こちらは編集中の記事です。情報を随時追加予定です。
2024年9月26日~29日まで開催中の東京ゲームショウに参加してきました。出展社数、出展小間数ともに開催史上最多となる今年のTGSで色んな新作ゲームを試遊できたので、本記事でレポートしていきます!
「REANIMAL」を試遊
まず初めに向かったのは、THQノルディックさんのブース。今後リリース予定の「REANIMAL」の試遊をさせていただきました。
本作は「Little Nightmares™ I & II」のクリエイターが開発するホラーアドベンチャーゲームです。プレイヤーは主人公のきょうだい2人を操作して行方不明になった友人を探しながら恐ろしい島からの脱出を目指します。発売日は未定で、対応プラットフォームはPS5/Xbox X|S/Steam。最大2人でのオンライン・オフライン協力プレイに対応予定です。
試遊では黄昏時の廃墟を舞台に怪異から逃げ隠れするスリリングなゲームプレイを一足早く体験することができました。美麗グラフィックで描かれる世界にはどこか不穏な雰囲気が漂っていて、一歩進むたびに「暗がりの中に何かいるのでは…」と嫌な想像を掻き立てられます。さらに、埃の舞う廃墟内の表現が実際にブース内に焚かれた白煙の演出と重なりすごく良かったです!
主人公たちの足音、風の音、どこかで聞こえる断末魔…。作り込まれた環境音が没入感を高めてくれます。また、カメラワークにもこだわりを感じました。画角を広めに取ることで主人公2人を画面内に収めると同時に、不気味な世界でたった2人だけが意志を持って動いているような、寂寥感や孤独感が浮き彫りになっている印象を受けました。
操作としてはダッシュやジャンプ、オブジェクトの投擲、物陰やタンスに隠れるといったアクションが可能となっているほか、高所に登る際にパートナーを引っ張り上げたり、敵に掴みかかられたパートナーを救出するなど多彩な協力アクションも用意されています。
また、怪異から逃げる際に足元に転がっていた瓶につまづいて物音を立ててしまい、居場所がバレて捕まってしまうといった事があり、ステージ環境やオブジェクトを利用したインタラクティブな体験も楽しめます。
窓から差し込む僅かな陽の光に照らされて埃がきらめく様子や、じめじめとした道を歩く時の湿った足音など徹底した環境描写へのこだわりが不気味ながらもどこかノスタルジックな世界観のリアリティを高め、ダークな"こどもの世界"をさらに魅力的にしている本作。
失敗してもすぐに復活できるリプレイ時のストレスの少なさも素晴らしく、今後発売される協力ゲームの中でも特に注目しておきたいタイトルのひとつになりそうです。
- 2人の兄妹が主人公の協力型ホラーアドベンチャー
- 最大2人でのオフラインマルチプレイ・オンラインマルチプレイに対応
- 美麗グラフィックで描かれるダークな世界を冒険
- パートナーと力を合わせて高所に登るなど協力アクションが多彩
- 巨大な怪異から逃げ隠れするスリリングなゲームプレイが魅力
- 死んでもすぐ復活できるリプレイ時のストレスの少なさも◎
「タイタンクエスト2」を試遊
次に試遊させていただいたのは、同じくTHQノルディックさんのブースに展示されていた「Titan Quest II(タイタンクエスト2)」。
2006年にリリースされ多彩なキャラビルド要素などで高評価を得た「Titan Quest」の続編である本作。古代ギリシャ神話がモチーフのファンタジー世界を舞台に冒険を繰り広げるアクションRPGです。2024年第4四半期以降の発売を予定していて、対応プラットフォームはPS5/Xbox X|S/Steam/Epic Games。最大4人でのオンラインマルチプレイに対応予定です。
今回の試遊版では海岸沿いや洞窟など広大な世界の一部を探索することができました。初期装備は槍と盾でしたが、敵が武器や防具をどんどんドロップするので装備更新の頻度は高めで、弓や斧、杖、ナイフといった様々な武器での戦闘を体験できました。なお装備ごとに要求ステータス値が設定されており、例えば杖を装備したい場合は知力を上げておく必要があるのですが、知力の値を上げる指輪などステータスを補正するための装備品が用意されているため、あまり気にせず自由にキャラビルドを楽しめそうだと感じました。
一方探索はプレイヤーの進行方向に合わせて少しずつマップが解放されていく仕組みになっており、未開の地を冒険している気分を存分に味わうことができました。また、フィールドの各地にはワープポイントが設置されていて、ワープポイント間でのファストトラベルが可能となっています。
戦闘に関しては、試遊版がキーボード+マウス操作だったこともありかなり苦戦してしまったのですが、強力な攻撃スキルと回避アクションを駆使しながら戦うアクション性の高いバトルを体験できました。複数の敵を相手取る場面が多いため範囲攻撃スキルが非常に有用で、中でも氷魔法で付近の敵をまとめて凍らせて足止めしながらダメージを与えるスキルがとても強力でした。
スキルや回避アクションには固有のクールタイムが設定されているため、連打したりと使いどころを間違えるとあっという間に敵に囲まれてボコボコにされてしまいます。そのため本作の戦闘では、大量の敵を薙ぎ払う爽快バトルというよりは、一つ一つのアクションを戦術的に積み重ねて戦況を有利に変えていく戦略性の高いバトルを楽しめると感じました。
試遊版は日本語訳に対応していなかったのですが、喋る神馬「アレイオン」がナビゲーター役として登場するメインクエストのほかに探索中にNPCとの会話の中から発生するワールドクエストなどもあり、ギリシャ神話をモチーフとする世界でのストーリーを存分に楽しめそうな本作。
今回プレイしてみて、よりローカライズ版への期待が高まりました!
- 古代ギリシャ神話の世界が舞台のアクションRPG
- 最大4人でのオンラインマルチプレイに対応
- 2つのバトルクラスを組み合わせる独自のキャラビルド要素
- さまざまな装備品があり多彩なキャラビルドが可能
- 戦略性の高いバトル
「Path of Exile2」を試遊
次に「Path of Exile 2」を試遊させていただきました。
本作は、ダークファンタジーの世界で冒険を繰り広げる基本プレイ無料の人気ハクスラアクションRPG『Path of Exile』の続編です。プレイヤーは暗黒大陸「レイクラスト」を舞台に、世界に広がっていく腐敗を終わらせるため戦いに身を投じることになります。2024年11月15日にアーリーアクセス開始を予定していて、対応プラットフォームはPS5/Xbox X|S/Steam/Epic Games。最大6人でのオンラインマルチプレイと、最大2人でのオフラインマルチプレイに対応予定です。
試遊では、ゲーム冒頭部分を20分間プレイすることができました。ソーサレス、ウォリアー、モンク、ウィッチ、マーセナリーなどの個性的なバトルクラスの中から1つを選択するとゲームが始まります。今回はウィッチでプレイしたのですが、基本攻撃に加えて最初から覚えている召喚スキルでガイコツ兵士を呼び出し一緒に戦うことができました。これらの操作については都度チュートリアルが表示されるほか、誘導が非常に丁寧なので説明にしたがって進めていれば特に困ることなく最初の村に辿り着くことができました。村ではNPCと会話をしたり、装備品の購入など冒険の準備をすることができます。NPCとの会話画面についても表示が拡大されており、UI周りの大幅な進化を感じることができました。
その後、とある森を調査するクエストを進めることに。森の中はダンジョンになっていて大量の敵が出現。ガイコツ兵士を盾にしながら戦っていてもすぐに囲まれてしまい、回避アクションと回復ポーションのがぶ飲みで何とか持ちこたえていると…キャラクターがレベルアップ。チュートリアルテキストに誘導されるまま、スキルツリーを強化します。ウィッチの場合は、大まかに見ると「呪文ダメージを強化するルート」と「召喚したガイコツ兵士などを強化するルート」に分かれているようでしたが、スキルツリーはとてつもなく膨大な広がりを持っているため非常に自由度の高いキャラビルドを楽しめそうです。
ダンジョンの探索を続けていると、とうとうボスに遭遇。茨のつるを使いながら四方八方から攻撃を仕掛けてくる厄介なボスで、強力な近接範囲攻撃に加えて外周から複数の追尾弾を撃ち込んできたりと攻撃パターンも多彩。回避に専念していると攻撃をする暇がなく、攻撃をしていると何かしら被弾してしまう…というかなり歯応えのある戦闘を楽しめました。なお、倒されてしまってもボスエリアのすぐ近くにチェックポイントが設定されているためすぐリトライすることができます。結局私は時間内に勝つことができなかったのですが(くやしい)、やりごたえ抜群のボス戦が本当に面白かったのでマルチプレイでの共闘がかなり白熱しそうだと感じました。
試遊版ではすでに日本語に対応しており、ゲームパッドでの操作も可能でした。既存のキャンペーンに新たに6章の新シナリオが追加されており、じっくり楽しめそうなボリューム感にも期待が高まります。基本プレイ無料で気軽に遊べるハクスラアクションRPGとして、フレンドさんと一緒に冒険してみてはいかがでしょうか?
- ダークファンタジー世界が舞台の基本プレイ無料ハクスラアクションRPG
- 最大6人でのオンラインマルチプレイ、最大2人でのオフラインマルチプレイに対応
- 12種類のバトルクラスと36種類の上級職がある
- 膨大な広がりを持つスキルツリーがありキャラビルドの自由度がとても高い
- 敵を倒すと装備品をドロップするトレハン要素も
- ボス戦はやりごたえ抜群!
「ポッピュコム」を試遊
続いて向かったのは、GRYPHLINEさんのブース。昨年のTGS出展でも話題になっていた「ポッピュコム」の試遊をさせていただきました。
本作は、ふしぎな惑星を大冒険するマルチプレイアドベンチャーゲームです。プレイヤーは冒険者として広大な世界に旅立ち、エネルギーの悪用を目論む企業「スタータワー」と、スタータワーによって改造された不思議な生物「ポム」との戦いを繰り広げます。発売日は未定で、対応プラットフォームはPS4/PS5/Steam/Epic Games。最大4人でのオンライン・オフライン協力プレイに対応予定です。
本作最大の特徴は、「色」を使った多彩なアクションです。操作キャラクターには黄色や緑などの色が設定されていて、自分のキャラクターと同じ色をブラスターから発射することができます。たとえば黄色い「ポム」に同色の弾を撃ち込むと…爽快なエフェクトとともに破裂!この「ポム崩壊反応」と呼ばれる特性を利用して戦闘やギミックを解決していくのが基本です。キャラクターの色は切り替え可能となっていて(黄色⇔ピンク、緑⇔青といった感じ)、敵やギミックの色に応じて色を変えたり、応戦するプレイヤーを交代したりしながら冒険を進めていきます。
今回プレイしたデモ版では、2人協力プレイで3つのステージを体験可能でした。シューティングアクションで道を作ったり敵を倒すだけでなく、道中で入手したバリアを張るガジェット「バリアロボ」を活用して進路を妨げるレーザービームからパートナーを庇ったり、バリアを足場にしてパートナーを持ち上げたりとさまざまなギミック解決法があり、ひらめきの求められるパズルアクションとしての魅力も存分に感じることができました。第3ステージではなんと大型ボスとのバトルも体験でき、画面全体を使ったダイナミックなバトルはとても白熱しました!
「色」を題材にした直観的な謎解きと多彩なアクションが魅力的な本作。世界観やグラフィックも可愛くて、今回試遊させていただいたことで以前にもまして発売が楽しみになりました!2人で息を合わせながら進んでいく多彩な協力要素もとても面白かったので、協力ゲームが好きな方にはぜひチェックしていただきたい作品のひとつになりそうです。
- ふしぎな惑星を大冒険するマルチプレイアドベンチャーゲーム
- 最大4人でのオンラインマルチプレイ・オフラインマルチプレイに対応
- 色を使った多彩なアクションで謎解き&戦闘を楽しめる
- 協力要素が豊富でギミック解決には仲間との連携が必要不可欠
- 巨大ボスとのバトルが白熱!
「ミュータント・タートルズ unleashed」を試遊
次に「ミュータント・タートルズ unleashed」の試遊をさせていただきました。
本作は、アメコミの人気キャラクター「ミュータントタートルズ」となって戦うアクションゲームです。昨年公開された映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』の数カ月後の世界が舞台となっていて、4人組のカメ忍者「ミュータントタートルズ」が、宿敵「シュレッダー」やその配下のフット団たちの邪悪な計画を阻止するために新たな戦いに挑みます。発売予定日は2024年12月5日で、対応プラットフォームはPS4/PS5/Switch/Xbox X|S/Steam。最大2人でのオフライン協力プレイに対応予定です。
今回はSwitch版で15分程度の試遊をさせていただいたのですが、まずローディング時間がかなり長い印象を受けました。15分のうち、2~3分程度はローディングをしていたように思います。また、3Dアクションということでニューヨークの街を自由に探索していくようなゲーム性に期待していたのですが、実際にプレイしてみるとステージ内の定められたルートをなぞるように進みながら時折出現する敵とのバトルの繰り返しとなっていて、ゲームプレイが単調だと感じました。
また、期待していたアクションについてもゲーム画面が固定カメラになっていることもあって3Dならではのダイナミックさを感じられず、さらにカメラとキャラクターとの距離が遠くなりすぎる場面が多々あり、ステージ内の奥行きやオブジェクト・段差との距離感がつかみづらかったです。加えて戦闘では出現する敵が驚くほどやわらかいです。複数の敵が出現しても、結局1、2発殴っただけで倒せるので拍子抜けしてしまいました。とはいえ、やりごたえを求めずカジュアルにプレイするぶんには楽しめると感じました。
一方、手描きの質感にこだわったグラフィックには独自の魅力があり、ミュータントタートルズの世界観を表現するステージ内の作り込みも素晴らしかったです。試遊版は日本語に未対応だったこともあり内容は理解できなかったものの、ボイス付きムービーが用意されていたりとストーリー性には期待ができそうです。
- 「ミュータントタートルズ」となって戦うアクションゲーム
- 最大2人でのオフラインマルチプレイに対応
- ムービーが用意されておりしっかりとしたストーリーを楽しめそう
- 手描き風のグラフィックやステージの作り込みが魅力
- カジュアルにバトルアクションを楽しめる