ゲーム概要
舞台は、のちの三代将軍・竹千代と弟・国松の間に、将軍の座をめぐる確執が起きている戦国時代。 プレイヤーは竹千代を操作し、闇に堕ちた弟に追い詰められながら、時を越える力を得ます。江戸・戦国・平安時代といった、歴史の転換点となるさまざまな時代を渡り歩き、守護霊の力を借りて強大な妖怪たちに立ち向かう、壮大な宿命の物語が描かれます。
本作の最大の特徴は、「仁王」シリーズ初となるオープンフィールドの採用です。 シリーズ特有の「一歩先が死」というヒリつく緊張感はそのままに、広大なフィールドを自由に探索可能。時代ごとに姿を変える「現世」や、妖気が渦巻く禍々しい「地獄」の風景が、シームレスに広がります。フィールドを駆けている最中に巨大な妖怪と突発的に遭遇する「野良妖怪」との戦いなど、オープンフィールドならではのスリリングな体験が楽しめます。
対応プラットフォーム
PlayStation5 / Steam
※2026年5月12日時点
ストーリーモードのプレイ人数
| オンラインマルチ | 最大3人 |
オンラインマルチプレイ(常世同行)手順
チュートリアル(約30分程度※下記画像が表示されたらOK)が終了後、協力プレイが開放されます。なお、最初のBOSS戦から一緒にプレイすることが可能です。

ミッション単位での協力「まれびと」も可能ですが、オープンフィールドでの探索も一緒にできる「常世同行」での協力プレイをおすすめします。
募集側
- 社に触れる。

- メニューから「協力」を選択する。

- 「常世同行」を選択する。

- 「ストーリーモード」→「ルーム作成」を選択する。

- 合言葉などを設定し、ゲスト枠の条件を「プライベート(合言葉)」や「プライベート(フレンド限定)」に変更し、ルーム作成を選択する。

参加側
- 社に触れる。

- メニューから「協力」を選択する。

- 「常世同行」を選択する。

- 「ストーリーモード」→「検索」を選択する。

- 合言葉などを設定し、検索開始を選択します。

- 表示されたルームないように間違いないかを確認し、「×ボタン」で選択する。

- 合流できました。

レビュー
オススメする点
- オープンワールド採用で常世動向での探索の楽しい
- サムライとニンジャの二つのスタイルを切り替えながら戦う戦闘システムで、極限まで自由なキャラビルドが可能
- 中毒性の高いハクスラ要素と、クリア後から始まる真のやり込みで長時間遊べる
- オープンワールド採用で常世動向での探索の楽しい
本作ではシリーズ初となる「オープンフィールド」が採用されました。これにより、これまでの『仁王』シリーズでお馴染みだった「死角から急に襲いかかってくる強敵」との手に汗握る緊張感はそのままに、広大な世界を自由自在に歩き回る楽しさが加わっています。
舞台となるのは、江戸・戦国・平安といった日本の歴史の転換点となる様々な時代です。荒れ果てた村々から、美しい絶景が広がる山岳地帯、木漏れ日が差し込む幻想的な森林まで、各時代の趣を反映した多彩な地形がシームレスに広がっています。この広大なフィールドを、シリーズ独自の協力プレイモード「常世同行」を利用することで、フレンドと一緒に心ゆくまで探索できるのが本作最大の魅力です。
単に景色を眺めて移動するだけでなく、各地に隠された宝箱やサブクエスト、さらには腕試しと言わんばかりに配置された強敵との戦闘など、探索意欲を刺激するコンテンツが凝縮されています。そのため、従来のストイックなソウルライクアクションという枠に囚われない、自由度の高い遊び方ができるゲームだと強く感じました。
また、移動に関しても細やかな配慮が行き届いています。馬などの乗り物は用意されていませんが、ファストトラベルポイントが非常に充実しているため、広大なマップであっても移動にストレスを感じる場面はほとんどありません。そうした利便性の高さも、ゲーム全体の満足度を大きく引き上げています。

- サムライとニンジャの二つのスタイルを切り替えながら戦う戦闘システムで、極限まで自由なキャラビルドが可能
今作の戦闘システムにおいて最も画期的なのは、「サムライ」と「ニンジャ」という二つのスタイルをリアルタイムに切り替えながら戦える点です。近接攻撃に特化し高い火力を誇るサムライと、素早い身のこなしで翻弄するニンジャ。これらを状況に応じて瞬時に使い分けることができるため、戦略の幅が劇的に広がりました。過去作では、一度ビルドを固定すると特定の武器や戦術だけでクリアまで突き進んでしまい、他の要素に触れる機会を逃しがちでしたが、今作では二つのスタイルを並行して育成できるため、多様なアクションを余すことなく体験できるようになっています。
武器のバリエーションも圧倒的で、ニンジャ(忍刀や鎖鎌など)とサムライ(鎌や二刀など)でそれぞれ7種類ずつ、計14種類もの武器種が用意されています。例えば同じ刃物であっても、鎌と二刀では攻撃速度や派生する技のパターンが全く異なるため、触るたびに新しい発見があります。これに守護霊や忍術、さらには陰陽術の組み合わせを加えることで、まさに十人十色のキャラビルドを追求することが可能です。
さらに特筆すべきは、育成に関する徹底したユーザーフレンドリーさです。レベルアップで得られる能力ポイントや、探索で手に入るスキルポイントの振り直しが、なんと「0コスト」で気軽に行えるようになっています。「この武器は自分にはしっくりこないな」と感じたり、道中で強力なレア武器を拾ったりした際、その場ですぐにビルドを再構築して試すことができます。この試行錯誤を一切制限しないシステムのおかげで、プレイヤーは常に新鮮な気持ちで自分だけの最強のスタイルを模索し続けることができるのです。


- 中毒性の高いハクスラ要素と、クリア後から始まる真のやり込み
ハクスラゲームとしての醍醐味である「装備収集」の楽しさも、本作では極限まで高められています。敵を倒した際に得られるドロップ品の量は凄まじく、特にボス戦の後には、拾い集めるのが一苦労なほど大量の装備品が溢れ出します。画面を埋め尽くす色とりどりのドロップアイテムを眺めるだけでも、ハクスラ好きなら思わず興奮してしまうような爽快感があります。
手に入る装備品には、「気力回復速度アップ」や「近接ダメージアップ」、「陰陽術の効果アップ」といった汎用的な効果だけでなく、特定のシリーズ装備を揃えることで発動する「揃え効果」という重要な要素が存在します。例えば、希少な装備のドロップ率を劇的に引き上げる「幸運」に特化した構成にするなど、目的に合わせた装備セットを考案する楽しみは尽きません。
また、メインストーリーをクリアした後も、さらなる深みがプレイヤーを待ち受けています。一度ゲームをクリアすると最高レアリティである「神器」装備が解禁され、同時に開放される高難易度モードで2周目に挑むことが可能になります。より強力な装備を求めて過酷な戦場へ舞い戻り、究極のビルドを構築していく過程こそが、本作の真骨頂と言えるでしょう。本編のクリア時間は約50時間ほどですが、ハクスラを愛するプレイヤーであれば、2周目、3周目と、その何倍もの時間を忘れて没頭できるはずです。


注意する点
- 難易度変更はできないので、アクションゲームが苦手な人には向かない
- ニンジャが強すぎて、サムライの出番があまりなかった
- メインストーリーとサブクエストにおける整合性の不一致を感じる場面があった
- 難易度変更はできないので、アクションゲームが苦手な人には向かない
本作をプレイする上で最も留意すべき点は、ゲーム内に「難易度変更」の機能が存在しないことです。最近のゲームに多い「ストーリーを楽しみたい人向けの低難易度モード」といった救済措置はなく、すべてのプレイヤーが等しく、過酷な戦場へと放り込まれることになります。
道中では、理不尽とも思えるほどの数で襲いかかってくる敵に囲まれて全滅したり、初見では回避不能な罠に嵌まって命を落としたりといった展開が日常茶飯事です。特にボス戦においては、力押しで勝てる場面は少なく、相手の攻撃パターンを死んで覚える「死にゲー」特有のプロセスが求められます。勝てない場合には、地道なレベル上げや、前述したシステムを駆使して現在のビルドを抜本的に見直すといった試行錯誤が不可欠です。
そのため、アクションゲームが苦手な方や、手軽にストーリーだけをサクサクと追いかけたいと考えている方にとっては、かなりハードルの高い一作であると言わざるを得ません。「何度も死ぬこと」をゲーム体験の一部として楽しめるかどうかが、本作を最後まで完走できるかどうかの大きな分かれ道になるでしょう。
- ニンジャが強すぎて、サムライの出番があまりなかった
本作の目玉である「サムライ」と「ニンジャ」の切り替えシステムですが、攻略が進むにつれて両者の性能差が顕著になり、バランスの偏りを感じる場面が多くなりました。結論から言えば、ニンジャの機動力と継戦能力が非常に高く、相対的にサムライの出番が少なくなってしまいがちです。
特に後半のボス戦では、敵の攻撃パターンが極めて複雑かつ高速化するため、タイミングのシビアなパリィを主体とするサムライよりも、素早い回避でリスクを抑えられるニンジャの方が圧倒的に適応しやすいのが現状です。さらにスキルの構成次第では、本来サムライが得意とするはずの「常世払い」をニンジャの回避アクションで行えるようになるため、ニンジャの万能性がより際立つ結果となっています。
また、リソース管理の面でも格差が見られます。残弾数に制限がある陰陽術などとは異なり、近接攻撃を当てることでリチャージされ、何度でも使用可能になる忍術の存在が、長期戦となるボス戦では便利すぎると感じました。その結果、「基本はニンジャで立ち回り、忍術を回しながら戦い、敵が大きな隙を見せた時だけサムライに切り替えて重い一撃を叩き込む」という、ニンジャ主体のプレイスタイルに固定されがちです。サムライスタイルならではの「これぞ」という独自の強みがもう一段階備わっていれば、より戦略的な使い分けが楽しめたのではないかと感じました。
- メインストーリーとサブクエストにおける整合性の不一致を感じる場面があった
ゲームの進行において致命的な支障があるわけではありませんが、メインストーリーの進捗状況とサブクエストの内容が矛盾している箇所があり、物語への没入感を削いでしまう場面が見受けられました。
具体的には、メインクエストの劇中では戦場の最前線にいるはずのキャラクターや、状況的に身動きが取れないはずの人物が、全く別の場所で開催されているサブクエストに平然と現れ、何事もなかったかのように依頼を伝えてくることがあります。広大なオープンワールドを自由に探索できる仕様上、どのクエストからでも着手できる自由度は魅力的ですが、その反面、物語の「いま、この瞬間の緊迫感」が薄れてしまうのは非常に勿体ないと感じるポイントです。
例えば、メインクエストが特定の局面に達している間は、一部のサブクエストの受注を一時的に制限したり、逆に物語の進行に合わせて会話内容が変化したりするような工夫があれば、より深く『仁王3』の世界観に浸りながらすべてのコンテンツを楽しめたのではないかと思います。自由度と物語の整合性をいかに両立させるかという点において、本作はやや粗削りな印象を残しています。
オンラインマルチプレイの仕様
協力プレイの特徴
- 常世動向を利用すればチュートリアルや一部の開放ミッションを除いてサブクエストなどや探索も含めて、一緒に進めることができる
- 離れられる距離に制限はないが、ホスト側がファストトラベルなどをすると強制的に転送される
- 個別にメニュー開いたりすることができる
- 全滅しても再募集の手間なく、常世同行を継続できる
- 蘇生し合うことができる
- アイテムの受け渡し(地面に捨てる)も可能
- レベル差があっても協力プレイ可能
- まだ観ていないストーリーがあるセッションには参加できない
協力プレイ環境
| PS5本体 | 2台 |
| ソフト | 2本 |
| コントローラー | 2台 |
二人協力プレイに掛かる費用
| ソフト代 | 5,000円×2本 ※2026年5月12日時点 |
| オンラインサービス | 必要 |
メインストーリーのクリアタイム
約50時間
夫婦コメント&評価
夫コメント

今作のオープンワールド化と常世同行の進化には、シリーズファンとして非常に満足しています。特に全滅しても再マッチングなしですぐにリトライできるテンポの良さは、難易度の高い本作において最高のストレス緩和剤になっていました。
戦闘面ではニンジャスタイルが少し万能すぎるきらいがあり、サムライの出番が食われがちな点は気になりましたが、それでも0コストでいつでもステータスを振り直せる自由度は画期的です。ハクスラ要素も相変わらずの中毒性で、ボスを倒した瞬間に装備が溢れ出す光景には毎回興奮してしまいます。
妻コメント

死にゲーとしての手応えはしっかりありつつも、自分のキャラクターに愛着を持って遊べる工夫が随所に感じられました。特にキャラクタークリエイトがとても細かく、理想の姿を作るのにかなりの時間をかけてしまいましたが、その甲斐あってオープンワールドの絶景を背景に写真を撮るのが本当に楽しいです。
一番嬉しかったのは、物語を少し進めるだけで外見変更や見た目装備の変更がコストなしで何度でも行えるようになること。手に入れた強い装備の見た目がバラバラでも、自分好みのスタイルを維持したまま攻略できるのが最高でした。夫と一緒にストーリーを同時進行できるので、難しいボスも心強かったです。