特殊部隊の兵士です。ヘリコプターに乗って行方不明になった富豪一家のデータを見ていると、突如銃声が…。ヘリコプターは回転しながら不時着し、大破してしまいます。
主人公は運よく助かりましたが、墜落した場所は今回はなんと雪山!いきなり雪山は難易度高くないか…。(ゲームの開始地点はゲームを始めるたびに変わるようです。)しかも、他の仲間NPCは一人だけしか見当たりません。その上助かった仲間NPCは耳が聞こえなくなってしまったようで、「ついてきて」などの指示を筆談ですることになります。
チュートリアルのようなものは存在せずプレイしながら覚える必要がある。
チュートリアルのようなものがほぼなく、いきなり無人島にほっぽりだされます。また本作にはわかりやすいストーリーもないです。そのため協力ゲーム通信は操作のクセと自由度の高いゲームにありがちな「まず何をすれば良いのか分からない」という壁に早速ぶつかりました。とりあえず適当にボタンを押しながら操作を覚えていったのですが、ゲームに没入できるまでは1時間以上掛かりました。
本作では、とにかく十字キーの下ボタンを押して鞄を開き「緊急パック」を使わなければ何も始まりません。
そして緊急パックから手に入れた「タクティカルアックス」を装備し、まずは木材などの基本素材を集めていきます。
雪山は危険なので、急いで下山し拠点を作ることに
寒さに対し何も対策が取れない状態で拠点を雪山に作るのは危険であると判断し、とりあえず雪山を降りて平地に最初の拠点を築くことに。無事に降りられるか多少の不安はあったものの、主人公の足腰は想定していたより強いらしく山肌を滑るようにして下山することができました。
拠点作りに最適な場所を探しますが、そうこうしている内にさっそく第一村人発見…。かなりの数の食人族がこの島に住んでいるようで、素材集めなどに没頭していると気付いた時には囲まれている…なんてこともざらです。というわけで、安全な場所を求めて更に下山することに。
しかし、この判断が後の悲劇を招くことになるのだった——…。
下山すると、すぐ近くに川が流れるいい感じの場所を発見。と言うわけでまずは拠点として頑丈そうな小屋を作ることにしました。
本作の建築は少し分かりにくい仕様になのですが、
建築の手順
- 十字キー上ボタンを押してガイドブックを開く
- 建築したいオブジェクトを選択
- 設置場所を確定
- 必要な素材をその場まで運ぶ
- 納品する(素材をはめ込む)
という感じの流れになっています。したがってオリジナリティの高い建築物などはあまりできない一方で、協力ゲーム通信のように建築のセンスのない人にとっては一定の綺麗な建築物が作成可能となっています。今回ばかりはシステム的にも欠陥住宅になるわけがないんすよ。
なお、焚火などの基本的な構造物は上記方法とは違うやり方で設置する必要があります。例えば焚火の設置方法は以下の通りです。
焚き火の作り方
- 鞄を開く
- 木の棒を装備する
- 視点操作して焚火を設置したい場所を見る
- RTボタンを押し木を折って地面に置く
- 十字キーの左ボタンを押してライターを出す
- 木に視点を合わせてAボタンを長押しすると着火できる
いつまでたっても完成しない小屋
木を切って丸太をはめ込んでいくと徐々に山小屋の形になってきました。基本的には丸太を納品するだけで床にあった形状に自動的に加工してくれたりするので、簡易な構造物であれば特に建築は難しくないと感じました。
ですが、なぜかいつまでたっても小屋で休める様になりません…。どうも建てた場所が悪かったのか、建築作業が進めば進むほど、丸太をはめ込む場所やはめ込んだ丸太を加工する場所が分かりにくくなり、最終的に入口のない小屋が出来上がりました。
しばらく考えた末に入口っぽい丸太部分に穴を空けられる事が分かり、何とか小屋の中には入れたのですが…。結局、小屋が狭すぎてベッドが置けなかったため、玄関にベットを置いて休むことに。
なお、建築中に何度も何度も食人族の襲撃に遭いました。食人族を倒すこと自体は可能なのですが、血しぶきが出たりとかなりグロいです。また。結構強いので簡単に倒されてしまいます。一応仲間の蘇生は可能ですが、2人とも倒されてしまうと敵の拠点に連行され、食べられそうになったりします。(アイテムロストなどのペナルティは無さそうでした。)
加えて食人族の中には二足歩行で骨のような武器で襲ってくるタイプもいます。建築物を壊してきたりもするようなので、フェンスなどで保護する対策も重要になりそうです。
さらに協力ゲーム通信がサバイバルゲームをプレイする際にはおなじみの森林火災を起こしたりと、中々建築が進まず…。小屋を作るのに1時間以上かけましたが、結局完成しませんでした。というわけで、諦めて探索を進めることにしましたw
セーブはテントなどの休息できる施設で行う必要がある
本作にオートセーブ機能はなく、テントなど休息できる建築物を作ったら手動でセーブが出来るようになります。そのため、初期地点などにある箱から見つかる「タープ」と木の棒を利用して簡単にできるテントを早いうちに作っておくことをオススメします。早期版という事もあり、突然フリーズしたり強制終了する可能性もありますからね!
そして、ライブ配信中に起こった突然のフリーズ…。テントは建てていましたが、セーブするのを忘れていて最初からやり直すことに…。ちなみに今度は雪山ではなく、森林地帯に落下しました。
そして、こはくはイケてる爺さん(時計職人っぽい)に生まれ変わりました。なお、キャラの見た目は新しくゲームを始めるたびにランダムで設定され、選ぶこともカスタマイズすることも出来ない様です。
思いを馳せるのは雪山で棒の採取を命じたまま放置してきたNPC…。彼がいた世界線はもう存在しない。よって彼は救われたのだ。
探索のなかで徐々に明かされていく島の全貌
建築を諦めたことで余裕の生まれた協力ゲーム通信です。というわけで今回の世界線ではストーリー攻略をメインにプレイすることに。
十字キーの右ボタンを押すと、GPSトラッカーが使えて周辺の地図を確認できます。島には怪しげな洞窟がいくつもあり、探索が可能です。
何もない小さな洞窟が多い印象でしたが、中には広い洞窟もあります。また、大自然に囲まれた島にはそぐわない怪しげな研究施設に繋がっている場所もありました。そこには3Dプリンターがあり、攻略に必要になりそうな近代的な道具などを作成可能です。
さらに奥にはカードキーが必要な怪しげな扉も…。この島にはとてつもない秘密があるに違いない!
ここ以外にも怪しげな施設や洞窟があり、そこには島の秘密に迫るような資料が落ちていることもありました。ただし英語で記載されているので、英語がさっぱりわからない私たちはGoogleレンズを利用して何とか理解しました。製品版になったら日本語に対応してくれると信じたい。
NPCがかなり優秀!食料問題はある方法で解決
墜落地点に居るNPCはサバイバル生活を助けてくれます。魚を獲るよう指示すると、なんと素手で(!?)次々と魚を捕まえ始めました。彼は棒を採取するだけの男ではなかったのです…。彼の魚捕獲能力は世界レベルであり、食料確保は彼の腕にかかっているといっても過言ではありません。
彼に魚集めを指示して数分間待っていれば、ご覧のような山積み状態に。彼の力で食糧問題は解決しました!
彼以外にも探索していると手足が3本ずつある謎の女性に遭遇します。
最初は敵なのかなと思いましたが、どうやら食人族が来る方向を教えてくれている様子。食料を持ってきてくれたりもするので、どうやら敵意は無いようです。
洞窟は危険がいっぱい!
島の探索を進めていると、地中から音がする場所を発見しました!しかし、今持っている道具では地面を掘り起こすことが出来ないようでした。
というわけでスコップのような道具がどこかにあるのではないかと思い、片っ端から洞窟を探索することに。島をぐるっと一周していると、いつの間にか季節が変わって木々が紅葉し始めました。
そしてサバイバル生活10日目あたりから平地でも雪が降り始め、"寒くて濡れている"とステータスに表示され、サバイバル生活がかなり厳しい雰囲気になってきました。
そして、とうとう食人族が大量にいるかなり深そうな怪しい洞窟を発見しました。時限爆弾や火炎瓶など持てる資材を全投入し、最終決戦への準備を進めます。
まずは食人族が大量湧きしてる所に発煙筒を投げ込み、明るくしてから火炎瓶をどんどん投げていきます。しかし二人とも焦りすぎて、ライターで火をつけるのを忘れて瓶のまま投げ込んだりなどして色々ともったいないことに…。
入り口付近でいきなりかなりのアイテムを失ってしまい、探索に暗雲が立ちこめますが、何とか奥に進めました。奥では作業員が何人も無残な姿になっており、ここで何かが行われていたのは間違いなさそうです!
さらに奥に進んでいくと、外では見なかったような、グロテスクな敵が大量に襲ってきます・・・
装備が悪いのか、全然倒せない&一撃食らったらほぼ死にかけてしまうので、何度も何度も死にながら少しずつ探索を進めていきました。全滅しても洞窟内部でリスポーンが可能です。また、倒れてしまっても道具などは失わない仕様には助けられました…。リスポーン地点の近くに鞄がそのままの状態でそっと置いてあります。
洞窟を抜けた先にあるものは・・・
しかし、スコップが恋しい…。こんなに作業員がいるんだしスコップぐらい何個か転がっていてもおかしくないだろうと思いつつ、残り少なくなった時限爆弾を握りしめてさらに奥を目指します。(長時間にわたる配信により、時刻はすでに早朝5時ぐらいになってました笑)
すると、ついに洞窟の出口らしき場所に…!?
その先にあったのは…見知らぬ土地!?…いや?!?!これは……?!?!?!?!???
洞窟の先にあったもの…それは見知らぬ土地、ではなく…なんと3時間ほど前に探索した洞窟の別の入り口に繋がっているだけだったのです。
こうして、過去最高に長い8時間を超えるライブ配信は協力ゲーム通信らしいオチがついて終わるのでした…。